ブルーライトカット機能付きPCモニターおすすめ15選｜ディスプレイ設定についても

毎日長時間PCの画面を見続けていると、液晶画面から発せられるブルーライトが睡眠に悪影響を及ぼす可能性があります。健康を害さないためには眼を守りながらPCを使うことが重要です。

PCモニターにはブルーライトカット機能を搭載したモデルがあり、そういった製品を使用することでブルーライトによる悪影響を防げます。それぞれのモデルでスペックや特徴が異なるので、用途に合った製品を選んでください。

今回はおすすめのブルーライトカット機能付きPCモニターと、自身に合うモデルを見つけるためのポイントをご紹介します。さらに、ブルーライトを軽減する別の方法も解説しますので、ゲーミングモニターのブルーライトの影響が心配な方もぜひ最後までご覧ください。

人間は一定の波長の光しか認識できません。人間の目に見える光の中でも波長が短く、強いエネルギーを持っているのがブルーライトです。ブルーライトはテレビ・スマホ・PCといったLED液晶のほかにも、太陽光や蛍光灯からも発せられます。

ブルーライトは波長の長い光とは違い、眼の網膜に到達すると人体にさまざまな悪影響を与えます。睡眠障害や眼精疲労はブルーライトが原因の健康被害として有名です。また、紫外線に近い波長のため肌へ影響を与える可能性もあります。

PCモニターの画面サイズは多彩なので、用途や設置スペースに応じて選んでください。基本的にはサイズの大きいモデルは価格も上がります。主な用途が文書の作成やWeb閲覧であれば、22インチ以下のPCモニターで十分です。

画像編集といった複雑なPC作業をする方には22～27インチが適しています。ゲームや映画を大画面で楽しみたい方には27インチ以上がおすすめです。さらに、ゲームを主な用途として作られたゲーミングモニターには30インチを超えるモデルもあるので、必要に応じて検討してください。

解像度は画面内に詰まっている画素の密度を表す指標です。画素の高いモニターほど美しい画面を表示できます。解像度が1920×1080のフルHD対応モデルは、きれいな画質で表示できるうえ価格が比較的安いので人気があります。

また、機種のラインナップも豊富なため幅広い選択肢から吟味できます。解像度が3840×2160の4K対応モデルであれば、さらに高精細な映像表現が可能です。4K対応のBDレコーダーやPCのハイエンドモデルを利用している方におすすめします。

IPSパネルは上下左右で178°の非常に広い視野角を持ちます。斜めからでも画面の色合いや明るさが変わりにくく鮮明に見えるため、複数人で同じモニターを見たい時に便利です。

また、発色がいいので静止画を編集する作業に適しています。ただし、バックライトの透過率が高いため、明暗のコントラストの表現が苦手です。

VAパネルはバックライトの透過率が低いパネルです。コントラストがはっきりしており、黒の深みが感じられます。メリハリの効いた映像が楽しめるため、暗部表現が多い映画を観る時に最適です。

ただし、視野角は広くないので斜めから見ると画面が白っぽく見えます。1人で画面を正面から見ながら映像鑑賞や作業をするといった場合におすすめです。

TNパネルは製造コストが低いため、安価で購入できるうえ消費電力も少ない液晶パネルです。応答が早いのでゲーム用モニターに多く採用されています。視野角が狭く斜めからは画面がほとんど見えません。

複数人で画面を見ることには向きませんが、のぞき見を防止できるというメリットがあります。ゲームをプレイする方や価格を重視する方におすすめです。

PCモニターのパネルに光沢があるかどうかによって画面の見え方は変わります。光沢のあるグレアパネルは色鮮やかでツヤがあるのが特徴です。ただし、光や顔が映りやすく目が疲れやすいことには注意が必要です。

光沢のないノングレアパネルは光が反射しにくいため、目の負担が少ないのがメリットです。PC作業を長時間続けたい方に適しています。

PCモニターの接続端子には「DVI」「D-Sub」「HDMI」「USB」「DisplayPort」「Thunderbolt」などさまざまな規格がありますが、現在は音声と映像を1本のケーブルで伝送できるHDMIが多く使われています。

基本的にはPCと同じ種類の端子がなければ接続できないので、必ずPCに搭載されている端子を確認してください。

PCモニターにブルーライトカット機能が搭載されていなくてもブルーライトの低減は可能です。ここでは、PCモニターのブルーライトを抑える3つの方法をご紹介します。PCモニターにブルーライトカット機能がない方は、ぜひお試しください。

PCで色調整の設定画面を開くと赤・緑・青の色味を調節できます。この際に青の色味を弱く設定することでブルーライトの低減が可能です。ただし、青だけを弱めると画面が黄色っぽくなります。3色を同じ割合にすると、画面が暗くなりますが色味は変わりません。

Windows10ではブルーライトを弱める「夜間モード」が標準搭載されています。使用手順は以下のとおりです。

1. スタートメニューの「設定」から「ディスプレイ」メニューを表示させる
2. 夜間モードのスライダーをクリックしてONとOFFを切り替える

PCモニターにブルーライトカットフィルムを貼るという方法もあります。本体の色調整によって、画面が黄色っぽくなったり暗くなったりするのを避けたい方にはおすすめです。フィルムを貼ることで、液晶に傷が付くことも防げます。

ただし、フィルムにはさまざまなタイプの商品がありますので、必ずブルーライトカット効果があることを確認したうえで購入してください。また、お使いのPCモニターに対応するサイズのフィルムを選ぶことも重要です。

ブルーライトをカットできるメガネも販売されています。2,000円以下の安価なメガネもあるので、手軽にブルーライト対策が可能です。紫外線をカットできるメガネであれば、さらに目の負担を軽減できます。

度入りのレンズを使ったブルーライトカットメガネも販売されているため、普段から視力矯正のためにメガネをかけている方でも安心です。

PCを長時間使っていると、気づかないうちにたくさんのブルーライトを浴びることになります。現時点では健康被害が出ていなかったとしても、日頃からブルーライトに備えておくことが大切です。しっかりブルーライトを防ぎながら、PCを健康的かつ快適に使いましょう。