【コスパ最強】安いマザーボードおすすめ11選｜Intel12世代やCPUセットも【2023】

自作PCに必要なマザーボード。初めてPCを組む初心者にとっては性能・役割などわからないものが多いですよね。またRyzenなどのマザーボードは数万円する高額なパーツなので、なかなか手を出せずハードルが高く感じます。

そこで今回は初めてPCを組む方におすすめの価格の安いコスパ最強のマザーボード11選をご紹介します。安いマザーボードであれば購入もしやすくなるので、比較的挑戦しやすいですよね。特にIntel12世代のマザーボードは価格が安いのでおすすめです。また安いといえども性能・耐久性に問題があるわけではありません。

この記事ではおすすめ製品の他にもマザーボードの役割・選び方・おすすめのCPUセットなども解説します。自作PCを組んでみたいと考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

マザーボードはCPUやメモリ、グラフィックボードなどの各パーツに電気を送る「電子回路基板」の役割を担っています。パソコンの土台となるので、PCの性能に大きく関わります。

そのため、マザーボードを選ぶ際は自分が望むPC性能に最適かどうかをチェックしましょう。また、PCケースに一度マザーボードを取り付けると取り外しが面倒です。ずっと使いたいなら、拡張性も考えて選んでください。

マザーボードを選ぶ時に役に立つ基本知識を押さえましょう。チップセットとCPUソケットについてご紹介します。

マザーボードに付いているパーツにチップセットがあります。チップセットは、マザーボードに搭載するPCパーツの制御、管理する役割を担っており、Intel製とAMD製の2種類があります。Intelなら「Z490」、AMDなら「X570」「B450」が人気。製品によって搭載できるCPUやメモリが決まっているので確認が必要です。

CPUソケットはCPUとマザーボードを取り付ける部分です。CPUソケットとチップセットの規格が合っていないと取り付けられないので、選ぶときはソケットとチップセットの規格を必ず確認しましょう。

【ソケットとチップセットの規格】

• Intel製CPUの主な規格は「LGA1151」：すべてではありませんが第6世代～第9世代までのCPUに対応。
• AMD製CPUの主な規格は「AM4」：AMDから販売されているRyzenのCPUに対応。

価格の安いマザーボードと高いマザーボードの違いは下記の6点です。

• 各拡張カード(SSD・グラフィックボードを搭載するところ)のスロット数・インターフェイス(USB・SATAポート)数の違い
• 機能性の違い(例：処理能力を向上させる機能であるオーバークロック耐性)
• 安いマザーボードだとBluetooth・無線LANが使えないものもある
• 高いマザーボードの方が音質がいい
• 高いマザーボードは光るなど、見た目が豪華
• チップセットの性能が異なる

耐久性は価格が安くても高くても同じです。ハードな使い方をしているとどちらも早く壊れます。違いはマザーボードの性能に大きく関わる点です。そのため高スペックPCを組みたい方には安い製品は向きません。

まずは、CPUソケットの種類を確認をしましょう。上記でも触れていますが、Intel製CPUの主な規格は「LGA1151」です。他にもLGA1151ｖ2・LGA1200・LGA1700などがあります。

AMD製CPUの主な規格は「AM4」。他にも「sTR4」「FM2+」などがあります。チップセットと合わせて、最適な規格かどうかをチェックしましょう。　

ATXは305×244mmサイズです。ミドルタワーやフルタワーなどの大きめのPCケースに搭載する方におすすめ。ATXはSATAケーブルなどの接続端子が豊富で拡張性に優れています。また、高性能CPUやグラフィックボードを搭載できるのがメリット。動画編集やFF14などのPCゲームを存分に楽しみたいに最適です。

Micro-ATXはATXよりもコンパクトな244×244mmサイズです。ミニタワーといった小型ケースに収まりますが、大型ケースでの運用も可能。ATXよりも小型なので接続端子の数が少ないです。高性能なCPU、グラフィックボードを搭載できる製品もあるので、ゲームや編集作業などをする方に向いています。

Mini-ITXはさらにコンパクトサイズの規格。170×170mmサイズで小型のPCケースに収まります。SATAケーブルの接続端子数は少ないので拡張性が劣ります。そのため、高性能PCを作りたい方には向いていません。また、他の2つに比べると価格が割高。どうしても小型PCを作りたい方やサブとしてPCが欲しい方におすすめです。

メモリスロットは、主記憶装置(メインメモリ/RAM)を搭載するための細長い挿し込み口です。マザーボードに搭載されているチップセットの規格によって、搭載できるメモリの規格が違うので意識しましょう。

主流はDDR4規格のメモリです。DDR3規格のものも販売されていますが、1つ前の規格でチップセットも旧式なものが多いです。そのため、PCのスペックが劣る可能性があります。

自分がPCで何をするかによって適切なマザーボードは違います。そのため、使用目的に合ったマザーボードを選びましょう。

PCでがっつりゲームを楽しみたい方や動画編集をしたい方は、ハイエンドマザーボードがおすすめです。一般的なマザーボードよりも性能がいいのが特徴。高額な製品が多いですが、高負荷な作業をする方に最適です。

文章入力やネットサーフィンの軽い作業しかしないのであれば、ミドルレンジやローエンドマザーボードがおすすめです。軽い作業の場合、高負荷がかからないのでマザーボードの性能はあまり気にしなくても問題ありません。

インターフェイスは、PCを拡張するのに必要なPCI ExpressとSSDや光学ドライブを接続するSATAをいいます。ここでは、インターフェイスについてご紹介します。

PCI Expressは必ずマザーボードに搭載されています。グラフィック性能を向上させるグラフィックボードや音質をよくするサウンドボードなどPCを拡張するためのインターフェイスです。

PCI Expressには種類があるので、搭載したいパーツの規格と合っているかを確認してください。また、マザーボードのサイズによって搭載されているPCI Expressの数は違います。自分に必要な数を搭載しているマザーボードを選びましょう。

SATAはSSDやHDD、光学ドライブなどのストレージをマザーボードに認識させるためのインターフェイスです。自作PCを組むときは必ずといっていいほど使います。SATAもPCI Express同様にマザーボードに搭載されている数が製品ごとに違うので確認しましょう。

また、SATAの規格によっては転送速度が違う場合があります。転送速度が速いものは、高額な製品に多いです。

ASUSはPC関連製品を多く取り扱っている台湾の大手メーカーです。自作PCを組む多くの方に選ばれています。初心者におすすめのローエンドマザーボードから高性能なマザーボードまで、ラインナップが豊富なのが特徴です。新型のCPUにも対応しているので、迷ったらASUSを選びましょう。

ASRockは無線ルーターや業務用ワークステーションなどを取り扱う台湾メーカーです。マザーボードの2種類のCPUを取り付けられる製品といった他メーカーにはない独自のマザーボード製品を生み出しています。現在では5つのシリーズを展開しており、初心者からでも使えるモデルを数多く販売しています。

MSIは赤色のイメージカラーが特徴の台湾メーカーです。1986年生まれの老舗メーカーで、多くのユーザーから信頼されています。オーバークロック向けのマザーボード製品が多いのが特徴です。

ゲーミングチームとスポンサー契約を結んでおり、プロゲーマーなどの選ばれています。ゲーミングPCを組みたい方にチェックしてほしいメーカーです。

GIGABAYTEは、グラフィックボードやPCケースなどPC周辺機器を取り扱う台湾メーカーです。耐久性に優れているのが特徴。また、ユーザーの好みに合わせてRGBの色合い設定できます。透明のPCケースに入れてLEDライトを楽しみたい方におすすめのメーカーです。

SUPERMIICROは、主に企業向けのPC関連製品を取り扱っています。そのため、マザーボードの中でもハイエンドモデルの製品が多いのが特徴です。Intel「Xeon」やAMD「Opteron」などサーバー向けに開発されたCPUを搭載できます。企業向けなので、個人で使う場合はあまりありません。しかし、独立して仕事をしたいと思っている方はチェックしましょう。

時代に合わせて進化してきたIntelですが、最新はIntel12世代となっています。11世代と12世代の違いやどのように進化したのか気になりますよね。まずIntel12世代は「ハイブリッドアーキテクチャ」を採用しており、Intel11世代より高速かつ電力の効率が上昇しています。

Intel11世代はすべての高性能コアが一斉に処理しますが、Intel12世代は高性能コアの「Pコア」と高い電力効率の「Eコア」と分かれて処理するため、より効率的にタスク処理が可能となりました。なおメモリ・ストレージ、さらには通信も次世代型に対応した最新式となっています。

またIntel12世代のCPUとマザーボードのソケット形状は「LGA1700」となっており、安いものであれば1万から2万円台で購入可能です。ただし1～11世代から12世代に交換する場合は、ソケット形状の互換性はないので、12世代のCPUと一緒にIntel600シリーズのチップセットを搭載したマザーボードを購入する必要があります。

マザーボードは高性能な製品でも安く購入は可能です。そのため、初心者でもゲーミング向けのハイスペックPCを組めます。この記事を参考にぜひ、自分だけのオリジナルPCを組んでみてください。