【PS4 ProにおすすめのSSD10選】HDDから換装して爆速を手に入れる！

PS4 Proの速度が遅いと感じたことはないでしょうか。実はPS4 Proのストレージは2.5インチHDDなので、SSDを搭載したほとんどの現行のパソコンと比べると遅いと言えます。もちろん、OSやCPUの作りが違うので単純に比較はできませんが、ストレージの速度だけで考えるとどうしても遅い判断をせざるを得ません。

実はPS4 Proは、無印のPS4と違ってSATA3に対応しています。PS4と比べて倍のデータ転送速度を出すことが可能なので、SSDに換装することでより高速な読み込みが可能になります。

とはいえどんなSSDでも使えるというわけではありません。メーカーが動作確認をしたSSDでないとPS4が認識しない、正しい読み込み速度が出ないといった不具合が起こる可能性があります。この記事でメーカー確認済みのSSDを詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。

PS4 Proは知っている人も多い通り初期状態ではHDDが内蔵されています。しかし対応の規格としてはSATA3に対応しているため、SSDへの換装が可能です。SATA3はHDDとSSDの接続規格の一つで、データを記録したり読み取るために必要なものです。

SSDは読み込み、書き込み共にHDDの数倍なため、SATA3に対応している内蔵HDDをSSDに換装することで、PS4 Proの処理能力が高くなり、ロード時間が短くなります。サクサクと非常に動くので、HDDよりも映像も滑らかに快適に楽しむことができます。

また、SSDに換装することによって、発熱が少なくなり本体やCPUへの負担が軽くなるメリットがあります。負担が軽くなることで故障やトラブルが起こる可能性も低くなるので嬉しいポイントです。

SSDは高価な製品が多く手を出しづらいのが特徴でデメリットです。高価な製品のため、容量が大きいものを選べばそれなりの値段がします。容量の大きい製品を選ぶとPS4本体より高額になる場合もあるので、コスパは悪いといえるでしょう。

高価だからといって安いSSDを選んでしまうと容量が少なく、すぐに容量不足になるため注意が必要です。また、内蔵SSDへ換装する場合はメーカーの保証対象外となるので、壊れても自己責任になります。

データは消える場合があるので、事前にバックアップをおすすめします。

PS4をSSD換装したけど、「意味ない、速くならない」などといった声もあります。これは、SATA2.0でSSDの性能を十分に発揮できないことが原因です。すなわちSATA3.0のPS4Pro以外は見違えるようなスピードアップは期待できません。ただし、PS4でも3秒ほど起動時間が速くなります。

SSDを搭載することで実際にどれくらい速くなるのか見ていきたいと思います。PS4 Proに標準搭載されているHDD、SSDに換装した場合と外付けSSDを導入した場合の速度を比べてみました。人気RPG「モンスターハンター」の起動時間とロード時間を見てみましょう。

少しの誤差はありますが、この結果を見てみると内蔵SSDだと起動時間が約42秒とHDDに比べて約9秒も速くなります。外付けSSDを導入してもそこまで変わらないと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、この通りです。

表から見てわかるように外付けSSDでも十分に速くなり、HDDより遅くなることはまずありません。スピードの面での優位性は非常に大きいです。

SSDには換装してしまえばいつも通り使える内蔵タイプとデータのバックアップ、初期化がいらない外付けタイプがあります。PS4とSSDを接続するインターフェイスは相性のいいSSDを選ぶ際にポイントになります。

PS4 Proは内蔵SSDに接続した場合SATAは最大6Gbpsまで対応することができ、USB3.0は5Gbpsに対応しています。内蔵SSDの方が速いので速さにこだわる方なら内蔵タイプ、内部換装が怖いという方なら外付けタイプがおすすめです。

内蔵タイプのSSDはサイズ2.5インチのみ対応しています。容量は最低でも260GB以上あった方がいいです。SSDの厚さは9.5ｍｍ以下のものを推奨しています。ほとんどのノートパソコンに搭載されているサイズと同じです。

PS4 Proの外付けタイプはUSB3.0の接続を推奨しており、USB2.0は非対応です。USB3.0で最大5Gbpsほどの速度が可能です。ただ、高速なNVMeは過剰性能すぎてPS4 Proではその性能を十分に発揮することができません。

同様にUSB3.1Gen2を使っても、USB3.1gen2の速度（10Gbps）は出ることがありません。M.2タイプの小型外付けSSDも使えますが、ゲームの起動やロード時間は2.5インチタイプのものとの差ははほとんどありません。

M.2タイプの小型外付けは、通常の外付けタイプよりもスタイリッシュに魅せたい方におすすめです。

PS4 Proが認識できる最低容量が256GBのSSDです。PS4は本体のシステムデーターで100GB必要なので、実際に使える容量は156GBぐらいでかなり容量が少ないです。通常のゲームデータは約20～60GBなので、そこまでゲームを複数入れない方にはおすすめです。

複数のゲームをインストールしたり、動画をダウンロードする場合は500GBのSSDがおすすめです。いろんなメーカーから販売されている容量なので、SSDの中でも一番手に入りやすいです。

500GBのSSDを選んで外付けタイプのSSDと併用することで空き容量が多くなり、処理速度が速くなって特定のゲームのみを高速化することが可能です。

1TBあればさまざまな用途に使うことができ、空き容量をあまり気にせずゲームをインストールすることができます。動画の撮影に使いたい方にも1TBあると安心して使えます。遊びたいゲームが多い場合やゲーム以外でPS4を使う方におすすめです。

MLCは一番高価なNADAフラッシュに比べて耐久性は劣りますが、家庭内で使う分には問題ないです。耐久性と速度とのバランスが取れているので、TLCよりもMLCの方がおすすめです。

メモリーセル1つに対して2bitの情報を記録できる方式で、快適にゲームを楽しむことができます。ゲームの整理やデータの書き換えを頻繁にする方やロード時間を短くしたい方におすすめです。

TLCはSSDの中でも比較的安く手に入れることができます。容量も大きいので、サブストレージとしておすすめですが、MLCよりも耐久性に劣ります。1つのセルに3bitの情報を保存することができるので、速度は速いです。

3D MLC/3D TLCは記憶する部分を積層化して3Dになっているのが特徴です。MLC/TLCに比べてさらに、大容量でデータを保存することができます。大容量なのに、他の種類のものよりも非常に安く購入しやすいです。

耐久性はMLCに比べると劣っていますが、ゲームの読み書き回数でなければ性能としては十分です。

SSDを選ぶ際に見るスペック表には、読み書き速度や書き込み速度が書かれています。シーケンシャルリード、シーケンシャルライトと表示されており、データの読み書きの速さがわかるようになっています。

ロード時間は数値が大きいほど短縮され、たとえば500MB/ｓと書かれているものは1秒間に500MBの情報を読み書きできることを読み取れます。快適にゲームを楽しみたいなら、読み書き速度ともに500MB/ｓを超えているものがおすすめです。

SSDの速さは読み書き速度以外にもランダム読み出し（ランダムリード）の数値にもチェックしておきましょう。ランダム読み出しは、ゲームの快適さに関わってきます。シーケンシャルリード、シーケンシャルライトよりもランダム読み出しは重要です。

たとえば「4KBランダム（QD32）読み出し」と書かれている右側に、98000IOPSと数値が書いています。これはSSDの速度を表しています。（98K IOPSと表記されている場合もあります）この数値が高いほど高速化を実感できます。

ランダム読み出しの数値を公表していないものもあるので、その場合はレビューなどを参考にしてみましょう。

SSDに故障は付き物です。絶対とは言えませんが寿命を知っておくことで、壊れにくいSSDを選ぶことができます。この寿命の目安を知るためには、メーカーが公表している「平均故障時間（MTBF）」を確認しておきましょう。

稼働時間/故障回数で求めることができ、時間が長いほど壊れにくいという意味になります。最近では、短い時間でも100万時間の製品が多く技術の向上が窺えます。SSDは数年使うとどんどん速度が低下し、特に書き込み速度が大きく変わってきます。

故障しにくいSSDはなかなか調べるのにも大変です。故障しにくいSSDを選ぶポイントはいくつかあります。まず、1つ目に「レビュー数が多い」SSDを選びましょう。レビュー数が多いほど、商品の詳しい情報を得ることができます。

2つ目は「平均点数が高い」SSDを選ぶことです。レビュー数と平均点数の高さで信用できるかどうか見極めれます。目安としては、レビュー数200以上で星4.3以上の製品を選ぶと失敗するリスクが少なく安心です。

3つ目は「販売実績・知名度のあるメーカー」のSSDを選ぶことです。業界シェア率が高いメーカーほど、信頼性があるということです。

SSDに変換しても動作しない場合があります。せっかく購入したのに動作しないなんてトラブル起こしたくないですよね。SSDを購入するときに、ぜひチェックしてほしいのがメーカー動作確認済かどうかです。

動作確認が行われていないものを購入してしまった場合、「使えない」「不具合が起こる」などのトラブルが出てきます。動作確認済の製品は、こういうトラブルを避けることができるのでおすすめです。

バックアップしたい場合の手順は以下の通りです。

1. 本体内蔵HDDの使用容量を確認
2. 十分な容量があるUSBストレージ機器を準備してパソコンでFAT32またはexFAT形式でフォーマット
3. PS4とUSBストレージ機器を接続しバックアップを選択
4. PSNに同期していないトロフィーやゲストユーザーの場合は注意が表示されるのでチェック
5. バックアップデータの推定容量とUSBストレージ機器の空き容量が表示されOKならバックアップ内容の確認画面に移行してバックアップが始まる
6. バックアップ完了後は自動で再起動します

1. バックアップデータが保存されたUSBストレージ機器をPS4本体に接続
2. メニューから復元するを選択
3. バックアップしたいデータを選択し、初期化の注意事項をチェック
4. 確認画面で内容を確認したら、初期化が始めりバックアップの復元が始まる

データをバックアップ・復元するときに注意しなければならないポイントがあります。バックアップ・復元をする際は下記の点に気を付けましょう。

• アカウントと紐付いているユーザーはバックアップした本体とは別のPS4本体にバックアップデータを復元することができる
• アカウントと紐付いていないオフラインのユーザーはバックアップしたデータを同じPS4本体にしか復元できない
• ゲストユーザーはバックアップできない
• 復元を途中でキャンセルした場合も本体は初期化される

HDDからSSDへの換装は難しくありません。自己責任になりますが、簡単に取替ができるようになっています。本体のふたを取りネジ1本外すだけの2工程！簡単なのでぜひSSDへ換装してみてください。

1. 本体のデータをバックアップ
2. HDDからSSDに換装
3. USBメモリのシステムソフトウェアのアップデートファイルを保存（再インストール用）
4. USBメモリを本体に挿してシステムソフトウェアを再インストール
5. バックアップしたデータを戻す

購入後すぐにSSDに換装するなら1～2時間程度で行うことができます。

SSDへ換装する場合の注意点をまとめました。

• 厚さ9.5ｍｍ以下で容量160GB以上の2.5インチのSSD推奨
• システム容量として約100GB使う
• 内蔵HDDを換装しても本体の保証期間に変更はないが動作の保証はない
• トラブルが起きても自己責任

PS4 Proをはじめ、PS4にも共通する注意ポイントです。

内蔵HDDをSSDに換装することによって、ゲームの読み込み時間が短縮しスムーズに操作することができとても快適になります。PS4 Proの最大の魅力でもあるきれいなグラフィック映像もカクカクせずに存分に楽しむことができます。ゲームを楽しみたいなら、ぜひ検討してみてくださいね。