【徹底解説】CPUクーラーの寿命はどれくらい？簡易水冷・空冷で寿命に差はあるの？

CPUクーラーといえば、自作PCに搭載する必須アイテムです。主にCPUを冷却し、熱暴走を抑える役割があります。他パーツ同様、CPUクーラーにも寿命があるので、故障する前に新しいCPUクーラーに交換してあげましょう。

CPUクーラーの寿命はメーカーや製品によって、ピンからキリまであります。また、使用状況によって経年劣化する早さも人それぞれです。突然、故障してもいいように交換用CPUクーラーを1つ持っておくと安心でしょう。

今回は、寿命を迎えるCPUクーラーを事前に交換できるようにCPUクーラーの寿命についてご紹介します。最後に交換におすすめのCPUクーラーを5選ご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

CPUクーラーには空冷と水冷の2種類あります。ここでは、それぞれ寿命の長さは違うのか解説します。

水冷CPUクーラーの寿命は、3年を目安として考えておきましょう。厳密に定義されているわけではないので、使用状況や環境によって寿命の長さは大きく変わってきます。冷却性能の低下などを様子を見ながら交換してあげるといいでしょう。

CPUやグラフィックボードをオーバークロック(性能をあげる機能)する方は、最大限の冷却パワーを使っています。なので、通常の使い方をしている方に比べるとCPUクーラーの寿命が短いです。

空冷CPUクーラーの寿命は、水冷CPUクーラーに比べて長いです。メーカーや製品によってばらつきがあり、使用状況によっても大きく変わります。空冷CPUクーラーはファンの稼働時間で寿命が決まります。

空冷CPUクーラーのスペック表に「使用寿命」が記載されているので、交換時期の目安として見ておきましょう。

CPUクーラーのヒートパイプの寿命は、数年と長いです。製品や使用状況で変わってきますが、ヒートパイプはもともと長期間使えるように設計されています。しかし、数年経つとヒートパイプは劣化し、冷却性能が落ちます。

そのため、CPUクーラー同様に交換してあげるのがベスト。ヒートパイプの寿命について明確に公表していませんが、経年劣化するため3年以上使っている場合は交換を考えておくといいですよ。

CPUクーラーの交換時期は約3年と言われています。使用状況や環境、製品によってばらつきはあるもののCPUクーラーは、約3年経ったら冷却性能が落ちてきます。空冷CPUクーラー、水冷CPUクーラー共にポンプやヒートパイプなどのパーツに劣化症状が出てきます。

購入してそろそろ3年経つという方は、冷却性能が低下していないかこまめにチェックして様子を見ながら交換しましょう。冷却性能に問題がなくても異音がする場合は、すぐに交換することをおすすめします。

CPUクーラーに搭載しているファンが異音・回転不良を起こしている場合、CPUクーラー丸ごと交換かと思いますが、ファンのみのトラブルなら誰でも対応できます。ファントラブルだけでCPUクーラー丸ごと交換すると費用がかさみもったいない感がありますよね。

その場合は、ファンのみを交換してしまいましょう。交換する場合は、取り付けられているファンと同じ大きさであるか、ピンの本数を確認して購入しましょう。下記に簡単に手順をまとめましたので、参考にしてください。

1. CPUファンを固定しているネジを外し、取り出す
2. 新しいCPUファンを取り付ける(ファンの向きに注意)
3. ピンをファンの電源コネクタに繋ぎ直す

CPUクーラーは自作PCにとって必須アイテムです。CPUクーラーの寿命がきて動かなくなってしまえば、PC内に熱がこもりCPUなど他パーツの故障原因になります。CPUクーラーが動かなくなってしまう前に新品のCPUクーラーと交換してあげましょう。