動画保存向けUSBメモリのおすすめ7選｜スマホ動画をUSBに保存する方法も

一般的に動画はデータ容量が大きいですが、USBメモリに保存できます。ただし、動画のデータ容量を上回るUSBメモリの容量が必要になるので、大きめの容量サイズのUSBメモリを選ぶことが必須となります。

また、容量だけでなくデータの転送速度も大切です。容量が大きいデータはデータの書き込みや読み込みに時間がかかりますが、転送速度が速い規格のUSBメモリなら転送のスピードアップができるので時間の節約になります。

この記事では、スマホやDVDの動画保存を目的としたUSBメモリを選ぶポイントと動画保存におすすめのUSBメモリ7選を紹介します。また、動画をUSBに保存する方法も解説しているので、ぜひ参考にしてください。

動画を保存するにはどのくらいのUSBメモリのスペックが必要なのでしょうか？ファイル形式によっても変わりますが、たとえば約2時間30分の動画なら16GBのUSBメモリが必要です。

およそ映画1本分の時間なので、もっとたくさんの動画を保存したい場合にはさらに容量の大きなUSBメモリを用意します。また、通常のHD動画を基準とした場合、フルHD動画は約倍、4K動画は約5倍の容量が必要です。

容量が大きければ大きいほど保存できるデータ量も増えますが、それと同時に容量が大きくなるほど価格も上がるので、何時間でどれだけの動画データが保存できるのかまた、どんな用途でUSBメモリを使うのかを事前に考えて、コストとのバランスを取りましょう。

今まで大容量の動画データの保存は、CDやDVD・BDのイメージを持たれていてUSBメモリでは入らないと思っていらっしゃった方も多いと思います。しかし、大容量のUSBメモリであれば長尺の動画も手軽に保存して持ち運びできます。

ワード・エクセルで作った書類のようなデータサイズの小さいものだけを扱う場合は4GB・16GBのUSBメモリで充分ですが、動画・音楽などデータサイズの大きいものや高画質の映像を保存する場合には256GB以上で1TBほどのデータ容量があった方が安心です。

USBメモリにはそれぞれ規格があり、年々新しい規格が開発されています。最近では2008年に策定されたUSB3.0の規格がよく採用されています。規格によってデータの転送速度が変わるので、規格と共に転送速度を確認しておきましょう。

USB2.0の転送速度は理論値で最大480Mbpsですが、USB3.0の転送速度はで最大5000Mbps（5Gbps）と約10倍のスピードアップが見込めます。転送速度は接続しているデバイスによっても変わってきますが、USB2.0とUSB3.0では大きな差があることがわかります。

USBメモリはメーカーによって価格が変わります。国内メーカーよりも海外メーカーのUSBメモリの方が安い傾向にあります。ただし、無名海外メーカーのUSBメモリは製品のクオリティが低く、すぐに壊れてしまう可能性があります。「Transcend」「BUFFALO」などの有名メーカーであれば信頼性が高いと言えます。

USBメモリを使う際には接続端子を確認しましょう。最も主流な接続端子はUSB Type-Aで、ほとんどのパソコンにはこのポートがついています。USB Type-CはUSB 3.1で制定された比較的に新しいUSBコネクターで、アップルのMacBookやAndroidスマホなどにポートが付いています。つまり、Type-CのUSBメモリがあればスマホに接続でき、オフラインでも動画や音楽を楽しめます。

パソコンからUSBに保存する場合は、汎用性の高いUSB規格である「TypeA・TypeC」で接続できます。しかし、基本的にiPhoneやiPadなどのアップル製品には、独自端子であるLighningの規格が使われているので、アップル製品のデータを保存したい場合はLightningを選びましょう。

データを出し入れするUSBメモリにセキュリティ機能があると安心です。データを暗号化できる機能がついていれば、暗号を解除しない限り大事なファイルを第三者に読まれる心配はありません。また、ウイルスチェックができるUSBメモリもあり、デバイスに接続してすぐにウイルスを検知・除去してくれます。

ここではPCの動画をUSBに保存する方法を解説します。ぜひ参考にしてください。

1. USBをPCにセットする
2. コピーしたい動画が入っているフォルダーを開く
3. コピー先のUSBフォルダーを開く
4. コピーしたい動画をコピーする
5. USBフォルダーにペーストする

昨今、YouTubeやインスタなどのSNSの普及により、スマホで撮影した動画や写真を共有する機会が一般大衆化してきました。スマホ動画の保存にも大容量USBメモリが携帯性に優れ気軽に持ち運べるためおすすめです。それでは、さっそくスマホからUSBに保存する方法を手順に沿ってご説明します。

1. スマホの外部ポートにUSBメモリを接続します。
2. ファイルアプリを使って、USBメモリの接続を認識しているかを確認します。
3. 写真アプリを開いて保存したい動画や写真データを選択。
4. 選択データを共有アイコンからファイルに保存を選択し、外部USBメモリを選択すれば保存できます。
5. 最後に外部USBメモリを開いて選択したデータが保存されているか確認しましょう。

細かな部分は、お使いのスマホによって変わってきますが、上記の方法がUSBに保存する流れになります。

DVDの動画をUSBメモリに保存できると、外出先でも動画をオフラインで楽しめます。自作のDVDならデータをそのままUSBメモリにコピーできますが、市販のDVDにはコピーガードがついているので、まずはそれを解除する必要があります。

DVDのリッピングソフトがあれば、DVDをMP4・WMV・MKV・FLV・F4Vなどの動画形式に自在に変換できます。基本的には動画をMP4に変換しUSBメモリにデータを送ると、スマホやタブレットなどでどこでも動画を楽しめます。個人で楽しむ目的なら動画のコピーは問題ないのですが、サイトにアップロードするのは違法なので気を付けてください。

テレビにUSBメモリを接続すれば、テレビでも動画を楽しめます。テレビにUSBポートがついている場合はそこに接続するだけですが、ない場合は仲介となるメディアプレイヤーが必要です。そういった機器にはHDMI・コンポーネント・RCAコンポジット・VGAなどの出力端子がたくさんついているので、大抵のテレビにうまく接続できます。

対応している動画ファイルの種類も多く、MP4以外のMPEG1・MPEG2・Real Videoの場合でも動画再生ができるので安心です。メディアプレイヤーがあれば、パソコンがなくても直接テレビに映し出してデータを確認できます。

実はUSBメモリには寿命があります。その寿命は使用方法や製品にもよりますがだいたい3年と言われています。そして寿命を迎えると、保存していたデータが開けなくなったり、新しく保存しようとするとエラーが発生したりするようになります。USBメモリを少しでも長く使いたい方は以下の対策をとるようにしましょう。

• ハイスペック製品を買う
• 定期的にPCに接続して通電する
• 必要以上にデータを保存しない
• 頻繁な書き換えをしない
• 落下や損傷に気をつける
• 高温多湿環境・ホコリは極力避ける

ただUSBメモリでは、以上の対策をとっていても突然データが消えることもあります。消えては困るデータの管理には、HDDを使用しましょう。

USBメモリは、長期保存ができる壊れにくいメーカーのもの・大学生におすすめのもの・高速で大容量のものなどさまざまな種類があります。以下の記事では特徴別にUSBメモリをご紹介しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

USBメモリは書類のような小規模なデータを取り扱うイメージがありますが、容量の大きい動画も保存できます。USBメモリに動画を保存できれば、スマホやタブレットなどに繋いで、インターネットを介さずに動画を楽しめます。USBメモリをうまく使って動画を快適に視聴しましょう。