HDMI対応モバイルモニター・ディスプレイのおすすめ5選｜給電方法も

動画やゲームはいつでも高画質で手軽に楽しみたいですよね。今はネットで見られるコンテンツも豊富なので、移動中や外出先でゆっくり好きなコンテンツを観たり、自宅でサブディスプレイが必要だったりする方もいます。

そんな方には、手軽に持ち運べてデュアルモニター環境も作れる、モバイルディスプレイ（モバイルモニター）がおすすめです。HDMI端子付きのモデルであればノートパソコンやゲーム機などと接続もできるほか、迫力ある映像が楽しめる大画面モデルもリリースされています。

今回は、HDMI端子付きモバイルディスプレイのおすすめモデルを紹介します。価格帯や選び方・給電方法・タッチパネル付きの製品についても解説するので、ぜひ参考にしてください。

モバイルディスプレイはモニターを設置する場所がなくても、15インチ級の大画面で作業の効率を上げられることやゲームを快適にプレイできることが魅力です。どこにでも持ち運べるため、カフェでノートパソコンの画面を2画面に拡張するといった使い方ができます。

また、Nintendo Switchをドックなしで接続できるモバイルモニターもあるため、場所に捉われずNintendo Switchを大画面でプレイ可能です。モバイルモニターを一つ所持しておくと、仕事や娯楽といったさまざまなシーンで活躍してくれます。

HDMI端子付きモバイルディスプレイは、1万円を切る安価なものから6万円を超えるような高額モデルまでさまざまです。一般的に2万円前後から4万円程度のモデルが主流で、数多く発売されています。スペックや機能が充実したモデルほど高価なため、用途に合わせて必要な機能を選ぶのが大切です。

パソコンのサブモニターとしてモバイルディスプレイを導入するなら、10インチ以下の小型モデルがおすすめです。重量が500g以下のモデルが多いので、ディスプレイを持ち運ぶ機会が多い方にも適しています。次に、メインモニターとして利用し、持ち運びが多い場合は13～15インチがおすすめです。

重量は600～800g程度なので、さほど持ち運びが負担になりません。また、画面が大きい分広い作業スペースを確保できます。

モバイルディスプレイには20インチ以上の大画面モデルもあります。大迫力の映像が楽しめるので、ゲームや映画の視聴が多い方におすすめです。ただし、50cm程度の幅、2kg以上の重さがあるので持ち運びには適していません。また、機種のラインナップが少ないため、自分に合うスペックのモデルが見つからない可能性もあります。24インチ以上はより希少となっています。

モバイルディスプレイに搭載されている端子として最も一般的なものがHDMIです。HDMIは端子の大きさによって標準HDMI・Mini HDMI・Micro HDMIの3種類に大きく分けられます。

標準HDMIはHDMIの中で最も一般的な大きさで、パソコン・テレビ・ゲーム機などで多く用いられています。標準HDMIよりもひと回り小型のHDMI端子がMini HDMIです。Mini HDMIはビデオカメラやノートパソコンとの接続に用いられる場合が多いです。Micro HDMIはMini HDMIよりもさらにひと回り小さいHDMI端子で、スマートフォンなどの小型電子機器に搭載されています。

HDMI端子の中で一般的なものは標準HDMIですが、モバイルディスプレイではMini HDMIが搭載されている場合が多いです。

モバイルディスプレイにUSB端子がある場合、Type-AとType-Cのいずれかの端子が使われます。USB Type-Aは多くのパソコンで採用されている長方形の端子です。

USB Type-CはAndroidスマホやノートパソコンに採用されており、近年主流になりつつあります。Type-Aの最大4倍の速度で通信でき、映像出力と給電を同時にできるオルタネートモードが使用可能です。

ワイヤレス接続に対応したモバイルディスプレイは、ケーブルを使用せずに各端末と接続できます。ケーブルを繋がなければ外出先で使いやすくなり、自宅で使う時もデスクがすっきり片付くのでおすすめです。なお、ワイヤレス接続に対応していないモデルでも、ワイヤレスディスプレイアダプターを使えば無線で接続できます。

内蔵バッテリーを搭載したモバイルディスプレイは、あらかじめ充電すれば電源がない場所でも使えます。そのため、モバイルディスプレイを外出先でよく使う方におすすめです。バッテリーは、およそ3～6時間駆動します。バッテリーを内蔵したモデルから選ぶなら、連続駆動時間も必ずチェックしましょう。

グレアディスプレイは光沢があるタイプです。色を鮮やかに表現でき美しく見えます。しかし、光を反射しやすいため外光や自分の顔が画面に映り込み、見にくく感じる場合があります。また、指紋の汚れが目立ちやすいのもデメリットです。画面に触れた場合はこまめに柔らかい布で拭くことをおすすめします。

ノングレアディスプレイは光沢がないタイプで、鮮やかな色彩表現は得意ではありません。しかし、光を反射しにくいため映り込みが少なく、明るい場所でも光が邪魔になりにくいのがメリットです。さらに、画面が見えづらいといったストレスがなく、眼の疲れも防げます。そのため、外の明るい場所でよく使う方におすすめです。

画面の美しさを重視する方には、解像度の高いモデルがおすすめです。解像度は、画面全体に詰まっている画素の密度を表します。モバイルディスプレイにはフルHDモデルが多く、1920×1080の高い解像度で美しい映像表現が可能です。さらに高解像の4Kは3840×2160の解像度を持ち、きめ細かく高精細な映像が楽しめます。

モバイルディスプレイにスマホを接続した時、スマホから音を出す場合は大きな音が出せません。外部のスピーカーを接続できますが、接続の作業や設置スペースが必要です。スピーカーを内蔵したモデルなら、単体で迫力ある音声が楽しめます。オーディオ機器を準備せずに動画やゲームを楽しみたいなら、スピーカー搭載モデルがおすすめです。

モバイルディスプレイのスタンドは、ディスプレイの背面にスタンドが付いている一体型タイプと、ディスプレイのカバーがスタンドを兼ねている分離型タイプに大きく分けられます。一体型タイプは分離型タイプと比べて角度調整がしやすく、設置する際にスペースを取らないのでおすすめです。

ディスプレイがタッチパネル対応なら、マウスやリモコンだけでなく指でも操作できます。そのため、スマホやタブレットのように直感的な操作が可能です。タッチパネルが搭載されていることによりプレイできるゲームもあります。10点タッチに対応していれば、10本の指で回転やズームなど多彩な操作ができるので便利です。

石川県に本社を置くメーカーです。モバイルディスプレイでは、薄くて軽量な商品が人気を集めています。また、HDMI端子だけでなくUSB端子もついており、給電も同時におこなえるので外出時のデュアルディスプレイ用としてもおすすめのメーカーです。キャリングケースがついている商品もあるので、ぜひチェックしてください。

台湾に本社を置くメーカーです。品質もさることながら、値段が安いのも魅力的。コスパを求めてモバイルディスプレイを探している方におすすめのメーカーです。スタンドにもなるケース・自動向き変更機能・薄くて軽いなど機能性で優れた商品が多いのもエイスースの特徴です。

「山善（YAMAZEN）」は大阪に本社を置く日本製のメーカーです。品質・値段ともに優れていて、コスパに優れた商品を求める方におすすめ。また、13インチから15.6インチまで幅広い画面サイズのモバイルディスプレイを取り扱っているのも山善の特徴です。安い、かつ日本のメーカーの商品を求めている方は、ぜひチェックしてください。

他にない珍しい機能やリーズナブルさから、家電業界でも徐々に知名度を伸ばしているのが、宮城県仙台市に本社を構えるアイリスオーヤマです。スピードの速さも強い武器で、時代に合ったものをいち早く届けてくれます。

そんなアイリスオーヤマのモバイルディスプレイは、テレワークでも活躍するポータブルタイプです。15.6インチと13.3インチの2種類があり、出張やテレワークでも活躍するサイズ感です。15.6インチでも計量モデルになっています。

「HP」はアメリカ・カルフォルニアに本社を置くパソコンメーカーです。国内のパソコン出荷台数シェアはトップクラスで、パソコンの価格が安いことでも人気が高いです。

HPのモバイルディスプレイは軽さが魅力的で、持ち運びやすさに優れています。usb-cでノートPCと接続・電源を供給でき、シームレスな使い勝手が可能です。注意点として、HDMI対応ではありません。

HDMI対応のモバイルディスプレイについて紹介してきましたが、他にもピポット機能の搭載やカメラが内蔵されたものなど、魅力的なPCモニター・ディスプレイは数多くあります。

下記の記事では、それに該当するPCモニター・ディスプレイなどについて詳しく解説しています。自分の用途に合うディスプレイを探す場合に、ぜひ参考にしてしてください。

HDMI端子付きモバイルディスプレイは、ゲームのプレイや映像コンテンツの視聴に有効に使えます。選ぶ際のチェックポイントを把握することにより、多彩なラインナップから、最適なモデルを見つけられます。ニーズに合ったHDMI端子付きモバイルディスプレイを使用して、在宅勤務や外出先でも快適に作業しましょう。