ゲーミングマザーボードのおすすめ11選｜性能の違いや選び方、コスパ最強も！

マザーボードには規格があり、特定のパソコンパーツしか搭載できないので、パソコンのスペックを大きく左右する重要な部品となります。他のパソコンパーツと同様に、マザーボードもさまざまな種類があるので、マザーボード選びで迷っている人も多いと思います。

今回は、高いスペックが求められる、ゲーミングマザーボードの選び方とおすすめ商品11選をご紹介します。マザーボードのチップセットにより、搭載できるCPUの世帯が決まるので、おすすめのマザーボードのチップセットも詳しく解説します。最新の第12世代対応や、コスパ最強モデルも必見です。

マザーボードとは、CPUやGPU等の各種パソコンパーツを接続する役割を持ち、パソコンを動かすのに非常に重要な役割を持ちます。ゲーミングマザーボードは、普通のマザーボードよりもサイズが大きく、拡張性が高いのが特徴です。

チップセットは他の部品と異なり交換が難しい上に、特定のパーツしか互換性を持たないので、パソコンの性能を左右します。ゲームを快適にプレイしたい人は、最新のパーツに対応した新しいマザーボードがおすすめです。

チップセットは、CPUの情報を他のパーツに伝える役割を持ち、マザーボードでは非常に重要な部品です。チップセットによって、CPUの対応世帯や、入出力端子の個数が異なります。Z590やX670等のハイエンド品を除いた、スペックの比較表は以下の通りです。

マザーボード性能を左右するチップセットは、GPUやCPU等と異なり、取り替えが利かないので慎重に選ぶ必要があります。

マザーボードにはCPUが標準搭載されていないので、マザーボードを選ぶ前にCPUを購入する必要があります。AMDとIntelの2つのメーカーからCPUが販売されているので、各CPUメーカーの特徴について説明していきます。

一般的な用途のパソコンではIntelのCPUが人気なのに対し、ゲーミングパソコンではRyzen製CPUの人気が高いです。RyzenのCPUはコスパが高いので、安くて性能のいいCPUを求めている人におすすめです。

Intel製のCPUよりもコア数が多いですが、大きな遅延が発生しやすく、負荷が重くなると処理性能が低下するのが欠点です。処理速度を重視する人は、IntelのCPUを選びましょう。

昔はIntelのCPUの方が処理能力が優れていましたが、RyzenのCPUの技術が急激に向上したので、Ryzenに対する性能の優位性が小さくなりました。RyzenのCPUに比べて価格が高いので、ゲーム用途では人気が下火になっています。

ただし、RyzenのCPUに比べて演算の安定性が高く、フレームレートを高めやすいです。遅延の小ささが重要なFPSゲームを行っている人は、IntelのCPUがおすすめです。

普及価格帯のゲーミングマザーボードでは、第10世代のIntel製CPUや第3世代のAMD製CPUに対応しています。一方で、最新の製品では、第12世代のIntel製CPUや第5世代のAMD製CPUに対応しています。

CPUソケットの種類はチップセットによって異なるので、装着するCPUに対応したチップセットを選びましょう。

メモリスロットの規格には世帯があり、DDR4が最新の世帯となります。販売されているマザーボードはほとんどDDR4に対応していますが、古いマザーボードではDDR2やDDR3にしか対応していないものもあります。

同じDDR4対応の製品でも適合クロックが異なり、マザーボードとメモリのクロックが合致しないと、メモリが認識されない場合があります。高性能なメモリを差し込む場合は、マザーボードの対応クロックも確認しましょう。

大きさが305×244mmのATXは、ミドルタワーPCやフルタワーPC向けの比較的大型の規格です。メモリースロットが4～8個あり、拡張スロットの数も多いので、性能を重視する人におすすめです。

SATA端子やUSB端子の接続端子も豊富にあり、周辺機器やストレージの接続を行いやすいのも魅力的です。

MicroATXは、大きさが244×244mmと比較的コンパクトで、ミドルタワーPCだけでなくミニタワーPCにも向いているので、小型PCを使う人におすすめです。

サイズが小さい分拡張機能が抑えられていて、メモリースロットが2～4個と比較的少ないですが、一般的なゲーミング用途では性能不足にはなりません。

大きさが170×170mmのMini-ITXは、非常にコンパクトで超小型パソコンでも搭載できるのが特徴です。ただし、拡張スロットが1基しか付いていないので、他の規格に比べて拡張性に劣ります。

高性能化が難しい上に、価格も高めなので、コスパは劣ります。パソコンの性能を重視する人は、他の規格を選びましょう。

マザーボードの機種によって、入出力端子（USB・HDMI）や、インターフェース（スロット・コネクタ）の数が大きく異なります。マザーボードの規格だけでなく、接続端子の数もチェックしておきましょう。

入出力ポートとは、パソコンの周辺機器を接続するのに使われる端子で、映像出力端子とUSB端子に分けられます。映像端子には、HDMI・DisplayPort・DVI・D-subの4種類があり、映像端子によって対応解像度や、リフレッシュレートが異なります。

USBにも規格があり、端子の種類によって形状や転送速度が異なります。USB3.2が一番速い規格となるので、周辺機器の遅延が気になる方は、USBポートの規格も考慮しましょう。

インターフェースとは、パソコンパーツを接続するのに使われる端子で、SATA端子とPCI端子に大きく分けられます。チップセットによってインターフェースの数が異なり、高価なグラフィックボードになるほど、SATA端子の数が多くなる傾向にあります。

メモリスロットとPCI（拡張）スロットの数に関しては、グラフィックボードの大きさに比例して多くなります。拡張性を重視する人は、大型のグラフィックボードを選びましょう。

ゲーミングマザーボードの中には、パソコンやメモリの高速化を行うオーバークロックができる製品が存在します。パソコンの性能を上げたい人は、オーバークロック可能なチップセットを搭載した商品を選びましょう。

オーバークロックを行いすぎると、CPUやメモリの寿命を縮める場合があるので、少しずつクロック数を高めていきましょう。

無線LAN機能があると、LANケーブルをつなげなくてもインターネットに接続できるようになるので、ネットサーフィンを楽に行えるようになります。

接続速度に関しては、有線LANの方が速いので、ゲームの快適性には影響を及ぼしません。そのため、オーバークロックやマルチGPUに比べると重要度は低いです。

マルチGPU機能が搭載されたマザーボードならば、GPUの性能を高められるので、負荷の重い3Dゲームを行っている人におすすめです。

高性能なグラフィックボードでは、消費電力が数百Wと非常に大きく、電力不足になる場合が多いです。グラフィックボードを2枚以上指す時は、高性能な電源を用意しましょう。

台湾の老舗マザーボードメーカーであるMSIは、高品質なマザーボードを販売しており、プロゲーマーから人気のあるメーカーです。

GAMING PLUSシリーズは、コスパの高さからAmazonで非常に人気があります。GAMING PLUS MAXなどのデザイン性に優れた製品もあるので、見た目を重視する人にもおすすめです。

マザーボードでトップクラスのシェアを持つASUSは、ローエンドからハイエンドの製品まで幅広く取り揃えているので、初心者ゲーマーにもおすすめです、

エントリーモデルのTUFシリーズは名前通り耐久性が高く、日本語のサポートも充実しています。そのため、信頼性の高いマザーボードを求めている人におすすめのメーカーです。

台湾のパソコン関連のメーカーである、GIGABYTEのグラフィックボードは、高い耐久性とコストパフォーマンスで定評があります。

商品のラインナップも豊富にありますが、他のメーカーに比べると地味なマザーボードが多いです。派手なゲーミングマザーボードが欲しい人は、他のメーカーの製品を選びましょう。

台湾の部品メーカーであるASRockは、個性の強いユニークなグラフィックボードを販売するメーカーとして有名です。他のメーカーに比べて価格が安い分、機能が抑えられているのが特徴です。

親会社のASUSと異なり、日本語のサポートに力が入れられていないので、初心者には取り扱いづらいのが欠点です。

自作PCケースには、ATXケース・microATXケース・Mini-ITXケースの3種類があり、それぞれ対応する規格のマザーボードしか装着できません。また、ケースサイズが小さいと、大型のGPUやDVDドライブを装着ができません。

サイズや冷却性能が高いほど、PCの性能を高めやすいので、大型で空気が流れやすいパソコンがおすすめです。自作パソコンケースの中には、内部の見えるデザイン性に優れたものもあります。詳しくは下記の記事を参照ください。

マザーボードのチップセットによって、対応するパソコンパーツが異なるので、商品によってパソコンの性能が大きく変わります。マザーボードの選び方を理解した上で、拡張性に優れたハイエンドマザーボードを購入して、ゲームを快適にプレイできるようにしましょう。