有線LANルーターのおすすめ9選｜ゲームで有利に！【モデムとの違いは？】

パソコンをインターネットに繋ぐためには、光最終端装置やモデムと接続されたルーターが必要です。光最終端装置はご自宅の光回線の工事時に手に入り、パソコン1台までならインターネット接続設定までセットの場合も多いです。しかし、2台目以降を有線で繋ぎたい場合もありますよね。

そこで、ルーターを利用すれば複数台の有線インターネット接続が、同時に可能になるのをご存じですか。パソコンとPS4、あるいは複数のパソコンを同時に使いたいときに、必須となる道具です。とはいえ、頻繁に買い換えるものでもないため、選ぶ基準がよくわからないですよね。

たとえば、「Gbit対応」などキーワードは知っていても、それが何を指しているのかよくわからないと、ルーターを変えたのにかえって速度が落ちる場合も。この記事で詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

ルーターには異なるネットワーク同士を接続したり、複数台の端末を接続したりする役割があります。複数台の端末に対してルートを教えることから、道(Route)を指し示す者(er)という意味でルーターと言います。複数台の端末の通信を整理し、インターネット接続がスムーズになるように交通整理するのがルーターの役割です。

有線LANルーターは有線接続ポートを複数持ち、パソコンやテレビなどLANポートのある端末を接続できます。Wi-Fiを利用する場合は有線ルーターではなく、無線LANルーターが必要になります。

プロバイダと契約してもルーターが付属しているケースがあります。しかし自分の環境に合った最適なルーターを使いたいなら、ポイントをチェックして購入する方がいいですよ。

有線LANルーターと無線LANルーターの違いは、簡潔に言えばケーブルで接続するかどうかだけです。無線LANルーターでも通常、有線のハブ機能がある製品がほとんどです。

無線LANルーターはLANケーブルが不必要で、便利な面もあります。けれども一般的に通信速度は、有線ルーターでの接続が勝ります。加えてWi-Fiの規格によっても、無線LANルーターは速度が変わってきます。

有線LANルーター同士では、そこまで通信速度に差は出ません。1GBASE-Tに対応している製品なら、十分な性能です。

モデムとはADSLなどのアナログ回線と、パソコンのデジタル回線を相互変換する機器のことです。光回線の現在、モデムは必要なくなっています。光回線の場合は光信号と電気信号を変換する光回線終端装置が必要となりますが、これはモデムとはまた別のものです。

逆にルーターはモデムのように、アナログ回線とデジタル回線の相互変換をする機能はありません。ネットワークとネットワークを繋ぎ、複数の通信を交通整理するのがルーターの役割です。

少し専門的な話をすればネットワークにはIPアドレスが必要です。ローカルエリアネットワーク内のIPアドレスの自動割り当て機能、DHCPサーバー機能をルーターは持っています。一方でモデムやハブは、DHCPサーバー機能を持っていないことが違いです。

有線LANルーターの選び方について、ポイントを絞って解説します。通信速度とポート数、本体のサイズが特に重要なポイントです。用途や目的に最適な、有線LANルーターを選んでくださいね。

契約した回線の通信速度より速い、有線LANルーターを購入するのが基本です。契約回線速度より有線LANルーターが遅いと、通信速度が低下するからです。有線LANルーターの通信速度は現在、100BASE-Tから1000BASE-T、10GBASE-Tの3種類に対応した製品がほとんどです。

100BASE-Tなら100Mbps、1000BASE-Tなら1Gbpsの通信速度に対応しています。プロバイダにもよりますが、光回線でもっとも速い速度が現在10Gbpsです。一般的な光回線では1Gbpsの回線が多いようです。

有線LANルーターを購入する前に、契約したプロバイダの契約をチェックして、自分の回線速度を把握しておくようにしてくださいね。

有線LANルーターでは、無線LANルーターほどセキュリティを気にする必要はありません。物理的なLANケーブル接続ですから、通信やデータが漏れる心配はほぼありません。

けれど有線LANルーターには、特殊なセキュリティソフトが付属している製品もあります。職場などの大事なデータを扱う場所で、有線LANルーターを使用するならセキュリティソフト付属の製品を検討のもおすすめです。

有線LANルーターには、リモートアクセス機能が付いている製品もあります。非常に簡単にざっくり解説すると、自宅のパソコンをルーターからサーバー化させることがリモートアクセスです。外出先から自宅のパソコンに接続して、必要なファイルをダウンロードするなどが可能になります。

ただしリモートアクセスは、セキュリティに細心の注意を払わないといけません。リモートアクセス機能を検討する前に、Googleドライブなどのクラウドサービスを検討するのもいいです。

有線LANルーターのサイズは、とても重要なポイントです。できるだけコンパクトで小型な製品が、収納には有利です。有線LANルーターだけに限らず、ルーターやスイッチングハブなどは発熱しますので、あまり狭いところに押し込むような収納は故障やトラブルの原因になります。

LANケーブルをどのように配線するのかなども考慮しつつ、有線LANルーターをどこに配置するのか決めておきましょう。縦置きの有線LANルーターが多いですが、横置きできるものや壁掛けの製品もリリースされています。配置する場所に最適な製品を、選んでくださいね。

有線LANルーターは一般的に、4ポートを搭載している製品がほとんどです。LANポートが4つで足りないときは、スイッチングハブなどを使用してLANポートを増やしましょう。

はじめから多くのLANケーブルを繋ぐ予定なら、8ポートや10ポートの有線LANケーブルを購入してもいいとは思います。しかし多くのポートを搭載する有線LANケーブルは、数万円以上、製品によっては十数万円の価格のものが多いです。ハブで増やせるのなら、ハブを選択する方がリーズナブルにポート数を増やせます。

ケーブルを挿すだけでインターネットに接続できるのが有線LANルーターです。安定した速度が必要な場合や無線は必要ない方には有線LANルーターがおすすめです。使い方はシンプルでモデムのLAN端子とルーターのWAN（Internet）端子をケーブルで繋げばインターネットに接続できます。

有線LANルーターにはポート(番号付き端子)が数個あり、その数だけ有線接続して使用できます。また、同じルーターに繋いだデバイスは情報の転送や共有もできます。

有線LANルーターで速度が低下してきた場合、まずはLANケーブルやコネクタの劣化を疑いましょう。最初から有線LANルーターを買い換えてしまうより、LANケーブルを買い換えて試してみた方が、安く上がるからです。

またLANケーブルのカテゴリが旧規格で、有線LANルーターの速度と合っていない場合も通信速度が低下します。同時接続台数が多く、通信量が多いなどの場合も通信速度が低下するケースがありますので注意しましょう。

通信速度の低下はまず、安く買い換えられるLANケーブルから原因を探るようにしましょう。

有線LANルーターはゲームをしたり、動画鑑賞したりするさいの通信速度を大きく左右します。契約している回線にもよりますが、有線LANルーターで通信速度が低下するなんて事態は避けたいですよね。慎重に最適な有線LANルーターを選択し、購入してくださいね。