キーボード専用掃除機おすすめ3選｜普通の掃除機で吸うのはだめ？

キーボードの隙間にたまったゴミを一気に吸い取るために、掃除機を使おうと考えている方もいますよね。しかし、掃除機は使わないでください。強い力で吸い上げるとキーボードの故障につながります。

特に、ノートパソコンはキーボードの下が基盤になっているので、発生した静電気で故障するかもしれません。キーボードの隙間の掃除をするには、専用の掃除機を使いましょう。専用の掃除機であればキーボードに優しい上にしっかりとゴミを取り除きます。

当記事では、キーボードの掃除の正しい方法を解説します。キーボード専用の掃除機や掃除の際に役立つ便利グッズも合わせて紹介。キーボードを掃除したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

キーボードの隙間は掃除がしにくくホコリがたまってもわかりにくいです。そのため、掃除を簡単に済ませる方も多くいます。しかし、キーボードの隙間にはゴミ・ホコリ・食べかす・手垢などさまざまな汚れがたまっていきます。

汚れを取り除かないと、キーボードの反応が悪くなったり、最悪の場合は故障したりする可能性も。また、汚れがたまった状態でキーボードを使うのは不衛生なので、定期的に掃除を行うのが理想です。

パソコンの汚れが原因でもっとも起こりうるトラブルは、キーボードの不具合です。キーボードにほこりなどの汚れが蓄積することで、キーボードを強く押さないと反応しなくなります。また、入力したキーが連打される場合も。キーの隙間のゴミがキーボードのスムーズの動きを邪魔してしまいます。

キーボードクリーナーの正しい選び方を解説します。タイプ・除菌力をチェックして自分に合ったものをチョイスしましょう。

キーボードのほこりを徹底的に排除したい方は、掃除機タイプがおすすめです。掃除機タイプは、強力な吸引力で、キーボードの奥に溜まったほこりを除去できます。また、車内の掃除など、パソコンのキーボード掃除以外の用途でも使用できるのが魅力です。

毎日こまめにメンテナンスしたい方は、ブラシタイプが適しています。ブラシタイプは、スリムで軽いものが多いので、持ち運びに便利です。外出先でパソコンを頻繁に使用する方におすすめです。また、静電気の力でほこりを清掃するタイプが多く、気になるときにさっと使用できるので頻繁に掃除したい方にも適しています。

キーボードの手垢や油汚れが気になる方は、スライムタイプがおすすめです。スライムタイプは、キーボードに押しつけるだけで簡単に手垢や油汚れを除去できます。また、吸着力がなくなるまで何度も使用できるので、コスパがいいのが魅力です。ランニングコストを重視する方にもおすすめできます。

キーボードの奥まで掃除したい方は、スプレータイプがおすすめです。スプレータイプは、ダストブロワーやエアダスターともよばれる、気体を勢いよく放出してキーボードの奥のゴミを吹き飛ばすタイプ。スプレー缶タイプの手動式と繰り返し使用できる電動式の2種類があります。

清潔にパソコンを使用したいなら、除菌効果があるものを選びましょう。除菌効果があるクリーナーなら、キーボードの汚れとともに雑菌を除去できるので、清潔にパソコンを使用できます。オフィスなどで不特定多数の方で共有するパソコンの掃除におすすめです。

キーボード表面の汚れだけでなく、内部の汚れも取りたい方もいますよね。内部の汚れを取るにはキーボードの分解が必要ですが、素人でも可能なのでしょうか。分解できるキーボードとできないキーボードがあるので、それぞれの掃除の仕方を解説します。

デスクトップ付属のキーボードやゲーミングキーボードなど、メカニカル方式や静電容量無接点方式のキーボードは分解掃除が可能です。ここではメカニカル方式や静電容量無接点方式のキーボードの掃除方法を紹介します。

メカニカル方式キーボードは次の方法で分解掃除を行います。

【キーボード本体の掃除】

1. パソコン・キーボードの電源を切る
2. 配列を把握するためにキーボードの写真を撮る
3. キーボードを分解する(キートップを外す)
4. 大きなゴミを歯ブラシなどで取り除く
5. 細かい汚れをエアダスターで飛ばす
6. ウエットティッシュでキーボードの底を拭く
7. 細かい汚れを、歯ブラシやアルコールを付けた綿棒で取り除く

【キートップの掃除】

1. 目立つ汚れはメラミンスポンジを軽く掃除する
2. キートップをすべて洗濯ネットに入れる
3. 中性洗剤を入れた水を使って、キートップを入れたネットを揉み洗いする
4. 水を切って、しっかり乾燥させる(1日程度)

本体とキートップそれぞれの掃除を完了させたら、撮影した写真を見ながらキートップを元の場所にはめてください。

静電容量無接点方式の場合は、キープラーを使うと安定してキートップを取り外せます。キートップの隙間にキープラーを差し込み、キープラーを回して上に引っ張ってください。メカニカル方式の場合もキープラーで外せます。また、マイナスドライバーでも外すことが可能です。キートップが短いモデルの場合は素手でも外せます。

ノートパソコンやパンタグラフキーボードも一応は分解が可能です。しかし、メーカーによって外し方が異なるので、安易に分解しようとすると破損する恐れがあります。特にパンタグラフキーボードは壊れやすいので、分解掃除は避けた方が無難です。パンタグラフキーボードを掃除するときは、分解せずに掃除してください。

キーボード表面に付いた汚れは、ウエットタイプのOAクリーナーやメガネ拭きを使うとスッキリ落とせます。ホコリだけでなく手垢も取れるので、見た目もきれいにすることが可能です。サッと取り出して使えるので、毎日気軽に掃除できます。また、キーボード掃除だけでなくさまざまな用途で使えるので、1つ持っておくのがおすすめです。

ちょっとした汚れやはっきりと目に見えているホコリは、付箋紙やセロハンテープで取り除く方法もあります。濡らさずにホコリを取れるので、気づいたときに手軽に掃除できます。また、キーボードの隙間のホコリにも有効です。隙間に差し込み、左右に揺らすことでホコリの除去が可能です。

100均の隙間掃除用ブラシも便利です。気軽に使えるので、毎日のお手入れにも最適です。ブラシを選ぶときには、獣毛や導電性繊維を使った静電気が発生しにくいブラシを選ぶのがおすすめ。また、コンパクトなタイプを選ぶと机に置いても邪魔になりません。ほかのグッズとあわせて使うと、よりキーボードをきれいにできます。

キーボードはホコリがたまりやすいので、定期的なお手入れが必要です。汚れがたまってしまったら、キートップを外して本格的に掃除をするのがおすすめ。キートップが外せないタイプのキーボードの場合は、今回紹介した便利グッズを使って掃除してください。