動画編集向けデスクトップパソコンの選び方｜10万円で買える格安モデル・4K動画を編集できるモデルも！

【結論】

性能はどちらも変わらないので、持ち運ぶかどうかで選ぶ

動画編集をするにあたって、性能・機能的にデスクトップ・ノートどちらかでできないことはありません。

おおよその価格帯もほぼ同じなので、以下の選び方で問題ありません。

• 【ノート】外出先でも持ち運んで作業する予定がある人
• 【デスクトップ】自宅のデスク環境でのみ作業する・環境をしっかり整えたい人

▼ノートパソコンが気になる方はこちら！▼

動画編集用のデスクトップPCがほしい！

実は、たった2つのポイントを意識するだけで動画編集用デスクトップパソコン選びを失敗する確率がグッと下がります。

その2つのポイントとは、

①自分の用途に合う必要スペックを知る

②Mac・Windowsは予算によって選ぶ

これだけです。拍子抜けするほど簡単ですが、それぞれの用途と予算さえ明確であれば、難しい知識はなくても大きく失敗することはまず無くなります。詳細はこのあと述べますが、

【結論】

• 最低でもCPU「第12世代 Core i5」メモリ「16GB」以上で選ぶ
  →動画編集初心者向けの予算10万円モデルの基準
• 副業・4K動画の編集をするならさらに高性能なものを
  →動画の読み込み・書き出しなど作業効率が上がる◎
• Mac・Windowsは好みだけで選んでOK！
  →価格や使えるソフトに差はないので完全に好み

これが失敗しないデスクトップパソコン選びの最初のステップです。

それでは詳しく解説していきます。失敗しないためにも【必読】がついた見出しだけはすべて目を通してください！

動画編集初心者の方がノートパソコンを買うなら10万円で買える安いモデルがおすすめ。下記の条件で選べばAdobe Premirere Proの推奨スペックも超えており、フルHD動画・短めの動画の編集には困りません。

CPU・メモリのスペックがこれ以下の性能だと、アプリが落ちたり、素材のダウンロードやエンコードに長時間かかったりとストレスになる可能性も。予算とスペックのバランスを吟味して検討しましょう。

副業等で動画編集をする・GoProなどで撮影した4K動画を編集するならもう一段階スペックの高いモデルを選びましょう。

AppleのMacシリーズなら、iMacを除いてどのモデルでも4K動画編集ができます。メモリやストレージは下記と同じものを選択できるため、参考にしてください。

Core i5とCore i7で迷った場合は、Core i7がおすすめ。価格差1~2万円で処理能力がかなり上がるため、長く使うことを考えると高コスパです。

GPU(グラフィックボード)は必須ではありませんが、 GPU搭載モデルの方がエンコード時間の短縮になったり、編集中データのプレビューがスムーズだったりとストレスが減ります。ただ、GPU搭載モデルは性能の分15万円以上と価格も上がるので予算・用途にあわせて検討しましょう。

▼他のデスクトップPCも気になる方はこちら！▼

ここまでのおさらいをしましょう。デスクトップパソコン選びで失敗しないためのポイントは、

 繰り返しになりますが、あまりこだわりがない方はここまで読んだらあとは価格が安いものを選択すれば間違いありません。

このあとはさらにこだわって選びたい、という方向けに記事を書いていきますので、興味がないよ、という方は以下のボタンをタップしておすすめ商品をご覧ください。

NECはサポート体制の厚さと音・映像の質が高いのが特徴です。ヤマハ製のハイレゾ対応スピーカーを搭載し、ブルーレイやテレビも視聴できるモデルもあります。

動画を見るのにパソコンを使いたい人や、パソコンの使い方を相談したい初心者には特におすすめです。

中でも一体型デスクトップパソコンが人気で、一般家庭向けなら「LAVIE DT」、ビジネス向けなら「LAVIE A」を選びましょう。

OSには大きく2つあります。OSは用途もしくは好みで選ぶだけで問題ありません。

Windows OSを搭載したパソコンはオフィスから一般家庭まで最も広く普及しています。

ビジネス向けソフトからゲームまで幅広いPCソフトに対応しているので、迷ったらWindowsを選べば失敗しません。ビジネスに大活躍するofficeが搭載されたモデルもあります。

比較的安価なモデルが多く、ラインナップも豊富なのが特徴です。国内外のさまざまなメーカーがWindowsパソコンに参入しています。

Mac OSはApple社製のパソコンにのみ搭載されているOSです。Mac OSのパソコンはデザインがおしゃれなので、インテリアとして楽しみたい人にもおすすめです。

iPhoneやiPadなどApple製品と連携できるのもメリットです。デザインや編集作業に向いているため、とくにクリエイターから人気があります。

一方で、Mac OSのデスクトップパソコンは機種の種類が少なく、価格も高い傾向にあります。

デスクトップPCはタワー型・一体型・小型/ミニPCの3種類があります。
同価格帯で比較すると、基本的にサイズが大きいほど性能も高い傾向があります。

自宅の作業スペースにもよりますが、基本的にはタワー型がおすすめです。売れ筋商品の80%がタワー型で、性能の良いものをコスパよく買えます。

「CPU」とはノートパソコンの頭脳のようなところです。性能が高ければ高いほどパソコンの処理速度が速くなり、負荷の高い作業にも対応できます。

デスクトップPCのCPUは「intel Core i3」または「AMD Ryzen 3」を基準とするのがおすすめです。コスパが高く、日常的にネットを見るのにもビジネス用にも快適に使える標準的なモデルが選べます。

とにかく種類がたくさんあって見分けづらいのがCPUですが、世代の違いが性能に最も影響を与えます。

大雑把な見方は、

「数字が大きければ大きいほど性能が高いCPU」

程度の認識で大きく間違えることはありません。

気になる方は「メーカー」「ブランド」「シリーズ」「世代」「カテゴリ」に注目することで比較的簡単に見分けることができます。

• メーカー・ブランド　→　Intel CoreとAMD Ryzenの2つがメイン
• シリーズ　→数字が大きいほど性能も上
• 世代　→　数字が大きいほど新しくて性能も上
• カテゴリ　→　性能やCPUの特徴を表すアルファベット

「メモリ」とはデータを一時的に保管する部分で、パソコンの動作の軽さに影響します。

ライトな使い方であれば4GBでも足りますが、複数のアプリをサクサク快適に使いたいなら予算10万円以内で収まるメモリ8GBのモデルを選べば間違いありません。

画像・動画編集をする予定の人は16GB以上を選びましょう。プロのクリエイターや複数のクリエイティブ系アプリを同時に使う場合でも、32GB以上あればほとんどの作業を問題なくこなせます。

ストレージとは写真や動画、資料、ダウンロードしたソフトなどのデータを保存するために必要なパーツです。「HDD」と「SSD」の2種類があり、処理速度の速いSDDと容量の大きいHDDが両方搭載されているモデルが一般的です。

基本的にはストレージは256GBあれば十分ですが、動画編集をしたり、PCゲームをするなら512GBが最低ラインです。

• 4K動画 1時間で45GB
• フルHD動画 1時間で13GB
• フォートナイト 30GB

など、動画やゲームは1本でも数十GBをすぐに消費します。最低でも512GBあれば、本体にデータをある程度保存しておけます。

もし写真や動画などのデータが大量にあってストレージが足りなくなった場合、外付けHDDやSSDを使用すれば後からでも簡単に容量を増設できます。以下の記事ではおすすめのHDD・SSDを紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。

PCゲームをする人や、動画編集などクリエイティブな作業にパソコンを使う人は映像を美しく映し出すために必要な「GPU(グラフィックボード)」についても考慮しましょう。

ただ、GPUがないPCでも動画編集は可能です。ソフトによってはCPUに内臓されているGPUだけでも十分作業可能なので、そこまで頻繁に動画編集しない人やコスパ重視な人はあまり気にしなくても問題ありません。

プレビューのカクつきを最大限回避したい人、長尺の重たい動画をたくさん編集する人は、GPU搭載のPCを選んだ方が快適に作業できます。

パソコンでDVDやBlu-rayを頻繁に使いたい人は光学ドライブのあるモデルを選びましょう。

光学ドライブは、CD・DVD・Blu-rayディスクなどの読み込みや書き込みができる機器です。動画や音楽鑑賞だけでなく、パソコンのバックアップを取るのにも使えます。

とはいえ、頻繁に使わない人や後から必要になった場合は光学ドライブを増設したり、外付けの光学ドライブを使う手もあります。もし欲しいモデルに光学ドライブが搭載されていなくても、無理に妥協する必要はありません。

【結論】

• デスクトップPCは基本的に有線接続が普通
• 無線LAN搭載モデルもある
• LANケーブルを繋ぎにくい・配線を少なくしたい人は無線LANがおすすめ

ノートパソコンなら無線LAN(Wi-Fi)でネットに接続できるのが当たり前ですが、デスクトップパソコンはそうではありません。

モデルによっては無線LANが搭載されていないため、あらかじめ無線LAN搭載モデルを選ぶか無線LAN子機を後から付けて無線化する必要があります。

【結論】

• PCにあまり詳しくない場合・相談しながら決めたい場合
  →家電量販店など店舗購入がおすすめ
• コスパを重視する場合・多くの選択肢から検討したい場合
  →メーカーから購入かAmazonなどネット通販がおすすめ

パソコンをどこで購入するかによって保証内容・価格・サポート内容が変わります。

コスパ重視、自分で選ぶのに不安がある、Amazon・楽天ポイントを貯めたいなど優先したい項目からどこで買うかも検討してみてください。

新品より中古のパソコンから選んだ方がコスパがいいのでは？と思う人もいるのではないでしょうか。

結論から言うと、新品より中古の方がコスパいい！とは言い切れません。

▼新品・中古のパソコンを買うメリット

中古の最大のメリットは安く買えることですが、中古のパソコンの中でいいものを見つけるにはある程度PCについての知識が必要です。バッテリーなどの状態がいいかどうか見極めるのはなかなか難しく、買ってすぐに壊れてしまうリスクもあります。

パソコンに詳しくない場合は、新品の中から安く買えるもの・コスパの良いものを探した方が安全です。

クリエイター向けPCといえばMac、というイメージも強いですが、動画編集はWindowsでもMacでもどちらでも可能です。使用できる動画編集ソフトや本体価格に差があるため、望む作業環境・予算によって決めましょう。

デスクトップパソコンの平均寿命は5~10年程度と言われています。どの機械も同じですが、使っているうちにパーツが徐々に劣化し、動作が遅くなるなど性能が落ちてきます。 

特に、異音がしたり突然電源が落ちたり、焦げ臭いにおいがした場合は要注意です。修理か長く使っているなら買い替えを検討しましょう。

なるべく寿命を伸ばすには、以下のように扱うのがポイントです。

• 電源はこまめに切る
• 暑さ・湿気・水気に注意する
• ホコリがたまらないように掃除する

パソコンをできる限り安く買いたい！という人は、安く買える時期をチェックしてみるのがおすすめです。パソコンを購入する場所によっても変わりますが、主な買い時は以下の通りです。

一体型以外のデスクトップパソコンはモニターを別で購入しなければいけません。

選び方のポイントは主に

• 画面の大きさ
• 画面の形状
• 光沢(グレア)・非光沢(ノングレア)
  

です。

それぞれ使用用途や好み、作業スペースをどの程度確保するかによって変わります。

デスクトップパソコンは何に使うのかによって性能や価格にかなりの差があります。賢く買うには、自分のライフスタイルと合わせてぴったりのモデルを選びましょう！