おすすめのUSBメモリはどれ？ベンチマークをチェック｜おすすめ9選も

いくつものメーカーからさまざまなタイプのUSBが販売されているため、パソコンに詳しくない場合、どれがいいのか迷ってしまいがちです。キャップ付きかなしかといった見た目だけでも違いがあります。

しかし、USBでもっとも大切なことは記録できる容量や書き込み速度です。USBの性能が求めているレベルでなければデータを記録するのに時間がかかったり、必要なデータを記録できなかったりとトラブルの原因になります。

そこで、USBの性能を確認するためにベンチマークソフトを使用しましょう。USBの性能もパソコン作業を快適にするために大切なポイントです。ここでは、おすすめのUSBメモリや速度の違いをご紹介します。

ベンチマークは元々、測量で利用する水準を示す言葉でした。現在では、株式投資・金融・資産運用の指標銘柄の比較、社会システムの水準や基準などを意味します。

USBの場合は専用に開発されたベンチマークテストを使用してUSB同士の比較をします。そこで出たベンチマークテストの結果を参考にしてそれぞれの性能を確認し、使用するUSBを決めることができます。

ベンチマークソフトで有名なCrystalDiskMarkは、ローカルとネットワーク上のハードディスク・SSD・USBメモリなど、ストレージのデータ転送速度を測定することが目的です。ここでは、使用するときに大切なことや結果の見方をご紹介します。

使用するベンチマークソフトが同じでも、USBの状態やパソコンの環境が異なると結果に信ぴょう性がなくなるため、測定条件は統一して行うことが大切です。

たとえば、USBは未使用状態のうちに測定、セキュリティソフトを起動させたままなど、さまざまな条件を同じように揃えてから測定を開始しましょう。

CrystalDiskMarkの見方を知らなければ、測定しても結果を確認することができません。まず起動すると、測定回数・測定に使うデータのサイズ・測定するドライブが表示されます。

結果の画面ではシーケンシャルアクセス・ランダムアクセス（512KB単位）・読み込み速度などが表示されますので、データを見てUSBの性能の確認をしましょう。

USB2.0とUSB3.0を通信速度で比べた場合でも違いがあります。USB2.0の通信速度は最大480Mbps（論理値）、USB3.0の通信速度は最大5Gbps（論理値）と約10倍以上の速さです。ただし、通信速度は使用している製品や接続機器などに左右されるため、実際は理論値より低くなります。

USBメモリの通信速度は作業をスムーズに行う上で重要です。USBメモリに必要なデータを転送する際に速度が遅いと、作業を進めるペースに影響してしまいます。

そのため、大容量のデータを扱う場合はUSB2.0よりも通信速度の速いUSB3.0がおすすめです。ただし、通信速度が速くなると値段も高くなるため注意しましょう。

「CrystalDiskMark」は、ストレージのほかメモリもモニターできるディスクベンチマークソフトです。Windowsの定番アプリである一方、Mac版は開発されていません。

しかし2016年、CrystalDiskMarkと同様のインターフェイスと機能性を備えた「AmorphousDiskMark」が登場しました。Mac版CrystalDiskMarkと評される場合も多く、ほぼ同じ感覚で扱えるため有効に活用しましょう。

USBメモリにデータの持ち運びに使います。そのため、手軽に使うにはUSBメモリの容量・書き込み速度・互換性などが大切です。USBメモリ本体のスペックだけでなく、パソコンの環境などにも書き込み速度は影響されるので注意しましょう。