ゲーミングモニターの使い方を解説｜おすすめモニター10選｜PS4の繋ぎ方・設定も

在宅時間の増加に伴い、自宅でゲームをするニーズが高まっていますよね。PS5・PS4・Switchなどの映像を高画質で楽しむには、ゲーミングモニターがおすすめ。最近ではテレビ代わりに導入するユーザーも増えており、ますます目が離せません。

ゲーミングモニターはテレビよりも手軽に設定できて、繋ぎ方もシンプル。ただしケーブルの規格・ハージョンといった情報を見落とすとパフォーマンスを発揮できないため、快適なゲームプレイのためには正しい知識が必要です。

以上を踏まえ、本記事ではゲーム機別にゲーミングモニターの使い方を解説するほか、ゲーミングモニターのおすすめ商品をご紹介します。ASUS・LGなどの人気メーカー品もピックアップしますので、ぜひご覧ください。

テレビなどの一般モニターとゲーミングモニターの大きな違いは受信機器の有無になります。テレビで使われる一般モニターは、受信機を使って映像を映しますが、ゲーミングモニターはそうではありません。ゲーミングモニターは入力された映像を映すだけであり、モニター単体では映像を流すのは不可能です。

しかし、一般モニターによっては外部の映像入力端子に対応しているものもあるので、ゲーム機と組み合わせて使えます。しかし、一般モニターと比べてゲーミングモニタ―の方が基本性能が優れている違いがあります。

ゲーミングモニターは一般モニターと比較してもリフレッシュレートが高い点が強みです。リフレッシュレートとは、画面の更新を1秒あたりに何回行うかという値を指します。一般モニターの場合、リフレッシュレートは60Hzが基本となりますが、ゲーミングモニターだと144Hzまで対応しているので動きの描写が非常になめらかな特徴があります。

コントローラーやキーボードの操作が映像に反映されるまでの入力遅延(表示遅延)がない点がゲーミングモニターならではの特徴になります。ラグが発生する一般モニターと、表示遅延がないゲーミングモニターでは、ゲーミングモニターの方がアドバンテージが高いです。そのため、ゲームを有利に進めたい人はゲーミングモニターが最適になります。

ゲーミングモニターは応答速度が速いため、激しい動きのあるゲームもブレずにはっきりとした映像描写が行われます。応答速度とは色の切り替えにかかる時間を指します。ゲーミングモニターの場合は応答速度が速いので、常にシャープな映像を出力可能です。

ゲーミングモニターの電源コンセントは、テレビ用コンセントのような丸い形状ではなく一般的な規格に対応しています。ただし、バッテリー内蔵のモバイルディスプレイでない限りはコンセントに挿す必要があるので注意が必要です。

ゲーミングモニターは、パソコン本体が挿しているコンセントやテーブルタップからも給電が行えます。モニターによっては一部入力端子から給電できるものもあるので、必要に応じて選ぶといいです。

ゲーミングモニターを使う際のメリット・デメリットをそれぞれ紹介するので、比較しながら使用目的を十分満たせるかの判断材料にしてください。

【メリット】

• ゲーム以外にも普段使い用モニターとして活躍する
• 動画・映画の描写もなめらか
• 3Dグラフィックを最大限楽しめる
• 一般モニターよりゲームが有利

【デメリット】

• 画質にこだわると価格が高くなる
• テレビ用にする場合は別途テレビチューナーが必要

PS4とゲーミングモニターを接続するのに必要なアイテムは次の4つです。

• ゲーミングモニター本体
• PS4本体
• HDMIケーブル
• 電源ケーブル

はじめに、ゲーミングモニターに電源ケーブルを挿し、コンセントに挿入します。次に、HDMIケーブルをゲーミングモニター側のHDMI端子に接続し、もう片方のHDMIケーブルをPS4本体にあるHDMI端子に接続すると、PS4の映像がゲーミングモニターに映し出されます。

Switchとゲーミングモニターを接続するのに必要なアイテムは次のとおりです。ただし、Switchのゲーム実況を考えている人は、別途キャプチャーボードが必要になるので注意してください。

• ゲーミングモニター本体
• Switch本体
• HDMIケーブル
• 電源ケーブル

ゲーミングモニターに電源ケーブルを挿してコンセントに繋げることで、ゲーミングモニター本体が起動します。次に、ゲーミングモニター本体とSwitch本体をHDMIケーブルで繋ぐと、Switchの映像がモニターに映し出されます。

ゲーミング用のデスクトップパソコンでは、ゲーミングモニターと接続できるように、HDMI・DisplayPortケーブルが搭載されています。HDMI・DisplayPortケーブルを用意して、ケーブルの端をデスクトップパソコンの端子側に差し込みます。

もう片方のケーブルの端をゲーミングモニターに差し込めば、モニター画面の表示が可能です。グラフィックボードの電源が入っていないと映像が表示されないので、電源コネクタの接続も確認しましょう。

ゲーミングモニターを選ぶときのポイントがディスプレイサイズです。ディスプレイサイズが大きいと迫力のあるグラフィック映像を体感できますが、広い設置スペースが求められるので気を付けてください。設置スペースを事前に決めてからディスプレイサイズを選べば、置き場所に困らなくて済みます。

TNパネルはパソコンようの液晶ディスプレイでも標準採用されており、低コストで購入できる特徴があります。主にゲーム用にシェアされており、モニターによってはリフレッシュレートが240Hzまでサポートしているものもあるので、なめらかな描写を求めている人におすすめです。ただし、視野角が狭く色の変化や輝度変化が大きいデメリットがあるので気を付けてください。

VAパネルはTNパネルと比較してもコントラスト比が圧倒的で視野角もやや確保されています。電圧がオフになっているときはバックライトの光が遮断されるため美しい黒色の表現が可能です。

ただし、VAパネルは応答速度が遅く色の変化が大きいデメリットがあるため選ぶときは注意してください。主に動画・映画などの映像を楽しむ用途に向いている液晶パネルです。

IPSパネルとは、TNパネルとVAパネルよりも圧倒的な視野角を誇り、色の再現度がもっとも優れている液晶パネルになります。VAと比較しても応答速度は優秀ですが、コントラスト比は低いデメリットがあるので、やや白っぽい映像になりがちです。

しかし、TNパネル同様に240Hzまでリフレッシュレートがサポートされているので、なめらかなグラフィックが体験できます。主にイラストや写真などクリエイター向けにおすすめの液晶ディスプレイです。

画面解像度とは、ディスプレイに表示される総画素数を指し、「縦ドット数×横ドット数」で表記されることが一般的です。たとえばフルHD解像度の場合は「1920×1080」と表記されます。解像度が高いと高精細なグラフィックになり美しい映像を楽しめます。

注意点としてゲーミングモニターがフルHDに対応していても、パソコン本体やゲーム本体が非対応の場合はフルHD解像度で表示はできないので気を付けてください。

パソコン用の液晶ディスプレイの多くは60Hzが主流となりますが、FPSや動きのあるアクションゲーム、スポーツゲームを本格的に楽しむなら144Hz以上のリフレッシュレートに対応したゲーミングモニターがおすすめです。もし、PS4のみでゲーミングモニターを使用する場合は、リフレッシュレートはあまり高くなくても問題ありません。

対戦相手と試合が行われるゲームで、もっとも重要なのが応答速度です。応答速度が速いとドットの色の切り替わりがスムーズに行われるため、動きの激しい映像もブレがなく表示されます。ブレがなければ残像による不利がなくなるので、FPSゲームやアクションゲームなどをする人は応答速度が速いゲーミングモニターが必要不可欠です。

スマホの画面をゲーミングモニターに映すには、Chromecastなどのミラーリングデバイスや有線ケーブルを使うことで接続が可能です。有線の場合は、片方のHDMIケーブルの端子をスマホの端子に変換するアダプタが必要になります。

ゲーミングモニターにHDMIケーブルで映像出力する場合は、機器のスペック・用途に合った規格のケーブルを選びましょう。たとえばリフレッシュレート120Hzで表示する場合、フルHDならHDMI 1.3以降・4KならHDMI 2.1以降に対応している必要があります。

特にPS5・高性能GPUのパソコンからゲーミングモニターに映像出力する場合は、HDMI2.1以降のケーブルを用意するのがおすすめです。

ゲーミングモニターは画面サイズが大きいので、日常生活で活用できるか不安に感じる方も多いですよね。大きいモニターであれば、細かい文字が見やすくインターネットを行いやすいため、普段使いもしやすいです。

一般的なモニターに比べて入力遅延が発生しづらく、Wordの書類作成・動画編集等も快適に行えるので、リモートワーク用のモニターとしても向いています。他のモニターも活用してデュアルディスプレイ環境を構築すれば、仕事の効率をさらに高められます。

ゲーミングモニターは一般モニターより映像描写がワンランク上になる性能を持っているため、ゲーム機と組み合わせると最高のパフォーマンスを発揮してくれます。鮮やかな色とブレのない映像が楽しめるので、動きのあるグラフィック映像を高クオリティで体感したい人はゲーミングモニターを使ってみてください！