【購入者325人に聞いた！】ゲーミングPC買ってよかった？後悔している点をチェック

ゲーミングPCの種類が多くて何を選べばいいかわからない！

実際に購入した人の口コミを見てから決めたい！

という方、必見です。

本記事では実際にゲーミングPCを購入した方325名を対象に行ったアンケート結果をもとに、

• ゲーミングPCの購入時には何を重要視すべきか？
• 買った後に後悔しないために知っておくべきこと

を徹底的に解説しています。

初心者の方でもわかりやすい内容になっていますので、ぜひ購入前の不安をしっかり解消してください。

☆この記事を読めば15分で後悔しないゲーミングPCがわかります！

実はゲーミングPCの購入後に後悔している点は上げた人は325人中313人、およそ96％の人が後悔しているという驚きの結果でした。

しかし、購入したゲーミングPCを「買ってよかったか」という点においては、全体の73.5％もの人が満足していると答えています。つまり、気になる点を挙げるとすればあるものの、結果的には満足している人が過半数ということがわかります。

ゲーミングPC購入前に重要視した点としては、以下の

1. CPUやGPU(グラボ)
2. 価格の安さ・コスパ
3. メモリ

が上位にランクインしており、全体の約70％を占めています。

また次に多かったのが「プレイしたいゲームの動作環境を満たすか」という点です。

つまり、ほとんどの方がゲーミングPCを選ぶ上で「自身の目的に合った性能かどうか」を重要視していることがわかります。

ゲームにおいてCPUやGPU、とくにGPU(グラボ)を重視することは非常に大切です。ではなぜ、性能を重視していたにもかかわらず購入者の96%の方が後悔してしまったのでしょうか？

次に紹介する「購入後に後悔した点」から見落としがちな選び方のポイントを探っていきましょう。

なんと事前に重要視していた方が多かったものの、CPUとGPUに後悔している方がもっとも多い結果となりました。

また、買う前は価格やコスパを意識していた方も多かったのですが、実際に使った方からは「安さよりも性能を重視するべきだった」と後悔している意見が非常に多く寄せられています。

上記を踏まえ、具体的にどういった点をもっと気にすべきだったのかを以下でひとつずつ解説していきます。

CPUとGPUで後悔しているポイントは大きく分けて以下の3つです。

1. 安さよりも性能を重視するべきだった・もっと高性能にすれば良かった
2. CPUとGPUについての知識不足だった(自分に合うスペックが分かっていなかった)
3. 自分にはハイスペックなものを選んでしまった

なかでも、以下のように性能をもっと上げていれば良かったという声が非常に多く見られます。

価格重視でCPUやGPUのグレードを下げたり、スペックを低めに見積もったりすると、

・必要なスペックには足りず快適にプレイできない

・購入後に新ゲームが発売されても性能が追い付かなくなる

といったことに繋がります。

どうしても安さ重視であればエントリークラスでもいいですが、重ためのゲームをする・新作を快適にプレイしたいといった方であれば、ミドルクラスのGPU「GeForce RTX 3060 Ti」とCPU「Intel Core i7-12700F」など、少し高めのグレードを視野に入れてもいいでしょう。

また知識不足や、自分には「ハイスペックすぎて使いこなせなかった」という以下のような声もあります。

人それぞれ自分にとって本当に必要なスペックは異なります。

目的を明確にしたうえで、CPUとGPUを検討するようにしましょう。

「自分にあう最適なゲーミングPCの選び方」については以下の記事で詳しく解説しています。選ぶ上で知っておくべきことなどをわかりやすく解説しているので、合わせてチェックしてみてください。

続いてメモリやストレージについての後悔の声も多く寄せられました。ストレージは後から外付けを購入することで簡単に増設も可能ですが、メモリに関しては初めから余裕を持っておくといいです。

また、実際に「メモリが足りなかった」と答えている方が購入したゲーミングPCの価格帯は

• 5～10万/15～20万のエントリーからミドルグレード

のものが多く見られました。

その反面、この方々が実際にプレイしているゲームには

• 『ホグワーツ・レガシー』
• 『Elden Ring』
• 『フォートナイト』

などミドルからハイグレード向けのものが挙げられていました。

価格帯からすると少なくてもメモリ16GBほどかと思われますが、上記のような重ためのゲームをプレイするなら32GBは欲しい所です。

実は、ゲーミングPCのサイズに関して、事前に重要視していた方は全体の1.2％。

そのため実際に設置してみると

• 思っていたよりも大きくて圧迫感があった・大きすぎて作業スペースがない
• 実際にゲームをプレイすると画面が小さく感じて不便

といった「大きくて困った」と「小さくて後悔した」の2パターンが後悔している点として多く挙げられました。

性能を重視することはもちろん大切ですが、置き場所に迷う・十分な作業スペースがないなどちょっとしたストレスに繋がっている方も多い模様。サイズに関してこれだけの声が寄せられていることは意外だったのではないでしょうか。余裕をもった環境づくりを意識しておきましょう！

次に冷却性能に関しても、

• 思っていたよりも本体が熱くなるので冷却機能が物足りなかった
• ファンの音が結構大きかった
• 温度の上昇が激しいので動作や処理にも支障をきたしている

など、性能の物足りなさや静音性に関する後悔の声が多く見られました。

冷却性能を選ぶ際には

• 長時間利用するのか？
• どのくらい負荷がかかる作業をする予定なのか

といったことも考慮するといいことが読み取れますね。

これまで紹介した以外にも、意外と見落としがちな注意点がいくつかあります。回答者の数は多くありませんが、こだわって選びたいという方は補足として知っておくことをおすすめします。

先輩購入者の口コミからピックアップしたので、合わせてチェックしてみましょう。

またなかには、「ゲームにしか使わないのに高すぎる」という意見もありました。

ゲームにこだわりたいからこそゲーミングPCを購入するのなら問題ありませんが、「そこまでお金を出してまでやるほどじゃないな…」といった方はそもそもゲーミングPCを必要としていないかもしれません。

ゲーミングPCは最低でも10万円前後します。高いと感じる方はPS5でも十分遊べるので、再検討することも賢明な判断です。

価格を抑えてコスパ良くプレイできるに越したことはありません。しかし、安さを重視するあまりに、快適なプレイには程遠いスペックのものを選んでしまうと元も子もありません。

【結論】

• 真に自分に必要なスペックを知る

そのためには

「自分のプレイしたいゲーム」

と、それを

「どのくらいの画質・クオリティ」

でプレイしたいかを明確にする必要があります。

各ゲームの公式サイトに必要スペックと推奨スペックが載っていますが、ほかにもいくつもゲームをプレイする・高画質でサクサクプレイしたいといった場合にはこの推奨スペックは低すぎる場合が多々あります。

「最低限、これだけは必要なんだな」と認識しつつも、そこからもうワンランク以上は上げてもいいでしょう。

※プレイしたいゲームごとのおすすめのGPU/CPUの組み合わせについては以下の記事で詳しく解説しています。

結論、

• ゲーミングPCの作業スペースにはゆとりが必要

です。

パソコンのサイズを事前に見ておくといっても、机の上に「置けるか」だけでなく、「置いたうえで快適にプレイできるか・排熱に十分な空間があるか」をチェックする必要があります。

というのも、机に収まるからといっても

• 充分に排熱されずPCまわりに熱気がたまってしまう
• 実際に設置してみるとギチギチになり、部屋の圧迫感がすごい
• 充分な作業スペースがなくてストレス

といった結果になりがちだからです。

作業スペースに余裕がなくなるだけでなく、机に収まるサイズ感で選んでしまうことは排熱不十分でパソコンの寿命を縮めることにも繋がります。吸気口・排気口の位置を確認し、壁との間には必ず空間を作るようにしてください。

合わせて、本体だけでなく意外と配線もごちゃごちゃになりがち。周辺機器を揃えることも含めて、余裕をもっておきましょう。

また、ゲーミングノートPCの場合は通常のノート用PCケースに収まらない場合がある＆重くて持ち運ぶには不便という場合もあります。最大のメリットである持ち運べる点がネックになってしまいかねないので、事前に把握しておく必要があります。

たとえば、観葉植物や無垢材などをあしらったナチュラルなテイストのお部屋に、七色に光るクールな黒い機体が並んでいるところを想像してください。

「ちょっと浮いてるな…」

という意見を持った方が大半だと思います。

あまり気にしないのであれば問題ありませんが、ゲーミングPCのデザイン面で後悔した方が多かったのも事実です。また反対に、デザインは重視してなかったものの、後々もう少しこだわったものにすれば良かったと後悔している声もあります。

ゲーミングPCは毎日そして長く使うものでもあり、気に入ったデザインはゲームのモチベにも繋がる要素でもあります。せっかっくなので、ご自身にとって愛着の湧く1台をぜひ選んでみてください。

もしも、「ゲーミングPCを持ち運ぶこと」が最大の目的でないのならば、デスクトップ型を購入することをおすすめします。

コンパクトなゲーミングPCが欲しいという理由を第一にノート型を選んでしまうと、もっと安い値段で性能の良いゲーミングPCが買えてしまいます。

ゲーミングノートの最大のメリットは持ち運べることです。

もちろん、省スペースさの魅力を重視して視野に入れるのもアリですが、快適なプレイ環境を目的としているなら、ゲーミングノートの購入はおすすめしません。

※以下の記事でも、ゲーミングノートPCについて詳しく解説していますので、気になる方は合わせてチェックしてみてください！

今回のアンケート最も多かった実際の購入金額は以下のような結果になりました。

※2023年時点ではPCにおける120fpsに対応していないため、想定したスペックを紹介しています。

次に、先輩購入者325名が実際にプレイしているゲームを、購入したゲーミングPCの価格帯別に紹介します。

ご覧の通り、どの層においても「フォートナイト」「Apex Legends」「原神」の3つの人気度が非常に高いということがわかります。

特に、30～50万円あるいはそれ以上のゲーミングPCを使用している層においては、1位の占める割合が非常に多い結果となりました。フォートナイト自体はミドルグレードで十分に遊べるゲームなので、より快適・高画質でプレイしたい方々が高スペックなもので楽しんでいると言えます。

ゲーミングPCのメーカーは数多く存在していますが、なかでも人気のメーカーについて紹介します。

また、今回のアンケート結果ではBTOメーカーの「ドスパラ」を利用した方がダントツで多い結果となりました。それぞれの特徴を参考にしながら、自分に合ったメーカーを見つけていきましょう。

ドスパラはBTOパソコン(受注生産PC)を販売する国内大手のPC専門ショップです。カスタマイズをしても出荷まで2日と納期が早く、また最新パーツを搭載して発売するため性能が高いことも特徴的です。

なかでも、

圧倒的なコストパフォーマンスを誇る「ガレリア」シリーズ

は、初心者でもサイト内で自分に合ったゲーミングPCを探しやすく、1年間の無償修理などアフターサービスが充実している点も嬉しいポイントです。

GIGABYTE(ギガバイト)は台湾のパソコン及び周辺機器メーカーで海外でのシェアも高く、高品質な製品は信頼性も高いことで有名です。ゲーミングパソコンにおいては、代表的なブランドに

・ハードユーザー向けの「AORUS(オーラス)」シリーズ

・軽量・薄型の「AERO」シリーズ

・価格を抑えた「G」シリーズ

があります。

なかでも、プロゲーマーにも愛用される「AORUS」シリーズ最新のAORUS 17Xは第13世代のインテルCore i9 13950HにGeForce RTX 4090 Laptopを搭載しており、圧倒的なパフォーマンスに期待が持てます。

マウスコンピューターもドスパラ同様、国内生産のBTOパソコンを販売するPCメーカーです。1年間の無償保証と24時間365日の電話サポートなどアフターサービスも充実しています。

ゲーミングPCとしては

「G-Tune」シリーズ

があり、スタイリッシュでシンプルなデザインながら、高性能な品質が人気です。ノートパソコンでもパーツによってはBTOパソコンならではのカスタマイズも可能なため、より個々の目的に合わせた1台に仕上げることが可能です。

納品までは2～3週間かかったという口コミもあるので、予定がある方は早めの注文がおすすめです。

レノボは中国発祥のパソコンメーカーで、販売台数世界1位も獲得した大手メーカーです。定期的にセールを行っているため低価格で手に入るものの、耐久性・セキュリティが高い点が評価されています。

ゲーミングパソコンにおいては

「LEGION」シリーズ

で知られています。ドスパラやマウスコンピューターと比べるとカスタマイズ性は低めですが、自分の求めるスペックに合った構成ならコスパが良いと言えます。

パソコン工房はマウスコンピューターやarcと同じグループに所属するBTOメーカーです。全体的に価格や安めでありながら豊富な品揃えが人気です。

パソコン工房のゲーミングPCブランドとしては

• LEVEL∞（レベルインフィニティ）

が挙げられます。

コスパの良い構成のものから、プロゲーマーとのコラボ商品、RTX40シリーズ搭載のハイレベルなものまで幅広く取り揃えています。もし、他店で希望のパーツの組み合わせが見つからなかった場合などに、パソコン工房をのぞいてみると良いかもしれません。

DELLのゲーミングPCには

• エントリーモデルを扱うGシリーズ
• ワンランク上のALIENWARE(エイリアンウェア)シリーズ

があります。

臨場感あふれるハイパフォーマンスなゲーム体験をしたいなら「ALIENWARE」シリーズがおすすめです。無駄な機能はそぎ落としつつ、最大360Hzのリフレッシュレートと最新GPUにより高速・美麗なゲーム画面が堪能できます。

また、DELLの「Gシリーズ」はいかにもゲーミングPCらしいといったデザインではなく、スタイリッシュで高級感のある仕様のため、仕事でも使いたい方にもおすすめです。

HPはアメリカに本社を置くシェア率No.1、2を争うPCメーカーです。

ゲーミングPCブランドとしては

• OMENシリーズ
• エントリー向けのVictusシリーズ

が有名です。

週末限定セールや期間限定セールといったHP公式のキャンペーンを利用することで、お得にゲーミングPCを購入できるも魅力の1つです。

BTO(Build To Order)とはメーカーがオーダーメイドPCを作成してくれる受注生産型のサービスです。

結論から述べると、自作するよりもBTOのほうが圧倒的におすすめです。

実際、先輩購入者の中には

• 自分で作ったので価格を抑えられるかと思ったのですが、結局、購入するのとあまり変わらない金額になってしまった

と後悔する声も上がっています。

同じスペックのPCを自作した場合とBTOした場合とでかかる費用の差は2~3万程度なので、初心者だけどこだわった1台がほしいならBTOを選んで後悔はしないでしょう。

また本格的にBTOを検討する！という方は、以下の記事でCPU・メモリ・ストレージなど各パーツの選び方をまとめていますので合わせてチェックしてみてください。

ゲーミングPCの寿命は通常のパソコンよりも短く、約3～5年ほどと言われています。デスクトップ型で約5年、ノート型で約3年ほどです。

寿命が短い原因としては、以下の流れが挙げられます。

1. ゲームのグラフィックは容量が大きく、処理に負担がかかる
2. 処理に負担がかかると本体の温度が上昇する
3. パソコンは熱に弱いため、熱くなるとパーツが傷みやすくなる

実際に、先輩購入者の方々の買い替え時期はこのようになりました。

意外にも5年以上～10年以内と長く使用した方も多いようです。

通常のパソコンよりも短命になりがちとはいえ、5~10年の期間があればそれだけ新作のゲームも次々登場します。いきなりハイスペックに上げる必要はありませんが、この先3～5年程度はプレイすることを見越して少しグレードを上げておくと安心です。

ちなみに、ゲーミングPCを買い替えた際の購入金額のアンケート結果です。

実際の購入金額と比べると「5~10万」と「10～15万」の価格帯の割合が増えています。

つまり、

• 初回購入時よりもグレードを落とした方がいる
• 同じ低価格のグレードに買い替えている(＝10～15万円のゲーミングPCに満足)

ということが読み取れます。

ちなみに50万円以上のものを購入している方の中で「後悔している点はない」と答えた方以外は、買い替え時に20万以上・15～20万のレベルに落として購入しています。

このことからも、

• ハイグレードやハイエンドの購入を考えるのはよっぽど必要性を感じた場合
• かなりの性能が欲しくても知識や経験がともなってないならミドル～ミドルハイから

ということが言えます。

ゲーミングPC先輩購入者へのアンケート結果をもとに、後悔しないためのゲーミングPCの特徴について紹介してきました。ぜひ、ご自身のゲーミングPC選びに活かして、快適なゲームライフをスタートさせましょう！