グレア・ノングレアモニターのおすすめ10選｜グレアモニターは売ってない？

在宅勤務の増加により、PCモニターの需要は高まっています。デュアルモニターなら生産性が向上するため、追加で購入を考えている方も多いのではないでしょうか。買ってから後悔しないためにもPCモニターは用途にあったものを選びたいですよね。

モニターを購入するときはサイズや画質で選ぶのが一般的ですが、グレア液晶・ノングレア液晶なのかも重要となります。しかし、選び方がわからないと困ってしまう方も多いはず。

そこで、本記事ではグレアモニター・ノングレアモニターのそれぞれの特徴やメリット・デメリット、おすすめ商品について解説します。また、ゲーミングモニターやノングレアPCモニターの液晶をグレア化できるかについても解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

グレアの特徴は、表面を滑らかにして光沢を出している点です。液晶から出た光を素直に通すため鮮やかな発色が表現できます。グレアの液晶はコントラストが高く、メリハリのある映像になります。

見栄えのいい美しい映像を見られるのがメリットで、静止画や動画を見るときはグレアのPCモニターがおすすめです。ノートパソコンや液晶一体型のパソコンは、ほとんどがグレアのディスプレイを採用しています。

映像がきれいなグレアですが、デメリットもあります。最も大きなデメリットは、「映り込みが多い」です。光沢モニターに自分の顔や照明の光などが映り込み、作業に集中できない人も多いです。光が反射されて目に届くので眼精疲労の原因にもなります。

長時間画面を見る場合、グレアはおすすめできません。光の反射を抑えるためにARコートが採用されているPCモニターもありますが、価格が高く輝度が低下するため、映像の質は落ちます。また、傷がつきやすく掃除をするときも注意が必要です。化学クリーナーの使用は表面の変質につながるため禁止です。

ノングレアは偏光フィルタの表面に凹凸を作り、外から入ってきた光を乱反射します。そのため、外からの映り込みが少なく反射によって目に入る光を減らせるため、目に優しいのが特徴です。

長時間の使用に向いており、仕事やゲームなどにおすすめ。オフィスや学校などでもノングレアのPCモニターが使われています。価格もグレアより安価なものが多いです。傷にも強いので気にせず布で拭いて問題ありません。

ノングレアは外からの光だけでなく液晶からの光も乱反射するため、画面全体が白っぽく見えるのがデメリットです。コントラストが低く、発色の鮮明さもグレアには及びません。

地味な発色になるため、写真や動画などの編集をすると完成品が自分の想像と違うものになる場合もあります。静止画や動画などのコンテンツを楽しみたい場合は、映像が美しくないためおすすめできません。

PCモニター選びで最も重要なポイントが使用用途です。仕事やゲームのような画面を長時間見る場合は、光の反射が少ないノングレアのモニターがぴったりです。長時間作業は目が疲れにくいタイプを選びましょう。映像鑑賞や画像編集などに使う場合は、映像がきれいなグレアのPCモニターを選ぶのがおすすめです。短時間の作業で完了する、目の疲れが気にならない人はグレアの方が楽しめます。

店頭で実物を見て選ぶときは、グレアの方がきれいに見えるため注意してください。見た目だけで判断せず、自分の使用用途にあったPCモニターを選ぶことが大切です。

店頭やネットでPCモニターを購入するときに、グレアの商品の方が取り扱いが少ない傾向にあります。PCは仕事やネットサーフィンなど長時間の使用を目的としている人が多く、目が疲れにくいノングレアの方が需要が高いのです。

ノングレアの映像も技術の進歩で向上しており、画質にこだわりがない人はグレアを選ばなくても十分映像を楽しめます。

長時間作業に使うため目に優しいモデルがいいけど、きれいな映像も楽しみたい。そんな人はハーフグレアのPCモニターがおすすめです。多少の映り込みはありますが、グレアより目に優しく、ノングレアより映像が鮮明。両者の長所を取り入れたPCモニターです。

ただし、ハーフグレアの商品は少なく、値段も高額。なお、Macのパソコンに使われているディスプレイはハーフグレアです。

PCモニターはパソコンを使うために欠かせないアイテムです。グレア・ノングレア共に長所と短所がありますが、使用用途を考えずに選ぶと後悔する場合も。眼精疲労や作業効率にも大きく関わるため、使用用途にあったベストなPCモニターを選びましょう。