1TBのSSD人気おすすめランキング12選｜1TB SSDの価格相場はどのくらい？

パソコンに標準搭載されているSSD(ソリッドステートドライブ)は、HDD(ハードディスクドライブ)よりも容量が小さいものが多く、容量不足でお困りの方も多いのでは。そんな方におすすめなのが、1TB(テラバイト)の保存容量があるSSDです。

本記事では、1TBのSSDの選び方・メーカーの特徴について解説します。記事の後半では外付け・内蔵SSDなどのおすすめ商品のほか、SSDの換装方法をノートパソコンなど機種別にご紹介します。最安値も要チェックです。

ゲームを快適に行いたい方などはぜひ参考にしてください。ご自身の利用目的やパソコンの端子に合ったSSDを購入して、大容量の動画データも保存できるようにしましょう。

SSDとは「Solid State Drive」の略称、HDDは「Hard Disk Drive」の略称で、いずれもゲームやパソコンのデータを保存しておく場所を指します。

SSDの特徴は、なんと言っても速度の速さです。機器との組み合わせにもよりますが、HDDと比較すると数倍以上になる場合もあります。
一般に「SSDは値段が高い」というイメージがありますが、1~2TBまでの容量ならHDDとの価格差は2,000円程度とさほど大きくありません。

2TBあれば、動画編集やゲームをメインに使用する人でもストレージをそれほど気にせず使用できます。4TB・8TBなど大容量モデルを価格重視で選びたい！という人以外はSSDがおすすめです。

SSD選びで後悔しないためには、まず内蔵型・外付けどちらのタイプが使い方に適しているか知る必要があります。

それぞれ

• 内蔵型
  →パソコンやゲームの起動を速くしたい人
  　内蔵型HDDをSSDに交換したい人
• 外付け
  →簡単にパソコンやゲームデータの保存容量を増やしたい人

におすすめです。

さらに、内蔵型を選ぶ際は必ず接続方式をチェックする必要があります。
内蔵型の場合、接続方式が合っていないと動作しなくなってしまうためです。

外付けSSDを選びたい人は接続方式を気にする必要はないため、下のボタンから次の項目に進んでください！

▼こちらをタップ▼

内蔵型SSDの接続方式による選び方は

• SATA接続
  →2.5インチSSD
• PCle接続
  →M.2 SSD

と考えればOKです。

さらに使い方で分けると

• PS4やパソコンのHDDをSSDに交換する
  →SATA接続ができてコスパもいい2.5インチSSD
• PS5や最新型のパソコンに使用する
  →速度の速いPCle接続ができるM.2 SSD

がおすすめです。

中にはSATA接続に対応しているM.2 SSDもありますが、M.2SSDの性能が高いのはあくまでPCle接続を採用している場合であり、あえてM.2SSDを使う意味はありません。
使用しているデバイスがSATA接続であれば、よりコスパのいい2.5インチSSDを選びましょう。

このほかmSATA接続に対応しているmSATA、Micro SATA接続に対応している1.8インチSSDもありますが、いずれも旧型で製品バリエーションも減少傾向にあるため、あえて選ぶ必要はありません。

内蔵型SSDの定番規格が2.5インチSSDです。

PS4やパソコン・ノートパソコンのHDDを交換するなら大抵この規格がマッチします。

SSDはHDDよりも速度が数倍早く消費電力も少ないため、換装するメリットは大きいです。内蔵型ならパソコン・PS4のロード時間だけでなく起動速度も速くなるため、使用感もより快適になります。

2.5インチSSDの厚みは7mm・9.5mmと2種類ありますが、性能差に影響はないため主流の7mmを選びましょう。もし入れ替えるHDDとサイズが合わない場合は、スペーサーというパーツで厚みを調整すれば問題なく使用できます。

転送速度の速さで選ぶならM.2 SSDがおすすめです。
M.2 SSDは最新の規格で、SATA接続よりも約7倍*の速さでデータ転送ができるPCIe接続を採用しています。

SSDよりも小型化されているため、最新の薄型ノートPCやタブレット、PS5にも使用できるのがメリットです。

さらにM.2 SSDには「接続規格」が

• PCI Express 4.0×4
• PCI Express 3.0×4

と2種類ありPCI Express 4.0×4の方が転送速度が速いモデルです。

しかし、この2つに体感レベルでの速度差があるわけではないため、どちらを選んでも大きく失敗はしません。

* SATA接続の最大理論値が約600MB/s、PCIe(NVMe)接続は約4,000MB/s

外付けSSDなら、USBケーブルで接続するだけで簡単に容量を増やせます。内蔵型と違ってパソコン内部に手を加えないので、特別な知識はいりません。

HDDよりも読み込み速度が速く、パソコンで重たいデータを扱ったり、ゲームのロード時間を短縮できるのが大きなメリットです。持ち運びできるサイズで耐衝撃性もあるため、外出先での作業にも活躍します。本体に直接差せるUSBメモリのような形状のモデルもあり、手軽さは抜群です。

外付けSSDにもUSB2.0・USB3.0・Type-Cと接続方式に違いがあります。USB2.0対応の機器にUSB3.0のSSDを使用しても動作しないわけではありませんが、パフォーマンスを最大限発揮できません。自分の使っているPC・ゲーム機器が対応どれに対応しているかチェックしましょう。

1TB SSDの平均価格は、外付け型がおよそ7,000~1万7,000円、対して内蔵型(2.5インチ)が8,000〜1万5,000円台、内蔵型(M.2)が8,000〜1万5,000円台となっています。本体価格としては高くなりますが、1GBあたりのコスパで考えるとむしろ低容量モデルよりも安くなっています。

ここまでのおさらいをしましょう。SSD選びで失敗しないためのポイントは、

の2つでした。

【結論】

 繰り返しになりますが、あまりこだわりがない方はここまで読んだらあとは価格が安いものを選択すれば間違いありません。

このあとはさらにこだわって選びたい、という方向けに記事を書いていきますので、興味がないよ、という方は以下のボタンをタップしておすすめ商品をご覧ください。

SSDの読み書き速度は、最大読み込み速度：○MB/s・最大書き込み速度：○MB/sと表されます。数字が大きいほど読み書きが速いことを表しています。

SSDの読み書き速度は以下を基準に選びましょう。

NAND型フラッシュメモリとは、セル(メモリの保存領域の最小単位)に保存できる容量のレベルを指します。

NANDの種類によってSSDの寿命である書き換え回数の上限値が大きく変わるため、SSDを選ぶ際には注目したいポイントです。

価格・耐久性(書き換え回数の上限)・容量のバランスを加味すると、MLC・TLCはバランスが良く、一般的にも普及しています。

スマホの人気ブランドGalaxyをはじめ、電子部品・製品を多く手掛ける韓国のメーカー「サムスン」。ラインナップが豊富で、SATA・M.2・外付けいずれも販売しています。SSDの部品も純正が多く、信頼性の高さが特徴です。

アメリカに本社を置き、世界最大のメモリメーカーとして知られる「Crucial」。メモリだけでなくSSDの性能もいいと評判で、通販サイトのランキング上位常連、口コミもいいものが多く寄せられています。SSDの種類も豊富なので、内蔵型が欲しい人にも外付けが欲しい人にもおすすめです。

メモリメーカーとして高い実績、自作PCユーザーから厚い信頼を集めるアメリカに本社を置く「キングストン」。高品質かつリーズナブルな商品も多く、コストを抑えたい時にも便利なメーカーです。

2015年にフラッシュメモリ業界で有名なSandiskを買収したアメリカの「Western Digital」。速度や耐久性能に定評があり、価格もそれほど高くないので人気があるメーカーです。

買収されたSandisk名義でもSSDを出しており、商品によってはパッケージが違うだけで中身は同じということもあるので、メーカーデザインや価格で決めても問題ありません。

HDDをSSDに変える場合、OSを新たにインストールする「クリーンインストール」という方法と、OSごと新しいSSDに移行する「データ移行」という方法があります。

「データ移行」はこれまで使用していたOS・データをそのまま使えますが、事前にコピー作業が必要です。「クリーンインストール」はこれまでのデータはすべて消去されてしまいます。デバイスの使用状況によって使い分けましょう。

内蔵型SSDの換装方法は以下の手順です。

1. 自分のデバイスが換装可能なモデルか確認する
   (わからない場合はメーカーに問い合わせ)
2. 接続方式・規格の合うSSDを用意する
3. 「クリーンインストール」する場合は
   消去したくないデータのバックアップを取っておく
   「データ移行」の場合は新しいSSDにクローンを作成する
4. デバイス内部のHDDをSSDに差し替える
5. SSDをフォーマットしてデバイスに認識させる

NVMeはSSDに最適化された通信プロトコル(データをやり取りする際のルール・手順)です。

厳密には接続方式(インターフェイス)とは異なりますが、「NVMe接続」とも表記されるため、PCIe接続・SATA接続との違いに混乱する人もいますよね。

NVMe接続はPCIe接続のM.2 SSDに採用されているため、SATA接続とは互換性がありません。

簡単な覚え方としては

M.2 SSD = PCIe接続(NVMe接続) 

となります。

SSDの適正温度はおよそ50℃以下です。
60℃、70℃になるとSSDが故障・破損しかねないため、発熱が起きやすい場合は熱対策をしておきましょう。

具体的な熱対策は以下のようなものがあります。

• 冷却ファンが機能しているか確認
• 負荷の高い処理を止める
• 室内環境を整える
• 通気口がホコリで塞がっていないか確認

SSDの温度をすぐに冷やしたい場合でも、保冷剤を当てて温度を下げるのはNGです。水滴が入るだけでも、デバイス自体の故障を招きかねません。

すぐに冷やしたいときは作業を中断し、風を当てるなどして温度を下げましょう。

SSDの選び方は一見すると難しそうですが、実はポイントを押さえればうまく選べます。今回紹介したSSDに関する知識を参考にしながら、自分に合ったものを見つけてください。SSDに取り替えてパソコン・ゲームをもっと快適に使いましょう。