PCモニター・液晶モニターの処分方法を解説｜ヤマダ電機で処分できる？

パソコンモニター（液晶モニター・液晶ディスプレイ・パソコンディスプレイ）を今まで使っていたものよりもさらに大きいものに買い替える場合や、故障などによって不要になったPCモニターの捨て方に迷う方もいますよね。

PCモニターは自治体の粗大ゴミ回収に出せるものなのか、それとも他の方法があるのか、処分方法に迷うものです。また、「ケーズデンキやヤマダ電機で持ち込みはできるのか？」「処分費用はいくら？」などの疑問もあります。

そこで本記事では、主に無料で壊れたモニターを廃棄する方法を紹介します。また、まだ使えるPCモニターやゲーミングモニターを引き取り・買い取ってもらうにはどうしたらいいのかについても解説するので、ぜひ参考にしてください。

PCモニターは自治体で回収する粗大ゴミとして廃棄できません。パソコンリサイクル法の対象品として定められているためです。

パソコンリサイクル法は、PCモニターに含まれている資源を有効に活用したりゴミを削減したりするのを目的としており、メーカーが回収とリサイクル化の義務を定めています。また、事業用のPCモニターはリサイクル法の対処外となるため、産業廃棄物として処理する必要があります。

PCモニター本体に、PCリサイクルマークがあれば製造メーカーで回収してもらえるのでチェックしてみましょう。ここでは、確認方法や製造メーカーへの申し込み手続きなどを詳しく解説します。

製造メーカーで回収を依頼する場合、PCリサイクルマークがPCモニターに貼られていれば無料で処分してもらえます。有料の相場は液晶モニターなら1台約3,000円（税抜）です。

メーカーの公式サイトから申し込めるようになっている場合が多いですが、分からない場合には電話で問い合わせてみましょう。一般的には、申し込むとメーカーからエコゆうパック伝票が届くので、PCモニターを梱包して伝票を張り付け発送する流れになります。

液晶モニターが主流なる前までに販売されていたブラウン管モニターは、ほとんどのものがPCリサイクルマークは付いていません。そのため、ブラウン管モニターを処分する際には他の方法を考える必要があります。

ですが、PCリサイクルマークの普及が始まった2003年以降に製造されたブラウン管モニターなら、稀ですが対応しているものがあります。お使いのブラウン管モニターを処分する際は、製造された年月やPCリサイクルマークをチェックしてみましょう。

PCモニターの回収はメーカーでの回収以外に、リネットジャパンに回収してもらう方法があります。リネットジャパンは国が認定したリサイクル業者です。方法などを詳しく紹介します。

リネットジャパンは、環境省と経済産業省から認定されているリサイクル業者で、200以上の自治体が連携しています。ただし、PCモニターを無料で回収してもらう方法には注意点があります。

パソコン本体を含む回収となるため、パソコンと一緒にディスプレイも入れれば、古くても壊れていても、自作のパソコンであっても1箱無料で回収可能です。しかし、2箱目からは1,500円かかることを覚えておきましょう。データ消去も請け負ってもらえるので、申し込み後無料で消去ソフトを利用できる上、壊れているパソコンでも3,000円で安全な消去作業を依頼できるのが魅力です。

リネットジャパンの申し込みは、楽天のサイトからも申し込めます。リネットジャパンは楽天リサイクルの提携パートナー企業です。ただし、楽天からだと1箱でも1,500円かかります。3辺140cm、20kgまで1箱に何台詰めても同じ料金です。公式サイトから申し込むと、1箱までなら1,500円が無料になります。

有料の回収方法として、パソコン3R推進協会に回収を依頼する方法があります。料金は液晶ディスプレイであれば、4,000～5,000円程度です。ネットから申し込むと郵便局の払い込み用紙が郵送され、料金を支払うと、申し込んだ機器の輸送伝票「エコゆうパック伝票」が送られてきます。

セキュリティーのため必ずパソコンのデータは消去しましょう。梱包して郵便局の方に集荷に来てもらうか、郵便局へ持ち込んで発送するかどちらかとなります。

小型家電リサイクル法によって、不要なPCモニターを回収する家電量販店が多くなりました。どこの家電量販店なら回収してくれるか、下の表にまとめています。それぞれの店舗の条件を確認しましょう。有料の場合は処分にかかる費用もチェックしてください。

最新の情報は常に変わる可能性があるため、最新情報については必ず公式サイトで調べるか直接問い合せてください。モニターの単独回収はしておらず、パソコンと同梱なら無料回収してもらえる場合には、パソコンのデータ消去は忘れずにしましょう。

自治体の粗大ゴミには出せませんが、自治体によってはPCモニターを小型家電リサイクル法に沿って、小型家電として回収できる自治体もあります。各自治体によって対応が違うため、ご自身が住んでいる地域の自治体に問い合わせて、対象商品となっているか確認してみましょう。

小型家電の対象となっている自治体は、役所や商業施設に小型家電専用回収BOXを設置している場合もあるため、問い合わせてみましょう。

中古パソコン店でPCモニターを買い取ってもらう場合には、査定があるため必ず買い取ってもらえるわけではありません。販売から2年ぐらいまでの液晶タイプで、付属品がそろっていれば買い取ってもらえる可能性が高くなります。

主な買取業者は、中古パソコンショップや一部の家電量販店です。主な買取店はソフマップ・じゃんぱら・ヤマダ電機があります。しかし、対応しているかどうかはその時々で変わるため、都度確認しましょう。また、買取専門店なので、廃棄処分は依頼できません。

リサイクルショップや不用品買取業者に、買取を希望する場合には、リサイクルショップの店頭に持ち込むなどの方法で査定を受けるのが一般的な方法です。ただし、不用品回収業者については宅配回収可能な業者もあるため、調べてみましょう。

不用品回収業者は買取にならなかった場合、廃棄処分を依頼できるところがあります。しかし、別途回収の費用がかかる場合があるので確認が必要です。

使わなくなったPCモニターは、処分方法によってはお金がかかるため、少しでもお金にしたい方はメルカリなどのフリマアプリを活用しましょう。

フリマアプリでは、売るものの値段を自分で決められます。下取りに出すと、業者側が買取価格を決めるため値段がつかない可能性もありますが、フリマアプリであれば、高値で売れる場合もあります。その際には、以下のようなポイントを押さえて、商品説明を書くといいです。

• ブランド
• サイズ
• スペック
• 同梱品（あれば）
• 傷や損傷

ただし、出品・発送の手間がかかる点や、個人間の販売となるため、相応のリスクが伴う点は理解しておきましょう。

PCモニターを処分するときには粗大ゴミに出さず、リサイクル法に基づいて回収に対応しているところに依頼しましょう。また、買取をしてもらえる業者もあるので、ぜひご自分にあった処分方法を見つけてください。