PCモニター・ゲーミングモニターの修理方法を紹介｜液晶割れの直し方・修理費用の相場はいくら？

PCモニター・ゲーミングモニターの液晶画面が割れた！

画面の色がおかしい

モニターが真っ暗で映らなくなった

モニターを使用しているとこのような不具合が生じることがありますよね。すぐに修理で直せる場合もあれば、修理費用によっては買い替えをした方が安く済む場合も。

この記事では、モニターの修理方法や自分で液晶割れを直す方法などを解説します。また、寿命がきたモニターの処分方法・買い替えにおすすめの安いモニターも紹介しているのでぜひ参考にしてください！

落下や掃除中の転倒などによって液晶画面が割れてしまった場合は、パネル交換が必要です。液晶画面が割れた状態のまま使っていると、画面が見づらいだけでなく破損した状態からさらに悪化するおそれがあります。

また、落下による衝撃で液晶画面だけでなく内部にも破損が及んでいる可能性もあります。修理に出す際は、内部も見てもらいましょう。ただし、パネル交換にかかる費用は高額になる可能性が高いため、買い替えた方が得な場合が多いです。

モニター画面が全体的に赤っぽくなる原因は、液晶バックライトが寿命である場合が多いです。

また、パソコン本体とモニターをつなぐケーブルが抜けかけているときにも起こりやすくなります。そのため、モニター信号ケーブルが奥まで差し込まれているかを確認してください。

液晶画面が黄色っぽくなる原因には、ビデオボードやコードの接触不良が考えられます。モニターの青が出ないために、全体的に黄色味がかった状態になります。

この場合、修理に出さなくてもビデオボードの抜き差しやモニターコードの交換によって直る可能性があるので、ぜひ試してください。

液晶画面に縞模様が出ている場合は、液晶パネルに障害が発生している可能性が高いです。部分的な修繕が不可能なので画面割れと同じく液晶パネルの交換を行いましょう。

映像を映し出すための基盤や液晶パネル上の電極・ガラス基板に障害が発生すると、縞模様が発生しやすくなります。

液晶画面が真っ暗で映らない場合には、ケーブルやパソコンのハードウェアの故障・ソフトウェアの不具合などが考えられます。

信号ケーブルの抜き差し・モニターを別のパソコンに接続して映るかどうかを確認してください。これらを試しても映らない場合はモニターの修理が必要になります。

ディスプレイが真っ黒な状態で停止し、ハードディスクのアクセスランプが点灯している場合は、ハードディスクが故障している可能性が高いです。この場合、自力で直すのは不可能に近いので、必ず修理業者に修理を依頼しましょう。

モニターの一部が映らない場合は、配線ミス・接触不良・パソコンの帯電など原因が複数考えられます。まずはコードの抜き差しやパソコンの再起動を行い、映るかどうか確認しましょう。

電源ランプがオレンジ色に点滅や点灯している場合は、スリープやスタンバイの状態になっている可能性が高いです。この場合は、キーボードのキーやマウスを動かしてディスプレイが映るかを確認してください。

PCモニターが液晶割れした場合、破損部分は通電している可能性が高いです。破損部分に触ると感電し、火傷する場合も考えられます。液晶割れしたときに破損部分に接触するのは絶対にやめましょう。

また、液晶割れしてガラスが尖っている部分に触れると手を切ったり、傷を負ったりする可能性もあります。電源を落とした後でも十分注意しましょう。

パソコンやPCモニターは精密機器です。ブラウン管のテレビのように叩いたら直るのはあり得ません。精密機器であるパソコンやPCモニターは衝撃に弱く、むしろ叩いたら症状が悪化する場合も考えられます。PCモニターが表示不良になっても叩かないようにしましょう。

デスクトップパソコンでもノートパソコンでも、ハードディスクへのアクセスを示すアクセスランプがあります。アクセスランプが点滅・点灯している最中はハードディスクにパソコンがアクセスしています。

PCモニターが表示不良になったとき、アップデート中などでアクセスランプが点滅しているなら電源を落とさないようにしましょう。点滅が終わってから強制終了してください。

PCモニターの表示不良が発生すると画面が真っ暗になり、パソコン本体の状況がわからなくなります。不安に駆られて、何回も強制終了と電源オンを繰り返したくなりますがやめておきましょう。強制終了はパソコン本体にとっていい影響がありません。また、アップデート中に強制終了すると故障する恐れもあります。

PCモニターが故障したときに自分で分解するのはやめましょう。今までにバックライトの交換をした経験があるならまだしも、未経験でPCモニターを分解しても状況は悪くなるばかりです。元の状態に組み立てられないケースも考えられます。

液晶割れを自分で直せれば、修理費用は原価のみですむため格安です。ここでは直し方の手順を簡単に紹介します。

1. モニターのバッテリーを外す
2. 液晶のフレームのネジを外す
3. フレームの上側と両サイドをヘラで外す
4. フレームの下側のヒンジ部分を外す
5. 液晶パネルがむき出しになるので、パネルを固定しているネジを外す
6. パネルにつながっているケーブルを外す
7. 1～6の逆の手順で新しい液晶パネルを取り付ける

モニターを分解するため、ケーブルなど重要な部分を破損するおそれがあります。そうなると結局は高い修理・交換費用を支払うはめになるので、よほどの自信がなければ修理に出す方がおすすめです。

業者によって修理費用は異なります。また、出張修理や宅配修理のプランを選ぶ場合は、持ち込みで行う修理費用のほかに別途料金の負担が必要です。そのため、各業者のホームぺージの価格表を参考にして、自分の持っているモニターの大きさの修理費用を比較するようにしましょう。

また、修理費用は、メーカーや症状によって大きく異なります。また、液晶破損の場合はパネルサイズごとに金額が変わるため、自分のモニターパネルのサイズ確認が必要です。さらに、液晶画面が変色していたり縞模様が入ったりしている場合は、2,000円～25,000円程度の修理費用が必要になります。

ドスパラではパソコンパーツやパソコンの販売以外に、PCモニターの修理も引き受けています。修理費用はノートパソコンの液晶画面の場合は28,800円、一体型パソコンなら40,000円ほどです。メーカーでの見積もりが高かったら、ドスパラでも見積もりを依頼しましょう。

Acer（エイサー）はノートパソコンやタブレット、パソコン周辺機器を数多くリリースしているメーカーです。PCモニターは1年保証、3年保証の2種類があります。パネルとバックライトについては1年保証、それ以外の箇所については3年保証が適用されます。修理費用は保証期間内であれば無料ですが、保証期間外は有料です。

LGエレクトロニクスは液晶テレビやPCモニターなどパソコン周辺機器をリリースしています。PCモニターの保証期間は3年で、ノートパソコンは1年とやや短めです。PCモニターは30インチ未満で5,500～22,000円、30インチ以上なら11,000～22,000円で修理してくれます。保証期間内なら修理費用は無料です。

DELLはアメリカの企業で、パソコンやPCモニターなどの製造と販売を行っています。一般的なDELL製のPCモニターは保証期間が3年です。保証があるかどうかわからない場合はDELLに直接確認できます。保証がない場合でも修理を受け付けているので、まずは電話で相談してみましょう。

Dellモニターの液晶割れは基本的に保証対象外なのを覚えておきましょう。というのも一般的にモニターの液晶割れは製品を落としたり、その製品に衝撃を与えたりした場合に引き起こされるものです。そのため、モニターの液晶割れといった破損は偶発的な破損（お客様自身による破損）といった扱いで、保険対象外になります。

なお、Dellモニターがその特定の製品に対する「Accidental Damageサービス」の対象であれば、保証されるケースがあります。保険対象などはDellの公式サイトでチェックしてみてください。

ASUSは台湾に本社を置くPCなどの周辺機器製造メーカーです。ASUSのPSモニターの保証期間は1年です。さらに有料オプションの「ASUS Premium care」で最長3年まで保証期間を延長できます。受付は店頭でも行っていますが、ひとまず相談したい方はコールセンターに連絡しましょう。

PCモニターが故障したとき、パソコン修理業者に依頼するのも1つの選択肢です。メーカーよりも安く修理を請け負っている場合が多いです。パソコン修理業者には一般的に宅配修理と出張修理があります。通常は宅配修理でPCモニターをパソコン修理業者に配送します。近場の修理業者なら出張修理に対応してくれる場合もあります。

例としてASUSの液晶パネル交換の修理料金をご紹介します。液晶のサイズによって異なりますが、16.5インチの7800円〜13.3インチの3,000円以上と差はあります。まずは問い合わせて見積もりをしてもらいましょう。

また、持ち込み修理に対応している業者もあります。メールフォームや、近くの店舗に直接電話して申し込みます。診断料・作業料・部品パーツ代のみなので、配送料が気になる人におすすめです。

ヤマダ電機でPCモニターを購入するなら修理・交換をしてくれる有料の長期保証に入っておきましょう。保証金は商品代金の5%、または33,000円未満の商品の場合は1,100円かかります。有料長期保証はメーカー保証+ヤマダ電機の長期保証が3年または5年です。長期保証に入っておけば万が一の故障のときも安心です。

修理に出す前に自分で試すと、意外と簡単に直る場合があります。ここからは、ゲーミングモニターを修理に出す前に確認すべきポイントについて説明しますので、ぜひ参考にしてください。

電源ランプがつくかどうか

ゲーミングモニターの画面が暗くなっている場合は、電源ランプがつくかどうか確認しましょう。また、ケーブルが抜けていないか、電源コンセントが差しこまれているかもチェックしてください。パソコンが帯電している場合も多いので、修理に出す前に必ず確認しましょう。

保証書があるかどうか

メーカーにもよりますが、購入したときの保証書があるかどうかで修理費用が大幅に変わる場合があります。保証期間内であっても、保証書がないと修理費用が保証されません。そのため、ゲーミングモニターを購入したときの保証書は紛失しないよう必ず保管しておきましょう。

ただし、自分で修理を試みると、保証が無効になる場合もあります。

結論：5年前後使っているなら新しいPCモニター・ゲーミングモニターに買い替えよう！

モニターの寿命は約5年です。加えて不具合が出ている場合、修理費用が高くついたり故障の度合いによっては直らない場合も。長期間使っているなら買い替えたほうが、新しく性能のいいモニターをお得に使用できます。

次の項目では買い替えにおすすめの安いモニターを紹介するので参考にしてください！

使わなくなったモニターはどのように処分すればいいのか気になるはずです。ゲーミングモニターなどの処分はさまざまな方法があります。ここでは簡単に処分方法をまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

【ゲーミングモニターの処分方法】

• 家電量販店に持ち込んで処分してもらう：無料と有料あり
• 自治体連携の回収業者に頼む：無料と有料あり
• 不用品回収業者に頼む：有料
• 製造メーカーに回収を頼む：無料
• 「パソコン3R推進協会」に回収を頼む：基本的に無料だが例外あり
• 地域により異なるが自治体の回収ボックスに入れる：無料
• リサイクルショップで買い取ってもらう：無料
• メルカリなどで売る：無料

ここまで、ゲーミングモニターを修理する方法について紹介しましたが、修理費用は症状や修理の依頼方法によっても異なるので、詳しくは使っているメーカーのホームページを確認してください。また、修理に出す前に、ケーブルの抜き差しやパソコンの再起動など、簡単に改善できる方法をあらかじめ試しておくのも1つの方法です。