ハードディスクケースおすすめ13選！RAID機能・4Bayについても【HDDケース】

ハードディスクは振動に非常に弱く、PCケースにしっかり固定しないとちょっとした衝撃で内部データが破損する場合もあります。ハードディスクを持ち運ぶ場合は、特に振動に気を付けなくてはなりません。しかし、自分では気が付かないところで衝撃を与えている可能性もあります。

そんなときにおすすめなのがHDDケースです。HDDケースは衝撃に強いだけでなく、複数のHDDを搭載できるタイプ・RAID機能付きのRAIDケース・SSDも接続できる2.5インチ対応のタイプなどがあります。転送速度に関わるUSBの規格も重要です。ただし、種類が多いので選ぶのに迷いますよね。

今回は、USB端子使用時の転送速度の解説・ケースの選び方・おすすめのハードディスクケースも紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

ケースの場合は中身のハードディスクを自身で選ぶ必要があるため、HDDの容量を自由に決めやすいです。中身のハードディスクに自身の好きなハードディスクを使えば、より信頼性の高いメーカーのHDDを取り入れられます。予算にも合わせて選びやすいです。

自身の使い方に適した容量を用いれば、外付けハードディスクよりも選択肢が増え、よりたくさんのデータの管理などを手軽にできます。同じメーカーのHDDを用いれば、機器に問題が発生した場合でもサポートを受けるメーカーの数を減らせるので便利です。

さらに、画像データ用のケース・映像向けのケースなどカテゴリーごとに最適なHDDを選べば分類も可能です。

ケースの種類によってはRAIDという、内臓されたデータを複数のケースに対して複製し、データのバックアップを増やせる機能などがあります。複数の便利な機能が使えるため、より自身の用途に適した機能付きのケースを探せば便利に役立てやすいです。

RAID機能は複数のケースの導入が必要になりますが、その分データを読み込む速度が速くなり、作業の効率も上げられます。また、ケースによっては複数のHDDを取り付けられる形式も利用でき、1つのケースにまとめてコンパクトな収納が可能です。

豊富な種類の中には裸族シリーズといった、台にHDDを差し込むだけの直感的な操作でクローン作成が手軽に行える複製機能に特化したタイプもあります。

ハードディスクのケースは種類が豊富なため、

• PCのデータを保存する用途
• テレビ番組の録画用
• バックアップを取り本体のデータ容量を節約する用
• ゲームデータの保管用

など、さまざまな用途に合わせて導入可能です。

据え置き型であれば録画などに向いた容量が多めの設計の種類を選びやすく、持ち運び可能なタイプなら出先で必要なデータを手軽に持っていけます。

データ保存以外にも、RAID機能など特徴的な機能が付加されたタイプなら自身の用途に最適な用品を導入可能です。ケースと合わせて内蔵タイプのHDDやSSDを取り入れれば、自分に合った便利な機能を付与して使いやすく改良できます。さまざまデータ管理を効率的にするのに便利です。

ハードディスクはデータが増えると容量不足に陥りやすいですが、ケースを利用すればハードディスクを追加・交換するだけで手軽に容量を増やせます。外付けのハードディスクを追加して設定し直すよりも直感的な交換が可能です。

中身のディスクを交換するだけで使えるので、ケースが持つ特性は変更されません。自分に合った機能を続けて取り入れられます。

また、HDDよりもデータ処理の早いSSDにも変更がしやすく、業者に頼む場合に発生するコストや時間を上手に節約可能です。容量がいっぱいになってデータ容量を増やしたい場面でも、自分で交換作業を行いやすいのがメリットです。

SSDケースとHDDケースとの違いは、3.5インチサイズに合った設計がされている点です。これは、3.5インチのハードディスクが主流になっているためです。SSDケースはより小型で、ほとんどの製品は2.5インチに設計されています。

また、HDDケースのうち、2.5インチに対応している種類はSSDにも対応済みの場合があります。HDDケースにはより処理が速いSATA形式を、SSDケースにはNVMeといった処理が高速化された通信方式を用いたタイプが便利です。

ただし、SSDケースにHDDを入れて使うとUSBでの処理速度を表すUSB速度の速さが生かせません。そのため、SSDをメインに用いる場合は外付けのSSDを探すのがおすすめです。以下の記事では外付け型のSSDの選び方や具体例を紹介しているので、ぜひ合わせてチェックしてください。

ハードディスクのサイズには3.5インチと2.5インチの2種類があるため、どちらのサイズに対応したケースかで選ぶのもおすすめです。3.5インチのディスクはデスクトップ型のPCに、2.5インチのタイプはノートPCに用いられます。また、3.5インチと2.5インチ両方に対応した種類もあり、使いやすいです。

3.5インチ向けのケースは容量がより大きいディスクに対応しやすく、据え置きタイプが選べます。据え置きタイプのケースは、処理速度が速く便利な機能付きの種類を探しやすいです。2.5インチ向けのケースは処理速度は遅めですが、軽量で省サイズのため持ち運びに適しています。

使う場所に合わせて、ディスクも含めサイズを変えるのも便利です。対応しているサイズを確認してケースを選べば、故障の心配がなく使えます。

ケースにはケースタイプと取り付けタイプの2種類があります。外部ストレージをメインとして使用する場合は、衝撃やホコリなどからHDDを守れるケースタイプがおすすめです。

取り付けタイプは、HDD間でデータ転送をしたい方におすすめです。簡単に差し込めるので抜き差しなどの作業が楽ですが、端子部分が剥き出しなので衝撃などに弱いです。使用用途に合わせたケース選びをしましょう。

電源の有無は、3.5インチに対応か・2.5インチに対応かで変わります。据え置きが多い3.5インチではACアダプターを用いる形式が多く、2.5インチは軽量で場所を取りにくいUSBを用いる形式が多いです。

しかし、2.5インチ対応のケースであってもUSBのバスパワー接続ではなく、ACアダプターで充電する場合もあります。2.5インチ向けのケースを購入する場合には、持ち運びの形式に適したUSB電源が用いられるか確認しましょう。

USB端子の形状の違いについて確認するのも重要です。Type-AはWindowsに、Type-CはMacに対応しているので、導入前に端子の形を確認しましょう。端子が合っていない場合は、変換アダプターを使って端子の形状を変えられます

ただし、USBの両端の形状が同じだとトラブルが起きる場合もあります。どちらもType-Cになるのは問題ありませんが、両端がType-Aだと接続先の機器が故障しやすいので注意してください。

ハードディスクに接続するコネクタは、「SATA」に対応したものがおすすめです。以前はIDEコネクタが主流でしたが、2006年を境にSATA対応のハードディスクが増えています。形状が異なると接続できないので、2006年以降のハードディスクを接続するならSATAに対応したものを選びましょう。

HDDケースを選ぶ際は、HDDの最大容量も確認しましょう。HDDは種類によって500GBほどの容量のものから、10TB以上の大容量のものまでさまざまです。

HDDケースにはHDDの最大容量に制限があるため、HDDの容量に対してケースの容量が合わないとすべてデータが使えないだけでなく、そもそも認識ができないなどのアクシデントが起こる場合もあります。そのため、HDDの容量に合わせてケースを選んでください。

ケース内が高温になるとハードディスクが傷みやすいので、放熱性も考えてを選びましょう。転送速度が速いハードディスクは高温になりやすいので、放熱性の高いハードディスクが必要です。フルアルミタイプや冷却ファン内蔵タイプは、放熱性が高いです。

仕事で写真や大量の資料を扱っている方など、データの保存量が多い方には4Bayなどの外付けドライブケースもおすすめです。外付けのドライブケースは、複数のHDDを搭載できるのが特徴です。データ量が増えても安心して使用できます。

中には、RAID機能が備わっていてバックアップが取れるケースもあります。また、何人かで1つのパソコンを使用している場合にも、複数のHDDを1台にまとめられる外付けドライブケースが便利です。ただし、サイズが大きめなので購入する際は事前に置き場所も確認しましょう。

接続に使うUSBの種類によってデータを処理する速度が変わるため、処理速度を上げて効率良く作業したい場合はUSBの種類に着目するのも大切です。USB2.0の場合、速度が遅めなため作業時間がかかるのが前提のバックアップ用途以外では不便を感じやすくなります。

処理速度の速いUSB3.0やUSB3.1 gen1は、頻繁にデータを読み込んで作業する場合に便利で、HDDケースを接続するUSBとして最適です。また、ケースと接続機器が同じUSBの規格に対応していると、速度を速められます。

しかし、USB3.2 gen2は処理が遅めのHDDでは劇的には効率を上げづらく、SSDのケースと接続する場合に適しています。

ケースの中にHDDを入れて機器に接続しても、HDDが認識されない場合はフォーマットをしてから設定し直すと問題が解消されやすいです。しかし、フォーマットをするとディスクの中のデータが消去されるため、データ復旧ソフトなどを用いて中身のデータを別の場所に移しましょう。

WindowsPCの場合は、エクスプローラーのアプリを開いてPCの項目をクリックして「ディスク管理」画面を開きます。該当するディスクを右クリックしたらフォーマットを選択しましょう。開始を押すとフォーマットが始まり、HDDをPCなどに認識させられます。

また、エクスプローラー画面でディスクの表示がありクリックすると「アクセスが拒否されました」といった画面表示が出る場合があります。ディスクを右クリックしてプロパティを開き、セキュリティタブからアクセス許可を編集すると改善する可能性が高いです。

ハードディスクを外付けにできるケースは、選び方のコツなどを踏まえて選べば自身の用途に最適なグッズを取り入れられます。用途別に商品を比較し、自身が使いたい場面に合った周辺機器を導入して、データを上手に管理しましょう。