スイッチングハブおすすめ17選｜おすすめメーカーも【8ポート・16ポートなど】

ハブにはいくつか種類があります。リピーターハブと呼ばれるハブは、接続した機器すべてにデータを送信するため通信速度が一定です。しかし、リピータハブは複数の端末を接続する際、使い勝手が悪い点がデメリットとして挙げられます。

一方で、スイッチングハブはデータを転送したい機器を指定できるので、効率よくデータ通信ができます。また、スイッチングハブを使うとLANポートを簡単に増やせるため、複数の機器に同時に接続でき安定したネットワークの構築が可能です。

この記事では、そんなスイッチングハブの選び方・おすすめメーカー・8ポートや16ポートなどのポート数別おすすめ商品をご紹介します。ぜひ本記事を参考に自分に合ったスイッチングハブを選んでください。

スイッチングハブとは、有線LANで構築したネットワーク内で複数の機器を中継する装置です。パソコンやゲーム機などを有線接続する際にモデムやルーターのLANポートが足りないときに役立ちます。

スイッチングハブはデータ転送する際にデータの行き先を振り分ける機能を持っているため、無駄なデータ転送が行われず効率がいいのが特徴です。また、複数の機器を接続しても通信速度の低下が少なく安定したネットワーク環境を構築できます。

あまり家庭で使うイメージはないかもしれませんが、有線LANで接続してインターネット環境を安定させるという使い方もあります。

スイッチングハブは、ハブ内部にアドレス情報を記録しています。コンピューターから受信したデータから宛先を検出し、ハブ内部のアドレス情報と照会し、その宛先にデータを送信します。そのため、効率良く複数の相手にデータを転送でき、データの衝突も起きないのがメリットです。

しかし、送信先の判別処理を行うので、処理時間が発生してしまう点や、処理のために発熱が生じやすくなる点がデメリットです。また、判別処理システムを組み込むため、その分価格は高くなります。

ルーターのLANポート数が十分でない場合に、スイッチングハブを購入するのでLANポート数はなるべく多い方を選びたいですよね。家庭向けのスイッチングハブのポート数で一般的なのは5・8ポートで、接続したい機器が少なめなら5ポートで十分です。

5・8ポートとポート数に差がありますが、両方の価格差は500円以下なので、価格にはそこまで違いがありません。

スイッチングハブの電源タイプには電源内蔵タイプ・外部電源タイプの2種類です。電源内蔵タイプはスイッチングハブの本体の中にACアダプタを内蔵しています。そのため、本体サイズが大きめになりますがコンセント周りがきれいに収納される点がメリットです。

しかし、ACアダプタが内蔵されているので中に熱がこもりやすいデメリットがあります。反対に外部電源タイプはACアダプタが外に出ているので、熱がこもりづらいところがメリットです。

スイッチングハブのケースの素材は、主にプラスチック製・金属製の2種類があります。プラスチック製のケースの場合、金属製よりも価格が安い傾向にあります。しかし、放熱性能が高くないので熱がこもりやすく機器のパフォーマンスに悪影響を与えます。

金属製のケースの場合、効率的に内部の熱を放出するので、熱による悪影響が出づらいところがメリットです。

スイッチングハブの通信速度は、接続する回線の通信速度に依存します。そのため、自宅のネット環境の通信速度を事前に確認してから選びましょう。自宅のネット環境の通信速度が遅ければ、いくらスイッチングハブの通信速度が高速のものでも、速度は上がりません。

また、スイッチングハブにはさまざまな種類の機器を接続します。最大速度を出したいのであれば、接続したいと考えているすべての機器の転送速度を確認し、最速のものに合わせておきましょう。

ポートの位置が前面か背面かは製品によって異なります。前面であれば抜き差しもしやすく接続状況もわかりやすい反面、配線が見えてしまいます。そのためデスクの下などのあまり目立たないところへの設置がおすすめです。

一方背面にポートがある製品であればスッキリした見た目になる反面、ポートと接続状況を示すLEDとの関係がわかりにくくもなります。見た目と機能性のどちらをより重視するかで選ぶタイプを決めるといいです。

LANにはいくつかの規格があり、規格ごとに通信速度が異なります。1000BASE-T・100BASE-TX・10BASE-Tの順に速度が速く、下位互換性もあります。オートネゴシエーション機能はこうした通信速度の規格と全二重送信・半二重送信を自動で判別して最適なものを選ぶ機能です。

一般家庭では購入した時期の異なる機器を同時に使う場合がよくありますが、オートネゴシエーション機能があればわざわざ規格を合わせる必要がありません。

スイッチングハブは面積が広いので、床・デスクに平置きする場合が多いです。しかし、マグネット付きのものであれば、スチール製のデスクの側面・柱などに垂直に設置でき、スペースの節約になります。

スイッチングハブにはたくさんのLANケーブルを接続するので混線してしまいがちですが、マグネット付きであればスイッチングハブ周りを使いやすく整えられます。

PoEとはPower over Ethernetの頭文字を取った略語で、LAN端子から電源を供給する機能を指します。スイッチングハブと接続先の端末がPoE対応している場合、LANケーブルを通じて電力供給がされるので、電源不要で配線をすっきりとさせられます。

ただし、PoE対応している機器は対応していないものに比べて高額になるので、予算と照らし合わせて購入を検討してください。

省電力機能があると未使用のポートへの電力供給をカットするので、消費電力の節約になります。エレコムのEHC-G05MN2-HJBなら、最大で約77%の節電ができるので、電気代を抑えたい人にはおすすめです。また、LANケーブルの長さを自動で判別して、使用電力を調整します。

内部に熱がこもるのを防ぐためにファンが内蔵されているスイッチングハブがありますが、ファンの音がするデメリットがあります。しかし、ファンレス設計のスイッチングハブなら動作音がほとんどしないので、寝室などの静かな場所にも設置可能です。

ただし、ファンレス設計は熱がこもりやすいので、たくさんの機器を接続する場合には気をつけましょう。

VLANとは仮想的にネットワークを区切る設定をいいます。ポートやスイッチングハブにより、物理的にネットワークを区切るものとは別です。なので従来のLANとは違い、どこでも新しくネットワークを構築できます。コスト削減になりますし、面倒な作業も少ないです。また直接通信できる範囲も限定できます。

愛知県名古屋市に本社があるパソコン周辺機器メーカーです。USBメモリ・SDカードなどが有名ですが、スイッチングハブも販売しています。

バッファローのスイッチングハブは放熱性に優れた金属製のものから、低価格が魅力のプラスチック製のものまで多岐にわたるモデルを販売しています。法人向け製品の取り扱いもあります。

国内ブランドで購入後にも充実したサポートを受けられるところがメリットです。

大阪府中央区に本社があるコンピューター周辺機器メーカーです。スタイリッシュなデザインのデバイスをリーズナブルな価格で販売しています。

スイッチングハブに関しては耐久性に優れた大きめサイズのものから、家庭で使えるファンレス設計のモデルまで幅広いアイテムを取り揃えています。省電力機能も重視していて、電気代を節約したい人にもおすすめです。

コンピュータネットワーク機器などのハードウェアを製造販売しているアメリカの企業です。企業向けの高性能なスイッチングハブを多数取り扱っています。

たとえば、スマートフォンアプリ・クラウド上からセキュリティ設定・接続管理ができるタイプや、1000BASE-Tの10倍の通信速度を誇る10Gigabitに対応したモデルなどです。数は少ないですが、家庭向けのモデルもあります。

中国に拠点を置く、無線LANルーターといったパソコンやスマートフォン関連のネットワーク機器を製造・販売しているメーカーです。

TP-Linkのスイッチングハブはコスパに優れた安価な製品が多いです。機能性についても悪くなく、購入者の満足度が高くなっています。家庭でスイッチングハブを使いたい場合にとくにおすすめです。

スイッチングハブにはたくさんのLANケーブルを接続しますが、LANケーブルの規格によって通信速度が上がる可能性があります。家庭・オフィス・スイッチングハブ・LANケーブルのすべての速度を合わせて最速のものを実現できるように、事前にそれぞれの速度を確認しましょう。

また、スイッチングハブのポート数が増えるほど接続するLANケーブルも増えるので、うまく配置できるようにLANケーブルの長さの調整も大事です。以下の記事ではLANケーブル選びのポイントやおすすめLANケーブル10選をご紹介しているので、ぜひあわせてチェックしてください。

スイッチングハブにも寿命があります。あくまで目安ですが、個人用で大体3~4年、会社用は大体10年が平均寿命です。スイッチングハブの寿命はランプの点灯状況で判断できますが、それ以外にもサインがあるので確認しておきましょう。

• ルーターや接続機器に問題はないのにネットに繋がらない
• ルーター・スイッチングハブの電源を入れ直すと繋がる
• 音楽・動画の再生が止まるときがある
• スイッチングハブのランプが異常を示している

下のリンクページにて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

通常はルーターにあるLANポートに接続してインターネット回線に接続する場合が多いですが、スイッチングハブを使えばさらに多くの機器を同時にインターネット回線に接続できます。

ポート数が多くなるほどサイズも大きくなりますが、マグネットや壁掛けが付いてきて配置を工夫できる場合が多いです。これらのツールを上手に活用して快適なインターネット環境を作り上げましょう。