無線LAN子機のおすすめ10選｜USB接続にPCIe接続もご紹介！

インターネットの接続には有線と無線の2種類がありますが、パソコンすべてがどちらにも対応しているわけではありません。有線接続には対応しているが、無線接続は非対応、オプションで対応という製品もあります。有線で使う分には問題ありませんが、無線の方が便利という場面も多いですよね。

実は、無線接続に非対応のパソコンでも、無線に対応させる手段があることをご存じでしょうか。この記事で紹介する無線LAN子機を使用すれば、無線非対応の不満が解消されます。無線LAN子機にはUSB接続とPCIe接続の2種類があり、価格もそこまで高価でないため、購入しやすいです。これを使わない手はありません！

ここではそんな無線LAN子機について、USBポートに挿し込むだけのタイプと、マザーボードに挿して使うもの、さらに無線LANカードで簡単に使用できるものまでご紹介します。ノートPC、デスクトップPC問わず対応できますので、ぜひこの記事を参考にしてください！

LANとはLocal Area Networkの略で、簡単に言うとルーターの内側のネットワークすべてを指します。ルーターの外側はwANと言います。無線LANはケーブルレスなローカルエリアネットワークで、ほぼ同じ意味でWi-Fiと呼ぶこともあります。

無線LANのメリットは、電波の届く場所であればどこでもインターネットができること、ケーブルレスなのでポート数に依存せず接続できることの2つです。デスクトップパソコンなどで無線LANに接続するために必要な機器を、無線LAN子機と言います。

無線LANはケーブルレスで便利な反面、セキュリティに気を配らなければなりません。物理的に電波の届く場所であれば、セキュリティさえ突破すればただ乗りなどが可能だからです。

無線LAN子機にはUSB接続とPCIe接続の2種類があります。それぞれの特徴と違いを、ポイントを絞って解説します。ゲームなど高速な通信速度が必要な場合以外、大体はUSB接続の無線LAN子機で問題ありませんよ。

USB接続タイプの無線LAN子機は、安価で取り付けが簡単なことが特徴です。ノートパソコンやテレビなどに無線LAN子機を接続する場合は、USBタイプのみ使用可能です。USBポートに差し込んで、簡単な設定をするだけなので非常に手軽に使用できます。

一方でUSB接続タイプの無線LAN子機は、通信速度があまり出ないケースがあります。小型のモデルが多いのでアンテナの長さが短いことが、原因の1つです。またUSB2.0ポートの転送速度は40MB/sが最大です。最新の無線LAN通信規格でも、USBポートの速度に制限されます。

ノートパソコンはUSB接続の無線LAN子機のみの使用になります。USB接続の無線LAN子機でも、最近はUSB3.0に対応した製品もありますので、チェックしてみてくださいね。

PCIe接続の無線LAN子機は、USB接続の製品より受信感度、通信速度ともに優れた製品が多いです。PCIe接続の無線LAN子機は主に、デスクトップパソコンでマザーボードに挿して使用します。

無線LAN子機をマザーボードのPCIe接続端子に挿して使用するため、USB接続の子機に比べてアンテナが長いものが多いため、受信角が強いです。加えてUSB端子よりPCIe端子の方が早いため、通信速度でもUSBより早いのが一般的です。

PCIe接続の無線LAN子機は、パソコンケースを開いてマザーボードに取り付けるため、ある程度の知識が必要です。他にもPCIe端子が空いているかどうかも、無線LAN子機を購入する前にチェックしてくださいね。

無線LAN子機が使用できないスマートフォンやゲーム機、または無線LAN子機を使用しても受信感度が弱い場合は、Wi-Fi中継器を使用してエリアを広げましょう。Wi-Fi中継器はコンセントに差し込むだけで、無線LANのエリアを広げて電波を届けることが可能です。

Wi-Fi中継器は無線LANルーターの通信規格によって、選択する製品が異なります。安い製品なら数千円から購入できますので、電波が弱い場合や通信速度が上がらない場合は、チャレンジしてみてくださいね。

アンテナ内蔵・外付けの2種類の形状があります。

「アンテナ内蔵タイプ」は、USBと似たコンパクトなものが多く、携帯性にすぐれています。一方で、「アンテナ外付けタイプ」は、アンテナがあるため送受信感度が高く、内蔵タイプと比べると大きめの形状になっています。電波の向きを調整する必要性や設置場所を考えて選びましょう。

無線LANの速度は、通信規格に左右されます。通信規格はWi-Fi5（11ac）、通信速度は～Mbpsというように表記されています。子機のスペックが低いと、親機のパフォーマンスが十分に発揮できないため、無線LAN親機の通信規格を確認してから、無線LAN子機を購入するようにしましょう。

無線LANの通信規格は、2.4GHz帯と5GHz帯の2種類があります。2.4GHz帯は遅い代わりに障害物に強く、5GHz帯は速い代わりに障害物に弱い特徴があります。障害異物がないなら、5GHz帯を選択しましょう。

受信感度も通信速度に影響します。アンテナが長く、本数の多いものが通信速度が出やすいです。現在Wi-Fi6が宣伝されていますが、まだ対応している製品も無線LAN親機も多くありませんので、ひとまず選択肢から外しておいてもいいでしょう。

無線LANは電波の届く範囲であれば、物理的に接続が可能です。従ってセキュリティが重要になります。現在の無線LAN親機および子機は、WAPかWAP2という暗号規格を採用しているものがほとんどです。このケースではセキュリティは、気にかけなくて大丈夫です。

メーカーサイトなどで確認して、暗号規格がもしWEPだった場合は買い換えましょう。なぜならWEBは古い暗号規格で、10分ほどで解読可能だからです。

無線LAN子機はアンテナが大きい方が、受信感度、速度ともに優秀な傾向にあります。けれどもアンテナはモバイルノートなど、持ち運びするガジェットに取り付けるには邪魔です。本体サイズとアンテナのサイズ・数などは使用用途に合わせて選びましょう。

モバイルノートなら小型無線LAN子機がおすすめですが、ゲーム用ノートパソコンなど据え置きで、なおかつ通信速度が必要なケースではアンテナが長い方がおすすめです。

無線LAN子機の接続設定は、簡単なものがおすすめです。簡単な接続設定方式はAOSSやWPSですが、無線LAN親機が対応している必要があります。無線LAN親機が対応しているなら、それに対応した子機を購入しましょう。

AOSSやWPSが搭載されていない親機の場合は、パスワードやSSIDを事前に調べてメモしておきましょう。

無線LAN子機があれば、煩わしいLANケーブルは必要ありません。無線LANエリアのどこででも、自由にインターネットやゲーム、動画を楽しめます。自分に最適な無線LAN子機を購入して、快適なインターネットを楽しんでくださいね。