安いペンタブレットおすすめ8選｜絵を描くタブレット【Androidタブレットも】

ペンタブレットはデジタルイラストを描くのに使われており、初心者にも使いやすい商品です。Androidタブレットやお絵描きタブレットなどで使用可能であり、最近ではビジネスシーンで利用される機会も増えてきました。

ペンタブレットにもさまざまな種類があり、目的によって使えるタイプも異なります。お絵描き向けのタイプや執筆用タイプなど、使用目的に合わせて選ぶのが大事です。しかし、初心者には種類が多すぎてどれを選んだらいいのか分からない方もいますよね。

そこで今回は、お絵描きに向いている安いペンタブレットやAnrdroid対応のペンタブレットについて解説します。おすすめの製品のランキングもご紹介していますので、よく絵を描く方はぜひ参考にしてみてください。

安いペンタブレットでも、十分なお絵描きが可能です。ペン先の位置を読み取る座標検出・線の太さなどに変化をつける筆圧感知・筆のような絵が描ける傾き検知の機能があれば問題ありません。購入前に、最低限の機能がついているかチェックしておきましょう。

初心者でデジタルイラストを始めたいけれど予算は割けない方には、安くて手の出しやすい板タブがおすすめです。板タブは上位モデルでも液タブの低価格帯ほどの価格で購入できます。

ただし、板タブの上位モデルを買うくらいなら液タブの方が使いやすさの面でも優っている方もいます。理由は、板タブでデジタルイラストを思った通りの線で描けるようになるには時間がかかるためです。

コツを掴むまでに個人差がありますが、プロの方でも板タブを愛用している人も多いです。機能が劣る事なく、慣れれば十分デジタルイラストを楽しめるようになります。

「デジタルイラストは初めてだけど、ある程度の出費は覚悟している」方や、「今まで板タブを使っていたけど液タブに替えたい」方も手が出しやすいのが低価格の液タブです。最近では安くても性能がいい液タブが販売されているのでかなり敷居が低くなりました。

直感的に問題なく線を描き込めるので、意図しない線を何度も描き直す時間のロスがなくなります。ただし、液タブといえども完全に紙に絵を描くような感覚ではないので注意が必要です。

液晶ディスプレイの上に直接ペン先が当たるわけではなく、薄いガラスを隔てて描画されているので視差が生じます。この視差をなるべく減らしたい場合はフルラミネート加工の液タブを選びましょう。

ペンタブレットを探すときには、まずどのOSに対応しているかをチェックするのが大切です。ペンタブレットはWindows・Mac両方に対応できる製品が多いですが、安い製品の場合どちらかのみ対応している場合もあります。

また、AndroidOSに対応していればスマホやタブレットに接続可能です。接続するデバイスの型番をチェックしてペンタブレットの対応機種に含まれているか確認しましょう。

自分が使いたいソフトやアプリに対応しているかチェックするのも大事です。普段使っているPCに対応していないと使用できないタイプもあるため、事前に調べておきましょう。また、ソフトやアプリも別で用意しておく必要があります。

筆圧感知レベルはなるべく高いもの、できれば4096以上のものを選ぶのが大事です。筆圧レベルは数字で表され、高い順に以下のようになっています。

• 8192
• 4096
• 2048
• 1024

筆圧感知レベルが4096以上の製品であればマウスで描くようなデジタル線でなく、強弱の付いた線で描けるようになります。子供が遊びに使うなら1024でも十分なので、用途に合わせて選ぶのもおすすめです。

傾き検出機能はアナログで描くのに近い感覚で線を描けるのがメリットです。ペンの傾きで線の太さを調整できる機能なので、デジタルイラストの自由度を高められます。

選ぶ際は使用しているデバイスの解像度を上回らない物を選ぶようにしましょう。画面に対してサイズが小さすぎると、僅かな線でも大きく表示されてしまい絵を描きにくくなります。ワコムの公式サイトに参考となる、サイズごとのデバイスの大きさが記載されているのでぜひ確認してみてください。

描きたい絵の大きさは人によって違います。ペンタブレットは入力エリアとモニターの表示エリアの調整ができ、モニター上と実際に自分で動かすペンの感覚を設定できるので覚えておきましょう。

なるべくコストパフォーマンスを重視したい方は、替え芯がついているものを選ぶのがおすすめです。筆圧が強い方や初心者はペン先の芯が消耗しやすいのでついていると安心です。他には描画ソフトウェアのダウンロードができる商品もあります。

すでに使っているソフトがあれば不要ですが、たとえばワコムのIntuosは購入特典として人気のペイントソフトクリップスタジオの2年ライセンスが付属しています。デジタルイラスト完全初心者にとっては嬉しい特典です。

初心者のうちは持て余したりあまり使用しなかったりするのが、タブレットに搭載されたショートカットやファンクションキーです。しかし、上手く利用すればイラストを描く際の効率化も望める機能なのです。

長期的にデジタルイラストを続けていく人にとっては付いていてほしい機能になります。キーボードを無くして机の上をスッキリさせられるので、イラストを描くのに集中できます。

ペンに付いている機能にも注目してみましょう。消しゴム機能が付いていたり充電なしで使用できるタイプなど、さまざまな機能を備えたものがあります。自分の求める要素があるものをチェックして選んでください。

1万円以下の安い板タブの場合、ワイヤレスには対応していない製品が多いです。しかし、有線接続でも絵を描く時にコードが邪魔になるといったトラブルは少ないため、ワイヤレス非対応の製品でもあまり問題はありません。

有線接続のペンタブレットを活用する場合USBポートで接続する必要があるので、接続したいパソコンにUSBポートが複数搭載されているかどうかはしっかりとチェックしましょう。

ペンタブレットメーカーで最大のシェアを持っているのがワコム(Wacom)です。最近ではXP-PenやHUIONといった比較的安価でコスパがいいメーカーも注目されています。学生には低予算で買えるペン付きタブレットが増えたのは嬉しいポイントです。

ワコムは豊富な種類の販売しており、スタイラスペンの性能が優れているなど多くのイラストレーターが使用しています。ワコムのペンタブレットの主な特徴は以下の通りです。

• ペンタブレットの最大手の国産メーカー
• 機能性に優れている
• シェア率が高いので解説しているサイトも多い
• 安心の品質
• 豊富なラインナップ

メーカー選びで迷ったらシェア率が高い、ワコムがおすすめです。

PCは持っていないけどスマホでデジタルイラストを描きたい方も使えるペンタブレットがあります。こちらはAndroidタブレットでのみ使用できます。アップル製品のiPadやiPhoneでは使用不可です。

アップル製品でお絵かきする場合はApple Pencilを使って液タブのような操作が可能です。スマホでも使えるAndroid接続対応のペンタブレットは安いタイプだと4,000円程で手に入ります。

もちろんPCでも使用できるので、後々PCで描くつもりでも安心です。スマホ対応ペンタブレットについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も併せてチェックしてください。

替え芯のお話で芯は消耗品と説明しましたが、実はペンタブレットも描いているうちに摩耗してペンの滑り方が変わってきてしまいます。本体を買い替えずに長く使い続けるには保護シートや印刷紙をタブレット上に貼って保護する必要があります。

また、グローブは手の保護の面で便利です。特に液タブの長時間イラストは熱がこもりやすく、手汗で描きにくくなるので保護シートやグローブを用いるとそれを防げます。

せっかく安いペンタブレットを購入しても、不具合やトラブルに見舞われて結局高くつくケースも存在します。使用しているソフトに対応いないならまだしも、PCデバイスに対応しておらずまったく使えない事態になりかねません。特に初心者の場合はメーカーサポートがついていると安心なので確認しておきましょう。

安くペンタブレットを買いたい場合、中古品を選ぶのも1つの手です。中古品のペンタブレットを探す場合には、

• 発売時期が新しいか
• 付属品がすべてそろっているか
• 信頼できる店舗が販売しているか
• 動作確認済みかどうか
• 中古品の状態を写真で確認できるか

といった5つのポイントを確認しましょう。状態のいい中古品ペンタブレットを探したい方は、こちらの記事も参考にしてください。

最近ではコストパフォーマンスに優れたペンタブレットが増えています。自分の予算と照らし合わせて、安い上に高性能なペンタブレットを見つけましょう。ぜひ素敵なデジタルイラストライフを楽しんでください。