セキュリティ機能付きUSBメモリおすすめ9選｜パスワードロックやフリーソフトも

誰もが気軽に使えるUSBメモリは簡単にデータの持ち運びができ、容量もユーザーの用途に合わせて最適なものを選べるので人気です。また、最近ではデザイン性に凝ったUSBメモリも増えています。

しかし、USBメモリは紛失・盗難ウイルス感染・情報漏洩などの恐れがあり、使用する際には気を付ける必要があります。情報漏洩や個人情報の流出などの不安も多く、特に組織や企業で使う際は暗号化などのセキュリティ対策が非常に重要です。

大切なデータをしっかりと守るためには、どうすればいいか知らない方も多いです。そこで本記事では、セキュリティ対策の目的や方法に加え、セキュリティ機能付きおすすめUSBメモリ10選や選び方も紹介します。インストール不要のパスワード付きやフリーソフトなども必見です。セキュリティ対策に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

USBメモリは小さくて持ち運びが便利なうえに、誰でも簡単に使える記憶機器です。しかし、使用の際にはさまざまなリスクが伴います。残念ながら、現在でもウイルス感染の事例はなくなっていません。

また、小さいがゆえに紛失したり、盗難にあったりする恐れもあります。さらに、USBメモリにセキュリティ対策をしなければ、誰でも簡単に情報を盗み出せてしまいます。

USBメモリはソフトを使ってメモリ内のデータを暗号化できます。フリーソフトだけでなく標準搭載されているものもあるので、自分が使っているUSBメモリを確認しましょう。

セキュリティ対策のフリーソフトはいくつかあります。フリーソフトを使えばUSBメモリ内のデータを無料で暗号化できます。初心者でも簡単にインストールでき、取り扱うファイルが小さいものであれば4GB程度でもかなりのファイルを保存できるのが魅力です。

初期設定する際にパスワードを設定すれば、パスワードを知っている人しかファイルの読み書きができない仕組みです。しかし、パスワードを忘れてしまうとファイルを開けない点には注意してください。

USBメモリ自体を暗号化するセキュリティシステムです。OSの標準機能で対応できますが、MacやWindowsなどOSによって暗号化の方法は異なります。

Macは「Finder」、Windowsには「BitLocker」などの独自の暗号化のソフトが導入されています。BitLockerの「AES方式」は暗号技術がアメリカ政府が標準技術として定めており、日本でも推奨されている技術です。

パソコンがウイルスに感染するように、USBメモリもウイルスなどに感染したパソコンに繋ぐと、コンピューターウイルスに感染する恐れがあります。また、ウイルスに感染したUSBメモリから別のパソコンにも感染する可能性があります。

ウイルスなどの危険から守るためには、定期的にセキュリティソフトを使用してセキュリティチェックするのがおすすめです。

USBメモリの種類の中にはUSBメモリ自体にパスワード保護機能が付いている製品があります。USBメモリを使用する際に、パスワード認証を必要とするパターンが一般的です。

また、指紋認証によるものや、パスワードを規定の回数以上間違えると自動的にデータが消去される強力なセキュリティ対策ができるものもあります。フリーソフトと同じくパスワードを忘れてしまうとデータを確認できない点に注意してください。

パスワード付きUSBメモリを使用すれば、簡単に自分用のパスワードを設定できます。機種によってさまざまで、強制的に暗号化されるもの・ウイルスチェック機能のあるもの・登録した自分のパソコンであればパスワードが不要なものがあります。

パスワードを知らない第三者にはパスワード解除はできない仕組みなので、誰でも安全に使用できる点が魅力です。自分で設定したパスワードは、簡単に誰かに見られない場所に保存しておくと安心です。

USBメモリを頻繁に使用する場合、起動時のパスワード入力は面倒ですよね。パスワードの自動認証機能が付いていれば、パソコンにあらかじめパスワードを登録しておくと、USBメモリを挿すだけでパスワードの入力を省略して使用できます。セキュリティと使いやすさを両立したい方におすすめです。

指紋を認証するとデータへのアクセスができるUSBメモリです。設定方法は簡単で、以下の手順の通りです。

• 指紋認証付きのUSBメモリをパソコンに接続。
• 認証部にタッチ、人差し指のスキャンを行う。
• 2度目の確認で指紋が認証される。
• 名前・ID・パスワードを設定すれば設定完了。

機種によっては細かい設定方法が異なる場合があるので、指紋を認証する前に取扱説明書を読んで確認しましょう。

アンチウィルスソフトとはUSBメモリ内部に侵入したウイルスの検知や除去などを行うソフトです。アンチウィルスソフトを搭載したUSBメモリは強力なセキュリティで常に守られます。

ただし、セキュリティ対策としては有能ですが価格が高く、更新にもお金がかかる場合があります。絶対に紛失・流出したくないデータを扱う際におすすめの対策です。

自動暗号化機能を使うと、USBメモリに書き込まれるデータはすべて強制的に暗号化されます。また、自動暗号化機能は基本的にオフにはできません。

ハードウェアレベルで暗号化したデータはもともと入っていた物自体がわからない仕組みです。特別な操作もなく自動的に暗号化されるので、誰でも簡単に強力なセキュリティ対策ができます。仕事上のデータを取り扱う際におすすめです。

バッファローの「RUF3-KVシリーズ RUF3-KV16G-DS」はウイルスを自動で検知し隔離する機能の備わったUSBです。パスワードも設定できるので、外部や第三者からのアクセスを防げます。ストラップホールが大きいので、ストラップをつけて持ち運びにも便利です。

エレコムからはセキュリティ機能のついたUSBがいくつか発売されていますが、中でもMF-PUVT3M1シリーズ「MF-PUVT308GM1」は、データが書き込まれるごとに自動でウイルスチェックをおこないます。

ウイルスがチェックされた場合はこちらも自動で隔離してくれるので、何もしなくても安心です。ほかにもパスワードによるセキュリティロックもかけられ、データを自動的に暗号化する機能も持っているなど多機能なUSBです。使い方をしっかり把握して利用しましょう。

価格が安いわりに、セキュリティ面がしっかりしているUSBメモリです。大事なデータをパスワードでロックできるセキュリティ機能付きのため、外部から見られる心配がありません。登録したPCでのパスワード省略やスライド式コネクタによる構造なども便利です。

USBメモリは簡単にデータの持ち運びができる便利なアイテムです。仕事でもプライベートでも役立ちますが、小さいので紛失したり、第三者にデータを盗み見られたりしてしまう可能性があります。しっかりとセキュリティ対策を行って、大切なデータを守りましょう。