おすすめのマイクロSDXCカード6選｜マイクロSD・SDHC・SDXCの違いは？

マイクロSDカードは、スマートフォンやタブレットといったさまざまな機器で使用されています。外部ストレージとしてデータの保存ができますが、種類も豊富でどれを使用したらいいのかと悩むこともあるのではないでしょうか。

マイクロSDカードは3種類あり、端末によって使用するSDカードが異なります。また、容量や読み取り速度といったスペックが異なるので、用途に合わせて選ぶ必要もあります。さらに、端末によって対応しているマイクロSDカードも変わってくるため、事前に確認が必要です。

そこで今回は、3種類あるマイクロSDカードから、マイクロSDXCカードについて詳しく解説します。また、選ぶ際のポイントやおすすめのマイクロSDXCカードも紹介します。

• マイクロSD
• マイクロSDHC
• マイクロSDXC

マイクロSDカードは3種類に分けられます。データを保存する容量が異なり、使用できる機器も決まっています。マイクロSDは最大2GBまで、マイクロSDHCは最大32GBまで、マイクロSDXCは最大2TBまで保存が可能です。使用する際は、端末側も対応しているか確認が必要です。

また、今後発売予定の新規格「SDUC」は、最大容量128TBと大容量で非常に期待されています。

SDカードには、2つのサイズがあります。デジカメやパソコンで使用できるSDカードと、スマートフォンや小型の機器で使用できるマイクロSDカードとあり、大きさや厚みが異なります。SDカードは、幅24×高32×厚2.1mmと扱いやすいサイズに対して、マイクロSDカードは幅15×高11×厚1mmとよりコンパクトサイズとなります。

マイクロSDカードは、動画や音楽といったメディアデータを保存する役割があります。スマートフォンのアプリデータや写真をバックアップする際や、データをパソコンに移行する際に使用します。中でもマイクロSDXCカードは、最低64GB～と容量が大きいのが特徴です。

そのため、アクションカメラや一眼レフで撮影した動画や高画質な写真といった多くのスペースを必要とするデータを保存するのに適しています。

マイクロSD・SDHC・SDXCの互換性についてチェックしましょう。SD応用機器にはSDカードのみ使用できます。SDHC応用機器は、SDHC・SDカードが使用可能です。SDXC応用機器は、SD・SDHC・SDXCカードのすべてを使用できます。SDXCカードは絶対にSDXC対応機器以外には使用しないようにしてください。

安いSDカードと高いSDカードの違いは、容量・転送速度・メーカーなどの違いです。容量が大きくなればなるほど価格は高くなります。また、転送速度が速いものほど値段が高くなる傾向に。さらに、メーカーの違いによっても価格に差がでます。有名な大手メーカーほど高価ですが、性能や保証は安定しています。

マイクロSDXCカードの容量は最低64GB～となりますが、種類によっては最大で2TBまでデータの保存が可能です。64GB・128GB・256GBと容量別で販売されているので、用途に合わせて容量の大きさを選びましょう。アクションカメラやデジカメ・ゲーム機は、データの量により異なりますが最低64GB必要です。

また、データ量が大きい一眼レフやデジタルオーディオプレーヤーは128GB以上のマイクロSDXCカードが適しています。

マイクロSDXCカードを選ぶ際には、容量のほかにスペックも確認しましょう。4つのスピード標識が記載されているので、使い方に合わせて適切なマイクロSDXCカードを選ぶ必要があります。また、マイクロSDXCカードは日常でも使用することが多いため耐久性も重要です。

• 動画を撮影する際の「スピードクラス」
• データを保存する際の「書き込み速度」
• データを転送する際の「読み取り速度」
• アプリを起動する際の「アプリケーションパフォーマンスクラス」

SANDISKはアメリカを拠点とした、フラッシュメモリ関連の製造を行っているメーカーです。SDカードを開発した企業で、世界中から高い評価を得ています。コスパに優れている商品から耐久性の高い商品まで取り揃う、幅広いラインナップが特徴です。また、動作保証がされているため安心して使用することができます。

SANDISKのA1とA2SDカードのどっちがいいのかと気になる方も多いでしょう。転送速度を重視するなら、A2SDカードをチョイスしましょう。A2SDカードは、A1SDカードよりも転送速度が速いので、4KUHDビデオのキャプチャなどに適しています。16GBの小容量SDカードには、SANDISK A1SDカードがおすすめです。

Kioxiaは、世界で初めてフラッシュメモリを開発したメーカーで「記憶で世界をおもしろくする」というポリシーのもと、容量が小さいカードから大きいカードと幅広い商品を販売しています。元は「東芝メモリ」という名前でしたが2019年に改名されました。国内メーカーということもあり、サポートが充実しているところも魅力の1つです。

SONYは、ポータブルオーディオ市場で知らな人はいないほどの大手メーカーです。SONYの特徴といえば「高音質」ですが、マイクロSDカードを開発する際も「音のいいマイクロSDカード」というテーマを掲げ、開発されています。他メーカーではない「音質がいい」というのが特徴です。

東芝は、世界に先駆けてメモリ分野の技術を開発してきたメーカーです。Wi-Fi内蔵のメモリカードといった、従来にはなかった機能を搭載した製品を開発しているのが特徴です。SDカードを選ぶ際は、必ず選択肢に入るほどハイスペックで機能性に優れていると評価を得ています。

上記で紹介したマイクロSDXCカードの価格を比較したので、ぜひ参考にしてください。

ニンテンドースイッチは、マイクロSD・マイクロSDHC・マイクロSDXCカードとすべてのマイクロSDカードに対応しています。しかし、保存できるデータの容量が異なるので使い方を確認して選びましょう。

ゲームソフトをダウンロード購入してニンテンドースイッチをプレイする場合は、容量の多いSDカードを用意しましょう。セーブデータだけでなく、ダウンロードしたゲームソフト自体も保存しなければいけないため、より多くの容量が必要となります。

「データを保存できない」というトラブルを避けるためにも、64GBから販売されているマイクロSDXCカードがおすすめです。

パッケージ版のゲームソフトを使用する場合は、ソフト自体のデータを保存する必要がないため、大きい容量のSDカードでなくても問題ありません。32GBまで保存が可能なマイクロSDHCカードで十分です。ただし、今後ダウンロードも併用する可能性のある方は、容量の大きいSDカードをあらかじめ選んでおいてもいいでしょう。

マイクロSDカードは、SD・SDHC・SDXCとデータ容量によって分かれており、どのようなデータを保存するかによって選ぶSDカードは異なります。自分の使い方をしっかり確認して、大切なデータを残せるようにしましょう。