パソコンのキーボード掃除におすすめのグッズ6選｜100均の商品・キートップ外しも

毎日パソコンを使っている方は少なくありませんが、キーボードには汚れが溜まっていることをご存じでしょうか？ホコリやゴミなどはもちろん、手で触れることの多いキーボードは手垢や皮脂汚れが付着しやすいです。

キーボードを掃除せずに放置すると、接触不良を起こしたり雑菌が大量に繁殖したりといった事態を招きます。しかし、キーボードを掃除したくても、方法が間違っていると故障させてしまうのではと不安になりますよね。

この記事では、キーボードの種類ごとの正しい掃除方法や注意点を解説します。キープラーやほかのキートップ引き抜き工具を使った掃除手順も紹介しますので、ぜひ最後までご覧くだｓだい。

キーボードはさまざまな原因で汚れますが、ゴミが溜まると不具合を起こし正常に使用できなくなる恐れがあります。さらに、キーボードには目に見えない雑菌が大量に付着し、汚れ具合によっては便器よりも不衛生です。

キーボードが汚れる原因としてまず挙げられるのがまずホコリで、特に使用頻度が少ないと溜まりやすいです。また、パソコンを使いながら飲食をしている場合は、食べカスや飲み物のべたつきなどが付着します。

さらに、キーボードは直接手に触れるため、手垢や皮脂の汚れは防ぎにくいです。他にも髪の毛や衣服の繊維なども、キーボードのすき間に溜まる傾向があります。

キーボードのすき間に汚れが溜まると、すき間からさらにキーボード内部へと侵入し故障の原因になります。さらに、キーの下にゴミが溜まると接触不良を起こし、キーを押しても反応しなくなる可能性も。また、掃除をせずに放置し続けているキーボードには、拭き掃除を行った便座の5倍以上もの雑菌が付着していると言われています。

キーボードのゴミを掃除機で手っ取り早く吸い取りたいと考える方もいますが、床用の掃除機は吸引力が強いため、基盤が弱いノートパソコンへの使用はNGです。

デスクトップパソコンのキーボードはノートパソコンより強度はあるものの、やはりおすすめはできません。もし掃除機を使うなら、キーボードの基盤に影響を与えないよう、付属のブラシを取り付け吸引力を弱めた状態にしましょう。

キーボードは、種類によって掃除のしやすさや掃除方法が異なります。ここでは、メカニカル式・パンタグラフ式の2種類について解説するので、見てみましょう。

メカニカル式はすき間に汚れが溜まりやすい一方、キーを取り外せるため隅々まで掃除できます。掃除の際にはキープラー・キートップ外しを利用し、気になる部分のキーを取り外せばOK。また分解できるため、水洗いして頑固な汚れを落とせる点もメリットです。

平面的な構造でスムーズにタイピングできるパンタグラフ式は、多くのノートパソコンに導入されています。パンタグラフ式は耐久性がそれほど高くないため、表面部分の掃除に留めましょう。

分解してキーのツメを破損してしまうと、キーボードが使えなくなる恐れがあります。掃除でキーボードを故障させてしまうと、メーカーの保証対象外となる可能性が高いです。

キーボード掃除で、身近なアルコール消毒液を使いたいという声が多いですが、使用するには注意が必要です。アルコール濃度が高いエタノール・無水エタノール・エチルアルコールなどは、掃除で使うとキーの印字部が剥がれる恐れがあります。しかし、アルコール消毒液の中でも濃度が76.9～81.4vol％の消毒用エタノールであれば問題ありません。

キーボードの掃除にはエアダスターを使いますが、ホコリを吹き飛ばすと部屋中に舞い上がります。さらに、スプレータイプのエアダスターを噴射するとガスのニオイが溜まるため、部屋の換気を十分にした状態で掃除を始めましょう。

また、掃除中のホコリやガスを溜めないようにすることも大事ですが、外からホコリやゴミが入ってこないよう注意することも必要です。

人気100均ショップのダイソー・セリア・キャンドゥでも、キーボード掃除に使える以下のような便利グッズが販売されています。

• エアダスター
• エアブロアー
• エアブラシ
• ジェルクリーナー(スライム)
• 除菌シート
• 綿棒

ダイソーのエアブラシは、空気圧を利用してキーボードのすき間のホコリを除去しやすいため便利です。100均ショップに立ち寄る際にはぜひ売り場をチェックしましょう。

キーボードを掃除したい方は、100均で販売されているメイク用ブラシをチェックしてみてください。ブラシの毛が柔らかく、わずかな隙間のホコリも掃除しやすいです。価格も安いため、コスト削減にも繋がります。

メカニカル式はキーを取り外して掃除を行うため、分解するのに少し手間がかかります。しかし、その分キーの裏側やキーボード内部まできれいに仕上げられるので、ポイントを押さえましょう。

以下の5点を用意します。

• キートップ引き抜き工具
• エアダスター
• 綿棒
• メラミンスポンジ
• 消毒用エタノール(アルコール濃度76.9～81.4vol％)

キーを外す時は、必ず専用の引き抜き工具を準備しましょう。キーを手で引き抜いたり他の道具を使って無理に外そうとすると、破損する恐れがあります。

掃除の手順は以下の通りです。

1. キーボードの写真を撮り配置を控える。
2. 引き抜き工具を使いキーを1つずつ丁寧に取り外す。
3. メラミンスポンジや綿棒を使ってキーの汚れを落とす。
4. エアダスターでキーボード本体のホコリを吹き飛ばす。
5. 綿棒に消毒用エタノールを含ませ細かい汚れを落とす。
6. キーを元の位置に取り付ける。

メラミンスポンジは汚れを落とすのに便利ですが、キーの文字が剥がれやすいため、力の入れ過ぎに注意しましょう。

薄型のパンタグラフ式は、分解して掃除を行うには不向きなので、表面の汚れを拭き取る程度にしましょう。また、メカニカル式よりもキーボードの強度は劣るため、丁寧に扱うことを心掛けてください。

以下の4点を用意します。

• エアダスター
• ウェットティッシュ
• 綿棒
• 消毒用エタノール(アルコール濃度76.9～81.4vol％)

エアダスターをわざわざ購入するのに抵抗がある方は、前述でご紹介したキーボード用スライムや除電ブラシもおすすめです。

MacBookにはキーボードを無効にする機能がないため、Macを起動しながら掃除をする時は画面をロックするのが手っ取り早いです。ショートカットキーも機能しなくなるので、アプリに頼らずキーボード操作を無効化するのに役立ちます。また、「KeyboardCleanTool」という無料アプリを使えば、Touch Barごと手軽にキーボードをロックできます。

以下の4点を用意します。

• エアダスター
• ウェットティッシュ
• 綿棒
• 消毒用エタノール(アルコール濃度76.9～81.4vol％)

エアダスターは角度を変えながら使用するため、逆さ使用が可能なタイプだとスムーズに掃除を行えます。

掃除の手順は以下の通りです。

1. MacBookを持ち75°程度に傾ける。
2. キーボードの左から右へ向かってエアダスターを噴射する。
3. MacBookを回転させて右側に傾ける。
4. 再度キーボードの左から右へ向かってエアダスターを噴射する。
5. MacBookを回転させて左側に傾け同じ手順を繰り返す。
6. 綿棒に消毒用エタノールを含ませ細かい箇所の汚れを落とす。

エアダスターを吹きかける時は、ストローの先端から1cmほど離してください。

キーボードで最も多い汚れはホコリですが、静電気を帯びやすい材質のキーボードであれば余計にホコリを吸着しやすいです。また、皮脂汚れなどは時間がたつほど落としにくくなり、見た目の印象も悪くなります。週に1度はキーボードの掃除を念入りに行い、付着しやすいホコリの掃除はできれば毎日行いましょう。

パソコンでの作業中に小腹がすくと、スナック菓子をつまみたくなりますよね。しかし、キーボードに食べカスが落下することもそうですが、素手でお菓子を触りそのままキーボードを使うことで脂分が付いてしまい、一気に雑菌を繁殖させます。お菓子を素手で触らずに済む専用トングもあるので、自分に合った工夫や対策を見つけてください。

サイズに合うようキーボードカバーをカットして貼るだけで、ホコリやゴミがすき間に入り込むことや皮脂汚れを防げます。防水機能を備えていれば、お茶やコーヒーをうっかりこぼしても安心です。

中には、水洗いして接着力を復活させ、繰り返し使えるタイプもあります。掃除する時間がなかなか取れない方や、こまめな掃除が苦手という方におすすめです。

キーボードに段差があるとホコリが侵入しやすくなり、掃除の手間がかかります。タイピングのしやすさや打鍵感にこだわりがないのであれば、次に買い替えるときは凹凸の差が少ないキーボードを選びましょう。

また、シリコン製でキーボードごと丸洗いできる画期的なタイプもあります。キーボードカバーを付けたりキーを外して掃除したりする必要がないため、清潔な状態を保ちやすいです。

パンタグラフキーボードを掃除する際は、正しい分解方法や掃除の仕方を把握しておくのが大事です。パンタグラフキーボードの掃除方法を詳しく知りたい方は、下記のリンクからチェックしてみてください。

見た目では分かりにくいですが、キーボードを掃除せずに放置すると雑菌やバクテリアの住処になります。面倒でも、定期的にキーボードの掃除を行い、また汚れに気付いたらすぐ清潔にすることを心掛けましょう。