SSD対応NASおすすめ4選｜Wi-Fi対応にできる？家庭用も

SSDはHDDと比べて高速で静音性が高い記憶媒体です。容量が少ないのが弱点でしたが、大容量で価格の安いSSDも増えて急速に普及が進んでいます。家庭用の据え置きの外付けSSDも販売されていますが、Wi-Fi対応の外付けSSDがあると便利ですよね。

2023年現在、Wi-Fi対応のSSDは日本では販売されていませんが、入手できないわけではありません。海外ではWi-Fi対応のSSDは販売されており、SSD対応のNAS（ネットワークHDD）にはWi-Fi対応のものもあります。

今回はこれから注目すべき最新技術、Wi-Fi対応のSSDについてまとめました。海外で販売されているWi-Fi対応の外付けSSDの紹介や入手方法を解説します。おすすめのSSD対応NAS4選も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

SSDとは半導体素子メモリを使った記憶媒体です。正式名称はSolid State Driveで、主な特徴は以下の4点になります。

• 衝撃や振動に強い
• 読み書きの速度が速い
• 書き込む音が小さい
• 小型で軽い

読み書きが高速な優れた機器ですが、HDDと比較して容量が少なく価格が高いのがデメリットです。使い方はHDDと同じで、外観の見た目もHDDに似ています。

SSDもHDDも、データを保存する点に関して同じ機器です。HDDの方が容量は大きく、価格が安い特徴があります。しかし、HDDは衝撃に弱いのがデメリットで、それぞれ一長一短です。詳しくは下記のリンクに記載してありますので、気になる方はぜひご覧ください。

MYPASSPORT WIRELESS SSDは、Wi-Fi接続可能なSSDドライブです。容量は250GB・500GB・1TB・2TBの4種類が販売されています。本体はシリコンのようなケースで、大人の手のひらより大きなサイズです。さらに、SDカードとUSBメモリのスロット付き。

また、パソコンだけでなくiOS・androidと接続可能です。iOS・androidで使う場合は専用のアプリが必要になります。2023年現在、日本では販売されていません。

skyBOXは最大容量4TBのWi-Fi接続可能なSSDドライブです。クレジットカード並みの小型サイズで、パソコンだけでなくスマホからも接続できます。撮影した画像をパソコンを経由せずに直接書き込めます。

また、専用のクレードル(スタンド型の拡張機器)を使用して、有線LAN接続も可能です。さらに、パーソナルクラウドストレージとしても使用できます。資金を募っていたクラウドファンディングは寄付を終了し、2023年現在は審査中のため、まだ市販されていません。

Wi-Fi対応の外付けSSDの「MYPASSPORT WIRELESS SSD」は、アメリカのAmazonで販売されています。「MYPASSPORT WIRELESS SSD」を入手したい方は、アメリカのAmazonから入手可能です。注文すれば海外から取り寄せて、販売するネットショップもあります。

まだクラウドファンディングで審査中の「skyBOX」は、海外でも販売されていません。

Wi-Fiに対応していなくても、外付けSSDは小型で書き込む音が小さく、衝撃にも強い特徴をもつ便利なアイテムです。また、PS4にも対応しているなど多くのメリットを持っています。使い方や特徴の詳しくは下記のリンクに記載されているので、ぜひチェックしてください。

NASとは「ナス」と読み、「Network Attached Storage」の略称です。名前の通り、ネットワーク上で接続できるハードウェアです。ビジネスで使う本格的なものから、家庭用のNASまで販売されています。NASは一般的にHDDを用いて構築するもので、ネットワークHDDとも呼ばれています。

自分でHDDを取り付けるNASキットの中には、SSDに対応したタイプも数多く販売されています。機器によってはSSDをセットするのに、別途サイズ変換用のマウンタが必要になる場合もあるので注意しましょう。

書き込み速度が速いSSDをHDDの代わりに使えば、NASに超高速で書き込めるわけではありません。ネットワークも用いるNASのデータ書き込み速度は、ネットワークスピードに依存します。そのため、SSDに変更するメリットはないと思われがちです。

実際はHDDと比べて、SSDは製品寿命が長く壊れにくいため、物理的にデータを守る強度が増します。大切なデータをより安全に保管したいときにおすすめです。

家庭用NASやNASキットはさまざまなものがあり、アイ・オー・データ・バッファロー・シノロジーなどのメーカーから販売されています。NASの選び方やおすすめ商品は、下記の記事で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。

内蔵SSDをセットして、外付けSSDのように使えるケースも販売されています。有線はもちろんWi-Fiにも対応しており、有線はケースにはめ込むだけで簡単に使用可能です。デメリットは複数のデバイスで使用する前提で作られていないので、デバイスごとに設定な点です。

また、商品数が少なく転送速度も、無線環境によって遅くなってしまいます。高速で書き込めるSSDの長所を活かしきれていない点も、デメリットです。

Wi-Fi対応のSSDは日本で販売されていません。海外で販売されているので、購入したい方は海外で購入する必要があります。しかし、Wi-Fi対応のSSDは海外でも非常に珍しい機器の1つです。Wi-Fi対応のSSDは今後増えて普及する目途のある機器なので、ぜひ注目してください。