【どれが最強！？】CPUの選び方｜性能最強CPUもご紹介！

CPUって複雑すぎてよくわからない！

一番簡単にCPUを選ぶには、
表記されている数字が大きいほど性能も高いと考えればOKです。

たとえば「Core i3」「Core i5」を比べるなら、
「Core i5」の方が高性能です。

どのくらいの性能のCPUを選べばいいかわからない人は、
以下の3つから選べばまず失敗しません。

趣味やテレワークに使うなら…

• 第12世代 Intel Core i3 12100
• 第12世代 Intel Core i5 12400

クリエイターなどさらに高性能を求めるなら…

• 第12世代 Intel Core i7 12700

CPUはパソコンの頭脳とも呼ばれ、パソコンでデータ処理を行う中心的なパーツです。
CPUの性能がPC全体の性能を左右するため、パソコンにとって最も重要なパーツとなります。

CPUの性能が高いほどデータの処理速度が速くなるため、より快適にたくさんの作業をこなせます。ただし、性能が高いほど費用も高くなる傾向があるため、闇雲に高性能なものを選べば良いとは限りません。

使い道によって必要な性能も変わるため、自分に合ったCPUを見つけるのが重要です。

数多くのパソコンに搭載されているIntelは、CPUメーカーとして世界でトップシェアを誇っています。

メーカーに迷ったら、Intel製のものを選んでおけば間違いありません。

• Celeron
• Pentium
• Core
• XEON

と主に4つのブランドがあり、中でも「Core」が最も有名で一般的です。

「Celeron」は低価格省電力なブランドで、「Pentium」は、Celeronの上位版として挙げられます。また、「XEON」は業務用CPUブランドです。

AMD社のCPUは「Ryzen」というブランド名が有名で、性能からすると価格が抑えめでコスパがいいと評判です。

AMD社は映像性能を左右するGPU(グラフィックボード)」も生産しているため、CPUもグラフィック性能が高いのも特徴です。

4K映像や3D映像などを多用するPS5等のゲーム機、ゲーミングPCにも数多く採用されています。

各ブランドにはシリーズがあり、基本的には数字が大きければ性能も上です。

主にIntelのCoreシリーズとAMDのRyzenシリーズがありますが、
「Core i3」と「Ryzen3」など数字部分が同じなら性能も同程度と考えてOKです。

用途ごとに必要な性能は画像の通りで、
Core i5 または Ryzen5が標準的な性能と考えられます。

CPUの世代は、数字が大きいほど新しく性能もアップグレードされています。

世代が異なると厳密な性能差は一目では比較しにくくなりますが、同じ世代で比べた場合、シリーズの数字が大きい方が性能も上です。

「第○世代」と表記されていない場合は、シリーズの後ろの数字を見れば世代もわかります。

例

• Core i5-11400　→第11世代　
• Core i7-13700　→第13世代

世代の後に続く数字も合わせた「11400」「13700」の部分の名称は「プロセッサーNo.」といい、これも数字が大きければ性能も高くなります。

ひとつ注意したいのは、Ryzenシリーズは第4世代が2種類ある点です。

例

• Ryzen 5 3600　→第4世代　
• Ryzen 3 4300　→第4世代　
• Ryzen 5 5600　→第5世代　

シリーズの後の数字が3または4なら第4世代と考えましょう。

CPUの末尾についたアルファベットは、そのCPUの特徴・タイプを表しています。

カテゴリによって大幅に性能が変わることはありませんが、こだわって選びたい人・できるだけ性能の良いものを調べたい人は、カテゴリごとの性能差までチェックしてみてください。

実は、たった2つのポイントを意識するだけでCPU選びを失敗する確率がグッと下がります。

CPUの性能は「ベンチマークスコア」というCPU性能を総合的に数値化したもので具体的に比較できます。

ここでは、使用目的に合った性能をベンチマークスコアの数値ごとに紹介します。
おすすめCPUの型番も記載しているので、自分にあったCPU選びの参考にしてください。

Excel,Word,OutlookなどのOfficeを使用した事務作業だけ、
SNSや動画視聴だけをする方は、3000以上のベンチマークスコア数で十分快適に作業ができます。

ベンチマークスコア数3000程度の場合、マルチタスクや複数のタブを一度に開いてのネットの閲覧は負荷が高く、動作が遅くなる場合もあります。
もう少しスコア数の高いCPUが搭載されたパソコンがおすすめです。

複数のタブを開いてネット閲覧する方やテレワークでWeb会議がある方は、
ベンチマークスコア数8000以上のCPUが搭載されたパソコンがおすすめです。

【8000~12000】おすすめCPU

• 第8世代 Intel Core i5-8600K
• 第10世代 Intel Core i5-10500T
• 第4世代 Ryzen 3 4300G

Adobe PhotoshopやAdobe Premiere Proなどクリエイティブ用ソフトを使用して作業をすることが多い方は、
最低でもベンチマークスコア数12000以上のCPUを選びましょう。

簡単な画像編集や短い動画編集の場合はベンチマークスコア数15000前後でも作業可能です。しかし、高画質の画像・YouTube用の動画編集をするならベンチマークスコア数20000前後と、より高スコアのCPU搭載パソコンがおすすめです。

ベンチマークスコア数20000以上のCPUは高性能で、負荷の高いゲームや動画編集も楽々こなせます。また、3DCADといった重たいソフトの使用にも対応できるのもメリットです。

【20000~40000】おすすめCPU

1ランク下のベンチマークスコア15000~20000程度のCPUでも動画編集は可能ですが、より本格的に高画質な動画を編集したり、日常的に編集作業をするならこのクラスから選びましょう。動作も重くなりにくく、幅広い用途に対応できます。

ベンチマークスコア数40000以上のCPUは、非常に高性能で最上位クラスのCPUとして位置付けすることができます。

負荷の高い3Dゲームをプレイする際に最高のパフォーマンスが見込めるのはもちろんのこと、プロフェッショナルなクリエイティブ用途で使用するのにもおすすめです。

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高性能なCPUも欲しいけれど、価格が気になる方も多いのではないでしょうか？
以下の表はベンチマークスコア数ごとの価格のおおよその目安です。

一番安く購入できるのは「3000~5000」クラスです。しかし、使用用途によって、必要な性能は変わります。スコアが低ければその分できる作業も限られます。

そのため価格重視で選ぶ際は、必要なスコアの中からコスパのいいものを選ぶのがおすすめです。

以下の表では、ベンチマークスコア一覧からCPUごとの価格とコスパを詳細に記載しました。
価格・コスパ比較の参考にしてください。

※1USD＝135円換算

* ベンチマークスコア数はPassMarkを参考にしています

*引用元：https://www.tomshardware.com/reviews/cpu-hierarchy,4312.html

* コスパ：1円あたりのPassMarkのスコア。小数点第3位を四捨五入。

CPUで情報を処理しているのが「コア」です。

コア数が多いほど同時に処理できるデータ量も多く、処理速度も速くなります。

現在は複数のコアが採用された「マルチコアプロセッサー」が一般的で、

• クアッドコア(4コア)
• ヘキサコア(6コア)
• オクタコア(8コア)

の3種類が主です。

コア数が増えると処理性能が上がる理由は、以下の画像のように考えられます。

スレッド数とは、1つのコアが同時に処理できるデータ量を示していて、数字が高いほど性能も上がります。

コア数が物理コアと呼ばれるのに対し、スレッド数は論理コアとも呼ばれます。実際のコア数が増えるわけではありませんが、1つのコアの処理性能が高ければ、コア数と同じく処理性能は高く速度も速いことになります。

クロック数(動作周波数)は、CPUの処理速度を示す数値を指します。

単位はHz(ヘルツ)で表され、コア数・スレッド数が同等のCPUの場合は、クロック周波数が高いほど同じ時間内でより多くの処理が可能です。

しかし、処理速度が速くなるほど発熱量や消費電力の目安であるTDP(熱設計電力)も大きくなります。そのため、クロック周波数の数値が大きい場合は、大型の電源やCPUクーラーの用意が必要です。

CPUが高温になると、場合によっては処理速度が遅くなったり、故障の原因となることもあるため注意が必要です。

キャッシュとはCPUに内蔵されているメモリのことで、受け取ったデータを一時的にキープする場所を指します。

キャッシュ容量が大きければ処理性能も高くなりますが、そもそも高性能なCPUの方がキャッシュ容量も大きくなっているため、同程度の性能のCPUならキャッシュ容量による性能さはほぼありません。
そのため、CPU選びの際にチェックする項目としては優先順位は低めです。

デスクトップに比べノートパソコンCPUの場合、性能よりも携帯性が重要となるため、同じ型番でもデスクトップCPUに比べ性能が劣ります。

また、デスクトップCPUの場合、物理的なスペースにも余裕があるため、拡張性に優れているのもポイントです。

同じ第12世代 Core i5のデスクトップとノートPC向けのCPUの違いを、ベンチマークスコア数を参考に表にまとめました。

【結論】

• 同じような型番の場合、デスクトップCPUの方が20%前後性能が高い

本来デスクトップとノートパソコン向けCPUを直接的に比較はできません。

ここではあくまでデスクトップのCPUと似た型番だから性能が良い！と思わず、性能が劣るとだけ認識してください。

▼パソコン選びならこちらの記事をチェック！▼

CPUとGPUは目的や処理をする対象とスピードが違います。
CPUはパソコンの中でより汎用的な処理を行うのが目的なのに対し、
GPUは画像をより高速に処理するのが目的です。

GPUの性能が上がれば上がるほど、ゲームなどの映像を滑らかにできるなど、映像・画像をより綺麗に映せます。

ただし、性能が高いほど価格が高くなるため、CPUと同じようにご自身にあった性能のものを選ぶのがおすすめです。

GPUについてさらに詳しく知りたい人は以下の記事もチェックしてみてくださいね。

APUとは、AMD社で制作されたCPUとGPUの機能を一つのチップに集めた統合プロセッサのことを指します。

コンピュータ全体のチップ数を削減可能なため、同じ機能のCPUやGPUに比べてコストを抑えられるだけでなく、低消費電力が実現できるといったメリットもあります。

また、CPUとGPUがプロセッサ内部で直接通信可能なため、同世代製品の組み合わせよりもグラフィックス処理、ビデオ処理の性能が上がるといったポイントもあります。

ただ、ゲームなどGPU性能が重要となる場合には処理能力が限られてくるため、GPUを個別に購入することをおすすめします。

パソコンの頭脳とも言われるCPUの選び方についてご紹介しました。CPUは見た目は同じように見えても、性能や価格は全く異なります。自身の用途を把握すれば費用を抑えることもできるので、今回の記事を参考にご自身にあった最強CPUを見つけてくださいね。

現状発売されている全てのPCに搭載されているCPUのスコアをまとめています。

記事で紹介していないCPUも存在しますので、CPUの徹底比較をしたい方はこちらを参考にしてみてください。

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