【徹底解説】中古のSSDは危険？｜購入の際の注意点はある？

SSDはHDDよりも高速に読み書きができ、衝撃に強い特徴があります。メリットが多いので、パソコンのストレージはSSDがおすすめです。しかし、SSDは高額なので購入をためらっている人も多いと思います。

そこで候補に上がるのが中古のSSDです。最近ではヤフオクやメルカリのようなフリマアプリも充実していて、中古品を購入しやすくなっています。新品に比べて安いので、状態のいいものを見つけられればコスパは高いです。

中古SSDを購入するときに気になるのが安全性。データを保存する機器であるSSDが故障するリスクはとても大きいため、できるだけ回避したいですよね。そこで本記事では、中古SSDの危険性や購入するときの注意点を解説します。外付けHDDを購入できる中古専門店やハードオフも解説します。

中古のSSDは安価に購入できますが、リスクが高すぎるためおすすめできません。中古PCでもSSDだけは新品を使用している場合が多いのからも、中古SSDの危険性がわかります。ここでは、中古のSSDのリスクを紹介します。

1つ目のリスクは、寿命の目安が不明な点です。SSDは消耗品で書き込み回数に限度があります。SSDの故障は経年劣化によるものが多いです。一般的な寿命は5年程度で、使う頻度が高いほど早く寿命を迎えます。

中古SSDはどの程度の頻度で利用されていたかわかりません。使用期間が短くても高頻度で使用されていれば寿命は短くなります。中古SSDは寿命が短いのは間違いないのでおすすめできません。以下の記事では、SSDの処分方法について解説しています。実際に処分を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

2つ目のリスクは、SSDの故障によるダメージが大きいことです。SSDには動画や書類などのデータを保存するため、SSDが故障すると重要なデータを喪失する危険性があり、安心してパソコンを使用できません。

中古のSSDを使うときは外部ストレージにバックアップを取る必要があります。しかし、外部ストレージを購入するくらいなら、最初から新品のSSDを購入した方がお得です。データの読み書きも高速で場所も取りません。

使用環境を調べるのは重要です。特に個人から購入する場合は、使用頻度やSSDの状態を事前に聞いてください。SSDの状態はソフトで調べられるので、販売者に調べてもらいましょう。代表的なソフトとして「CrystalDiskInfo」がおすすめです。

しかし、ヤフオクやメルカリのような個人からの購入は信頼性が低く、ウイルスの危険性もあるためおすすめできません。基本的に個人からではなく信頼できる店舗で購入してください。

SSDには以下の3種類があります。購入するSSDがどの種類か把握してから購入しましょう。

• SLC：高価格だが寿命が長く高性能
• MLC：中程度の価格で寿命も中程度
• TLC：安価だが寿命が短い

中古で購入する場合はSLCがおすすめで、最低でもMLCの性能は必要です。TLCだと動作に問題がなくてもすぐに故障して使えなくなる可能性があります。

製品によって保証期間は異なります。特に、中古品に保証がつくかはメーカーによって変わるので、必ず確認しましょう。SSDの故障はデータの喪失につながるため、保証があるからといって安心はできません。

データを安全に保存するためにも、定期的に外部ストレージにバックアップをとるのは必須です。また、製造番号の損傷は保証適用外になることが多いです。印字されているか、シールが貼られているかは製品によって違いますが、製造番号が確認できる製品を購入しましょう。

じゃんぱらは中古商品を多く取り扱っているパソコンショップです。実店舗だけでなくネットショップからも商品を購入できます。保証は正常動作しない場合に1週間のみです。ネットショップでは情報が少ないですが、連絡掲示板で商品写真の追加確認・問い合わせができるため、細かい状態を確認できます。

ドスパラはBTOパソコンが有名なパソコン専門店です。本店は秋葉原にあり、ネットでも商品を購入できます。中古SSDの種類は少ないですが、在庫数は充実しています。

保証期間は1週間で、返品は14日間以内なら可能です。本体価格のみ保証の対象で、データや他の機器への影響は保証されません。ネットショップでの写真はイメージ写真のみで実物の写真は確認できないので注意しましょう。

ハードオフはパソコン以外にも本・家具・カメラ・ゲーム・オーディオなどさまざまなアイテムを取り扱っています。SSDも豊富に取り扱っていて、内蔵SSDも外付けSSDも充実しています。商品の状態をランク付けしているため状態がイメージしやすいです。保証期間は商品によって異なりますが、ランクの高い商品は6ヶ月の保証がついています。

中古SSDの使用はリスクが高くおすすめできません。しかし、自作PCの練習やSSDの突然の故障などで安いSSDが必要となることもあります。中古SSDを使用する場合は、リスクをしっかり把握し、こまめにバックアップを取ることが大切です。