【無料も】PC・パソコン用イラストソフトおすすめ10選｜お絵描きアプリも紹介！

「イラストアプリを使ってパソコンでイラストを描きたい」「そろそろアナログ環境から抜け出したい」そう思っている方は多いですよね。

最近のイラスト制作は、いわゆる「液タブ」や「ペンタブ」といった入力装置を用い、イラストソフトと呼ばれるキャンバス上で作成するのが主流です。イラストソフトはただ絵を描くだけでなく、イラストデータの管理、描写のアシスタントや、ブラシツールの管理・作成までできてしまいます。

イラストソフトには「お絵描きアプリ」と呼ばれるような無料ツールの手頃なものと有料ツールがあり、どちらも大変人気です。この記事では、これからイラストソフトを用意したい方に向けて、無料・有料のパソコン用イラストソフトのおすすめをご紹介します。

イラストソフトとは、スマホやタブレットなどのデバイスを利用して描くソフトを意味します。初心者やプロなどさまざまな方が利用していて、価格も無料から有料のソフトと種類があります。

初心者やイラストソフトを使った経験がない方は、無料のイラストソフトを試して操作に慣れてから、有料のものにステップアップするのがおすすめです。初心者向けのサポート機能がついたソフトもあるので、気軽に始められますよ。

ここからは「イラストソフトと手描きでは、何が違うの？」「イラストソフトの悪いところが知りたい」などの疑問を解決するために、イラストソフトのメリット・デメリットについてご紹介します。

手描きイラストにも良さがありますが、デジタルにはデジタルのメリットがあります。

【メリット】

• さまざまな表現方法で絵が描ける
• 間違っても修正が手軽にできる
• デバイスがあれば場所を選ばずに描ける

ソフトのメリットはなんといっても、さまざまな機能が備わっていることです。表現方法が豊富なので、手描きでは表現できないものもソフトなら描けます。間違えても簡単に修正できるので、初めての技法にも挑戦できるのがポイント。

しかも、描いたイラストはデータとして残せるので、収納場所に困らず保管できます。画材も買う必要がないので費用がかからず、現実で使わないので買い忘れの心配もいりません。デバイスがあればどこでも描けるので、生活にイラストが溶け込みますよ。

イラストソフトのデメリットは時間とお金です。何に時間がかかり、何にお金がかかるのかご説明します。

【デメリット】

• デバイスを操作するには知識が不可欠
• 操作になれるには時間が必要
• データーが壊れてしまう恐れがある

あたりまえですが、スマホなどのデバイスがないとイラストソフトを使用できません。手元にない方は購入する必要があります。また有料のイラストソフトを使用する場合は、ソフトの購入にお金がかかります。

スマホなどのデバイスを持っていても、操作する知識がなければ意味がありません。イラストソフトも無料・有料に関わらず、使いこなせなければ納得のいくイラストは描けないです。しかもイラストデータが破損したり、デバイスがフリーズしたりする恐れもあります。

Windowsペイントは、Windowsに標準搭載されているお絵かきソフトです。無料で使えて、インストールの手間がいりません。イラストソフトがちょっと気になっている方や簡単な作業をする方に向いています。

ペイントは、タスクバーの検索ボックスで「ペイント」と入力し、結果の一覧から選択します。Windows10・Windows11では、2Dツールや3Dツールを備えた「ペイント 3D」も利用が可能です。

Windowsペイントでは、切り抜きや画像の解像度を変更したり、写真に吹き出しや描いたイラストを合成したりできます。「イラストソフトを使い始めたいな」と考えている初心者の方に試してほしいアプリです。

先述の通り、イラストソフトには無料のものと有料のものがありますが、どちらがいいのか迷ってしまいますよね。ここでは、無料ソフトと有料ソフト、それぞれがどのような人に適しているかを解説します。

無料のイラストソフトは「気軽に描いてみたい」「機能を試してみたい」そんな方に最適です。有料版に比べると機能が少なかったり、カスタマーサービスなどのサポートが少なかったりデメリットもありますが、趣味で使う程度なら問題なく使えます。

初心者の方は機能が少ない無料ソフトから初めてみるのがベストです。機能が多いと使いこなせないケースがあるので、慣れてからソフトの購入を考えましょう。サポート面での不安な方には、サポート窓口を設けているソフトもあります。

無料だからといってダメではなく、評判のいいフリーソフトは細部まで作りがしっかりしていて、高機能で使いやすい場合もあります。まずは無料ソフトを試してから物足りなければ有料版に切り替えると購入の失敗がなく安心です。

いずれは有料ソフトに乗り換えるつもりでいるのなら、初めから機能が豊富な有料ソフトを使用したほうが、移行などの手間がありません。しかも有料ソフトの場合は、カスタマーサービスや問い合わせ体制が整っている場合が多いので、操作に迷ってもサポートが受けられます。

有料ソフトは初めから有料ではなく、無料体験版で使い心地を試せる場合が多いです。そのような理由から、「とりあえず無料ソフト」ではなく「とりあえず有料ソフトの体験版」を試してみるのもおすすめです。自分の使い方に合った方法を試してみてください。

まず、最初に自分が使っているパソコンのOSに対応しているかどうかチェックする必要があります。チェック方法は、ソフトのパッケージや公式ホームページに対応OSが掲載されているので見てみましょう。

特に無料版はOSを選ぶものがあり、Mac非対応になっている場合があります。また、Windowsでは古いOSは動作しないケースがあるので、最新のOSにアップデートしておくか対応しているものを選びましょう。

PCのスペックは、快適に作業するためにもチェックしておく必要があります。イラストを描くのに適切なモニターサイズは、ノートPCが15インチ以上、デスクトップPCが21インチ以上です。解像度に関してはフルHD（1920×1080）以上のものが最適です。

目の負担も考え、ノングレア（非光沢）タイプのものを選びましょう。CPUはcore i5以上のもので、メモリは結構必要になるので8GB以上のものが好ましいです。もし、予算に余裕があれば16GBも選択肢の1つとして考えましょう。

他にも、グラフィックボードやストレージなど自分が描きたいイラストに対して、スペックがあっているのか考える必要があります。書き込みが進むと重たくなるので、低スペックPCだとスムーズに動作しなくなります。

イラスト制作をメインに行う方は、ペンやブラシなどのペイントツールやレイヤー機能が使いやすいソフトを選びましょう。ツールに特化しているソフトだと鉛筆や水彩画、Gペンなど定番のペンやブラシだけではなく、特殊な線など使えより幅広い表現が可能です。

また、ペンタブを使えば、描きやすさ・作業性の向上につながります。筆圧感度は、ペンタブなどとの相性によって決まるので、口コミなどを見て選びましょう。他にもレイヤー機能が充実しているものは、下書きから色塗りまでしやすく修正も楽にできます。

トーンやコマ割り機能が充実しているソフトは、マンガ制作をする方に便利です。コマ割りがワンタッチでできるものや、トーン・吹き出しなど簡単に取り入れたりする便利な機能があるものほど、作業時間の短縮につながります。

また、マンガだと複雑な構図やポーズを描く場合が多いので、より描きやすくなる3Dモデルが使えるようなソフトも使いやすいです。同人誌を制作する方は、ページ管理機能やフォントの種類が充実しているものだと、さらに表現の幅が広がるので、迷ったら機能性で選びましょう。

そして、あまり知られていないかもしれませんが、きれいな線を引きたいときには、ベクターデータを使うのも効果的です。ロゴ・グラフィック制作に主に使われますが、マンガ制作にも使えます。

ロゴを作ったりグラフィックデザインをしたい方は、ベクターデータに対応したソフトを試してみてください。ベクターデータは画像をドットの集合体ではなく線や面で認識する形式なので、描いたイラストのサイズを変更しても画質が変わらないのが特徴です。

他の特徴として、ペンタブやスキャナーが無くてもマウスのみで線を描けます。データの解像度は高解像度データにも対応しているので、高画質で印刷できます。仕事でおしゃれなロゴやイベントなどでかっこいい資料を作りたいときに最適なソフトです。

イラストソフトにクラウド機能が付いているものは、スマホやタブレットで共有して使えます。どこでも描けるので、作業を効率化したい方に最適です。外出先で作業したり、一部の作業をパソコン以外のスマホやタブレットで行ったりもできます。

また、パソコンを触らずに手軽に描けるのもメリットです。パソコンが起動していないときもすぐに操作できるため、ちょっとした気分転換になったり、浮かんだアイデアを直感的に書き留めたりと有効活用できます。

初心者をはじめ、イラストソフトの使い方を検索する人は多いです。「自分のイメージした作品を忠実に表現したいけども、ツールの使い方が分からない」といった方が多く、すべての機能を理解するまでに時間がかかります。

そういう場合にはネット上で使い方やノウハウを検索してみてください。たくさんの情報が手に入るため、仕様の理解までの時間を短縮できます。ネット掲示板でフォローしてもらえるものもあります。

マニュアルを読むよりも先人の知識に頼る方が、上達が早い場合も多いです。使い方で困ったときも、ユーザーの多いソフトや人気のものを選んでおけばネット上の情報も多いので、解決できる可能性が高く安心です。

Adobe illustratorとほぼ同じ性能を持った人気のフリーソフトで、ソフトウエアのソースコードが公開されておりスキルのある方なら改良できるのが特徴です。ドロータイプのソフトで線を描いた後から調節が可能で、ベジェ曲線が描けます。文字加工機能が充実しているのでロゴ制作におすすめです。

海外メーカーのフリーソフトで英語のみですが、ユーザーが多いのでネットで多くの情報が公開されています。そのため、操作に戸惑っても検索すればほとんどが解決します。写真加工からイラスト制作・デザインと幅広く使えて、無料とは思えないほど高機能でクオリティの高い作品が制作可能です。

WEB上でイラストが描けて、本家のpixivよりも気軽なシステム構築でSNSに強いのが特徴です。ドロー機能で描いたイラストは自動で保存されるので、ブラウザーを閉じても復元できます。イラストのLIVE配信なども行っており、コミュニティが充実しているので、他の方とイラストを楽しめます。

操作がシンプルで使いやすく動作が軽いので、初心者の方やペイントツールをあまり使った経験がない方におすすめのフリーソフトです。ペンやエアブラシなどの機能が標準で搭載されており、オリジナルブラシの作成/追加もできます。マンガ用原稿テンプレートが用意されているので、マンガを描いてみたい問い方にもおすすめです。3Dパースや集中線など便利な機能も搭載されています。

初心者でも本格的なイラストが描ける人気のフリーソフトです。無料とは思えないほど機能が充実しており、20種類以上のフォントに800種類以上のトーン、背景などが揃っています。また、レイヤーやコマ割り、ページ管理機能もあるので、マンガを描いてみたい方にもおすすめです。クラウド機能でスマホやタブレットからも作業できます。チーム製作機能を使うと他のメンバーと一緒に作品を分業して完成させられます。

世界で2000万人以上が使用している、「CLIP STUDIO PAINT」の無償アップデートが2022年以内に終了しました。現在は買い切りがメインになったので注意しましょう。現在は5,000円のソフトを一括で買い切り、使用する形になっています。

デジタルイラストを作成するのに必須なのがペンタブレットです。デジタルイラストはこのペンタブレットを使って描くと、紙にペンで描くような感覚で操作できます。

ペンタブレットには比較的安価な板タブと呼ばれる板タブレットから、プロのイラストレーターが愛用する液タブと呼ばれる液晶タブとさまざまな種類があります。イラストソフトと同様に、用途や費用・使いやすさなどで使用感も全く異なるので、自分に合ったものを選びましょう。

下のリンクでペンタブレットの詳しい選び方や価格別ランキングを紹介しています。ペンタブレットの選び方を知りたい、どんなものがあるか知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

イラストソフトは無料から数万円もするものとたくさん出ていますが、まずはお試し版などで実際にソフトを体験してみるのがベストです。この記事を参考に自分が使いやすいお絵かきソフトを手に入れて描いてみてくださいね。