スピーカー内蔵モニター・ディスプレイおすすめ15選｜スピーカー付きのメリットは？

PCモニターを購入するにあたって、スピーカーありかなしかどっちを検討したらいいでしょうか。使用する目的や場所によっても、こだわるポイントが異なります。またPCモニターはスピーカー内蔵タイプと内蔵されていないタイプがあり、それぞれ特徴が違うため自分好みのタイプから選ぶのがおすすめです。

ただし、ゲーム・映画といったメディアは映像・音を一緒に楽しむもの。特にFPSのような音ありのゲーム環境を前提とする場合、内蔵スピーカーでは不足しがちです。スピーカー内蔵タイプのメリット・デメリットを考慮し、用途に合わせて選びましょう。

以上を踏まえ、本記事ではスピーカー内蔵のPCモニター・ディスプレイおすすめ11選をご紹介します。盛りだくさんの情報をまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。

スピーカー内蔵タイプのモニターなら配線不要で、オーディオ機器に関する知識がなくとも手軽に音出し可能です。ただし一般的にスピーカー内蔵タイプは外付けスピーカーよりも音が悪いことも多いため、サウンドにこだわる方には物足りなく感じる場合もあります。

特にFPSのように、音ありのプレイ環境を前提とする場合は要チェック。迷うならスピーカー内蔵のモニターを購入し、様子を見た後で外付け用などの外部スピーカーを検討するのがおすすめです。

スピーカー内蔵のPCモニターは、価格が安いものが多く販売されています。なかには1万円台から買えるものもあるため、低コストで押さえたい人にはおすすめです。またメーカーでもさまざまな機種を販売しているため、購入時には比較しながら検討しましょう。

スピーカーを内蔵していないタイプのモニターだと、スピーカーのほかにHDMI端子の増設機器やコードなど別途費用がかかります。一方スピーカー内蔵のPCモニターは1台で完結するためコスト削減につながり、故障時にはモニターだけを修理に出せばいいので総合的にみても低価格でお得です。

スピーカーを内蔵していないモニターは音が出ないだけではなく、音を出す機能が付いていません。比べてスピーカー内蔵のPCモニターはすぐに音を確認できる手軽さが魅力です。またイヤホンジャックが付いているため、イヤホンやヘッドホンを直接つなげて音を楽しめます。

ゲームプレイや仕事中のBGM代わりなど、スピーカー内蔵モニターがあるとなにかと使い勝手がいいのは魅力です。しかし、音質にこだわる方には不向きと言えます。外付けスピーカーは音質のよさで選ばれるものですが、スピーカー内蔵モニターはあくまでもスピーカーは付属品と考えるのが妥当です。

ただし、特に音質が悪いわけではないものの、抜群の高音質を求める方にはやや不満が残る音質になる点は覚えておきましょう。

音の大きさはWの大きさに比例するので、スピーカーを内蔵しているPCモニターは、出力サイズ3W以上を選びましょう。スピーカーは2つでワンセットになっている場合が多く仕様書には2W×2W、2W×2と記載されており合計したW数で判断します。

また出力サイズは小さいと1W、大きなものになると5Wのスピーカーを搭載してるものが多いです。音楽を聴いたり、ゲームをしたりする場合は3Wあれば十分と言えます。W数が大きければ高音質であるとは限りませんが、2W以下になると薄い音質になるので、物足りない方・音をしっかり楽しみたい方は外付けも検討しましょう。

モニターサイズは24インチ・27インチ・32インチが人気です。一般的にサイズが大きくなるのに伴って価格が高くなります。またモニター形状はワイドタイプが主流です。平面タイプと曲面タイプがありますが、ゲームや動画鑑賞が多いなら曲面タイプを選ぶと臨場感ある映像を楽しめます。

そしてウルトラワイドは複数画面を開いて作業する人向け、スクエア型は文書作成が多い人におすすめです。設置場所や用途を考慮してベストなサイズを選びましょう。

モニター解像度を表す単位はdpiです。映像の美しさを比較でき、フルHD(1920×1080)ならゲームにも文書にも幅広く使用できます。より高い解像度を求める方・クリエイティブな作業をする方には4K(3840×2160)もおすすめです。

またWQHD(2,560×1,440)はフルHDと4Kの中間に位置する解像度で両方のいいとこ取りができます。4Kのデメリットは解像度の高さから24インチから32インチのディスプレイでは文字が小さく表示されるところです。WQHDは見やすさがフルHDを上回り、文字も適度な大きさで実用的です。

液晶パネルはIPSパネル・VAパネル・TNパネルの3種類があり、IPSパネルはどの方向から見ても変化が少なく複数人で画面を確認する際に重宝します。VAパネルは見る角度によって色合いが変化し、コントラストが高いため映画鑑賞に最適です。

そしてTNパネルはコストを重視する方に適しています。また表示や応答が早いためゲームモニターに多く採用され、消費電力が低いのも魅力です。

長時間使用するならノングレア、鮮明な映像を求めるならグレアがおすすめです。ノングレアは表面に微細な凹凸を施しているため、画面内部で乱反射を起こすので映像は白っぽくなります。しかし光が反射しにくく、目が疲れにくいのが特徴です。

またグレアは光の反射が多く汚れや傷が目立ちやすい傾向があります。商品数が少ないため選択肢も必然的に絞られますが、映像が非常に美しくきれいです。

PCモニターにはさまざまな接続方法があります。そのなかでもHDMI端子とDVI端子が一般的ですが、ゲームを楽しみたいならDisplayPort、仕事に使用するならUSB-C端子付きのモニターがおすすめです。

DisplayPortは180Hzや200Hzなどの高いリフレッシュレートにも対応できる高機能端子、USB-C端子は電源供給ができるため効率的に仕事が進みます。

PCモニターをゲームに利用する場合は、応答速度・リフレッシュレートの2項目に注目しましょう。応答速度（ms）は、動作に伴って色が切り替わるスピードを表します。リフレッシュレート（Hz）とは、画面の表示情報が切り替わる速度を表したものです。

ゲームに適したモニターの応答速度・リフレッシュレートの目安は4ms以下・60Hz以上が適しています。特にFPSのようなスピードが要求されるゲームの場合、応答速度1ms以下・リフレッシュレート144Hzがおすすめです。PCゲームやPS5にゲーミングモニターとして使用する場合にも適しています。

モニター内蔵スピーカーを販売している人気メーカーは「Dell」「BenQ」などがあります。両メーカーとも多くシリーズ展開され、モニターのラインナップが豊富です。サイズ・解像度・音質などユーザーニーズに応えてくれる商品が揃っています。

シリーズやスペックによって価格帯が幅広く、仕事用・デザイン用・ゲーム用など、用途にあったモニターが選べる人気メーカーです。Dellはシンプルなデザインが多く、BenQは高音質な2.1ch treVoloスピーカー内蔵モニターも取り扱っています。

モニター内蔵スピーカーから音が出ないとパニックになってしまいます。音が出ない場合の対処法はメーカーや機種によって異なりますが、まずは取扱説明書やホームページを確認してみましょう。ここで音が出ない理由として多い原因をお伝えするのでチェックしてみてください。

• モニターの音量がミュートもしくは最小になっている
• 音の出力先設定を間違えている

2点を確認しても音が出ない場合には、メーカーまたは販売店に問い合わせてみましょう。

PCモニターは内蔵スピーカーを備えたタイプがおすすめです。すぐに音を確認できるだけではなく、デスク周りがすっきりしたりコスト削減にも繋がります。本記事を参考に、自分の目的に合った性能のPCモニターを選んで音と映像をより快適に楽しみましょう。