VRゴーグルの価格・値段の違いを徹底比較｜ドンキ・ダイソーでも買える【いくら？】

近年、VRは目覚ましい進化を続けています。発売当初は高い価格のものだったVRゴーグルも、今ではさまざまなメーカーから低価格で高スペックなVRゴーグルが登場しています。そのため、低価格のVRゴーグルと高価格のVRゴーグルの違いがわからない方も多いです。

画質・音質のよさや動作の連動など、VRゴーグルのスペックによってリアリティーあるVRの世界を楽しめます。しかし、スペックを求めすぎると高価格になるため、予算にあったコスパのいいVRヘッドを選ぶ必要があります。

今回は、VRゴーグルは種類とスペックによって、値段にどれほど違いがあるのか比較します。記事の後半では種類別におすすめ商品10選も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

スマホ用VRゴーグルは、ゴーグルにスマホを装着することでVR体験ができます。ダンボールやプラスティックで組み立てられる簡易的なタイプのゴーグルや、外部の光を遮断してVRの世界に没頭できる本格的なタイプのゴーグルがあります。

簡易的なタイプのゴーグルは100均でも販売されており、本格的なタイプのゴーグルも3,000円以下で販売されているため、VRの世界を気軽に体験したい方におすすめです。YouTubeではスマホ用VRゴーグル用の動画がアップされています。

PlayStation VR（PS VR）はソニーが開発・販売しているヘッドマウントディスプレイであり、PS4やPS5に接続して利用します。PS VRの世界を体験できるゲームやゲーム以外のサービスが充実しています。

画質は高画質とはいえませんが、ほかのVRゴーグルよりもゲームや動画の映像をなめらかに映し出し、リフレッシュレート（映像のなめらかさ）の数値も高くVR酔いがしにくいため、動きが激しいVRゲームにおすすめです。

PS VRは、PS4・PS5で利用できるコントローラーがそのまま利用可能です。また、体感的に操作できる専用のコントローラーが販売されているため、操作に不便がなくVRの世界に没入できます。

パソコン用VRヘッドセットは、HDMI端子やUSBケーブルなどでパソコンに接続して使用します。VRヘッドセットを接続するには、パソコンにも高い画像処理能力が求められるため、一般的な家庭用パソコンでは接続できない可能性が高いです。購入前にお持ちのパソコンがVRヘッドセットに対応しているかを確認してください。

パソコン用VRヘッドセットはほかの種類のVRゴーグルよりも価格が高く、接続する手間がかかります。一方、画面の解像度が高いためVRの世界をより楽しめます。また、パソコン用VRヘッドセットにはVRの世界を移動できる機能（ルームスケール）があるため、VRの世界を体全体で感じられるのも魅力です。

スタンドアローン型はほかの機器に接続することなく、単体で利用できるVRヘッドセットです。接続や設定の必要がなく、手軽にVRの世界を楽しめるのが特徴です。

しかし、スタンドアローン型はメモリサイズを増設できません。そのため、メモリが不足すると利用できなくなります。また、PC用の高品質なゲームにも対応できないためどのくらいのメモリが必要か、やりたいゲームに対応しているかを確認してください。

ポジショントラッキングとは、端末の位置と向きを把握する機能です。VRゴーグルに表示される映像の動きと現実の動きがリンクしているほどリアリティあるVRの世界を楽しめます。

ポジショントラッキング方式には、3DoF・6DoFの2種類があります。3DoFは頭の動きのみが映像に反映されるため、動画視聴に最適です。一方、VRの世界を本格的に体験したい方には、前後左右上下の動きがすべて反映される6DoFがおすすめです。

ピント調整機能はハッキリとした映像を楽しむため、見やすいところにピントを合わせる機能です。VRゴーグルによっては、ついていないものもあるので確認しましょう。特に、視力が悪い場合、ピント調整機能がなければ映像がピンボケしてしまいます。ピントがあっていない映像を見続けると、頭痛や疲れの原因となるので気をつけてください。

VRゴーグルにはヘッドホンが内蔵されているタイプと、ヘッドホンやイヤホンを接続するタイプがあります。ヘッドホン内蔵タイプは価格が高い傾向にありますが、臨場感あふれるVRを楽しめます。また、ヘッドホンなどを接続する手間が省け、VRゴーグル使用中に配線が邪魔にならないメリットがあります。

VRをよりリアルに楽しむためには、高画質のVRゴーグルが必要です。高画質の映像により、リアリティーあふれるVRの世界を体験でき、VR酔いをしにくくなります。VR酔いとは低画質などが原因で脳と身体の感覚が異なり、頭痛やめまいが生じることです。高画質だとVR酔いしにくいため、酔いやすい方は4K以上の高画質かを確認してください。

VRゴーグルは長時間の使用が予想されます。そのため、長時間使用しても首や頭に負担がかかりにくいものを選びましょう。顔にあたる部分にクッションが付いているなど、疲れない工夫がされているかを確認してください。重量が700ｇ以上だと頭や首へ負担が大きくなるので、軽量なVRゴーグルを選ぶのも重要です。

スマホを活用するVRゴーグルの価格相場は数千円です。低価格ですが他の種類のVRゴーグルよりもスペックが劣るため、とりあえずVRを体験してみたい方におすすめです。スマホを活用するVRゴーグルの中には、ピント調整機能・ブルーライトカット・高画質などのスペックが搭載されているものもあるで、必要なスペックを確認して購入してください。

Play Station VR（PS VR）を利用するには、PS本体と「Play Station Camera」が必要です。また、PS5に接続する場合は「Play Station Cameraアダプター」が必要ですが、こちらはPS VRを所有している方には無償で提供されています。

「Play Station VR Special Offer 2020 Winter」は約34,000円、PS本体であるPS4は約32,000円（amazon）、PS5は約49,980円（ディスクドライブなしは39,980円）で販売されています。

すでにPS本体を所有している方はSP VRのみの購入となりますが、本体から買え揃える場合は、初期費用に66,000円以上かかります。VRの世界をより堪能した方は専用のコントローラー（約5,400〜10,000円以上）やゲームカセットの購入が必要なため、合計で約73,000円以上かかると考えましょう。

Play Statation VRは、どの方向を向いても360度に視界が広がり、VRの世界に没入できます。また、リアリティあふれるゲームの世界を楽しめる、リフレッシュレートの数値（映像のなめらかさ）が高いです。頭部の動きを把握するセンサーが内蔵されているため、頭部の位置を正確に認識します。

PS VRには、周囲の音の方向や距離を正確に聞き取れる「3Dオーディオ」機能、ゲーム内で仲間とやり取りができる「内蔵マイク」機能が搭載されているため、臨場感あふれるゲームの世界を体験できます。

パソコンに接続するVRヘッドセットは「HTC VIVE」「Oculus」の2社が圧倒的なシェア率を誇っています。価格は30,000〜150,000円以上と幅広いです。解像度や映像のなめらかさや、オーディオ機能のスペックの違いによって価格は大きく変わります。

また、VRヘッドセットを接続するためには高性能なパソコンが必要です。高性能なパソコンの価格は最低でも100,000円以上なので、初期費用は高額です。VRヘッドセットと高性能パソコンを合わせると、約150,000円以上になると考えられます。

単体で楽しめるスタンドアローン型のVRヘッドセットの価格相場は、30,000円以下～100,000円ほどと幅が広いです。高価なVRヘッドセットは医療機関や法人向けが多いため、ゲームや動画など家庭で楽しむVRヘッドセットは比較的に安価で手に入ります。

スタンドアローン型のVRヘッドセットを購入する際は、対応しているアプリを確認してください。ゲームから動画まで幅広く対応しているものと、動画のみに対応しているものがあります。

高額なイメージの強いVRゴーグルですが、100均やドンキで格安に手に入れられます。

ダイソーの「バーチャルリアリティVRゴーグル」は、スマホアクセサリー売り場で500円（税抜）で販売されています。ほかのVRゴーグルに比べると非常に安価で映像もしっかりしています。さらに、セリアではダンボール素材の「VRゴーグル」、キャンドゥでは「VRメガネ」が販売されています。それぞれ100円（税抜）で見た目は安っぽくみえますが、VR機能はきちんと使えるので、とりあえず試してみたい方におすすめです。

ドンキの「ワイヤレスヘッドホン一体型VRゴーグル」は、スマホ用品のコーナーに3,980円（税抜）で販売さています。VRゴーグルと高音質のヘッドホンが一体となっており、しっかりとした没入感と臨場感を味わえます。折りたたみタイプなので、持ち運びや収納にも便利です。

迷ったら中古やレンタルから始めるのもおすすめです。どちらも新品を購入するより費用が抑えられるのが魅力です。

中古品は、メルカリやヤフオクなど簡単に購入でき、費用を大幅に抑えられます。保証が切れている場合もあるので、注意しましょう。レンタル品は、試しに使ってみたい人や、頻繁に使わないがイベントで使いたいと考えている人におすすめです。レンタルが終わったら返却するため、保管場所に困ることもありません。

今回の記事は、VRゴーグルの価格について詳しく解説しました。VRゴーグルの価格は種類やスペックによって大きく異なります。数千円で手に入る安価なVRゴーグルもあれば、接続機器と合わせて初期費用で数十万かかる高価なVRゴーグルもあります。自分の予算にあったコスパのいいVRゴーグルを見つけてください。