Mac対応の外付けHDD・SSDおすすめ10選｜バックアップにも便利！

内蔵のHDDやSSDの容量が足りなくなったらドライブを増設するか外付けドライブを接続することで容量不足を解消するのはWindowsだけでなく、Mac環境も同様です。

MacBookは内蔵ドライブの増設ができないため、外付けドライブを利用する場面が非常に多いと言えますが、外部接続ポートがType-C形状であったり、thunderbolt規格というUSBとは少し違ったものに対応しているなど、使える外付けドライブなのか非常に分かりにくいですよね。

外付けドライブにはHDDとSSDの二種類がありますが、その違いや用途によるメリットデメリット、それぞれのおすすめ商品をご紹介していきます。ぜひ参考にしてください。

外付けドライブって本当に必要なの、と思っている人も多いのではないでしょうか？パソコンに内蔵されたドライブだけで十分ではないかと考えているかもしれません。しかし、パソコンを扱う方にはあった方がいいアイテムと言えるでしょう。

大きな理由として、バックアップをするときに、外付けドライブを指定した方が効率的にできる場合が多いからです。パソコンでは外付けドライブにバックアップするように推奨しています。また、データ保存でも、内臓ドライブの代わりの役割を果たしてくれます。内蔵ドライブが容量不足になったときのピンチヒッターというわけです。

もう一つ外付けドライブのいいところは、持ち運びがしやすいことです。内蔵ドライブを取り外して携帯するというわけには行きませんが、外付けドライブならどこへでも持っていきやすくなっています。

外付けドライブには、HDD（ハードディスクドライブ）やSSD（ソリッドステートドライブ）などの種類があります。しかし、HDDとSSDではどこが違うのだろうかと疑問に思ってはいませんか？もっともな疑問ですから、詳しく説明しましょう。

HDDにはSSDにはない優れた点があります。HDDは容量単価が安いです。したがって、同じ容量でもHDDの方がSSDよりも価格が低い場合が多いです。大容量なタイプも多く、1TBや2TBなどの製品のほか、4TBというビッグ容量もあります。

HDDは処理速度が遅い、衝撃に弱いという面がありますが、大容量なところが使いやすい点です。パソコンのバックアップでは、処理速度よりも情報の保存量の方が大事ですから、HDDの方が向いています。また、壊れる予兆もあるので、バックアップデータも取り出しやすいです。

HDDの優れている点に対して、SSDはどのような点が優れているのか、気になりますよね？SSDは容量単価という点では高いです。したがって、容量が少なめなものが多く、多いものはかなり高額になります。ただ、処理速度が高速、小さいので持ち運びがしやすいという長所がありますよ。

SSDには小型で、転送速度が速いM.2というタイプがあり、接続規格にSATAとNVMeがあります。SATA接続は、値段が安くて省電力ですが、速度がやや遅いです。一方、NVMeの方は、速度が速い分、容量単価が高いです。それぞれのメリット・デメリットを考えて、選ぶことになります。

実は、外付けドライブは用途によって選び方が変わってきます。HDDにした方がいいのかSSDにした方がいいのかは、使う目的ごとに選ぶ必要があります。

Mac用のバックアップソフトをtimemachineと言います。timemachineによるバックアップではHDDの方がいいでしょう。なぜなら、HDDは大容量になっているからです。パソコンのバックアップをする場合、容量が非常に重要な要素なので、HDDの方がふさわしいというわけです。

Macのtimemachineで外付けHDDを指定すると、容量がいっぱいになるまで1日数回バックアップをします。最初のバックアップ以降は変更されたファイルだけが対象になります。なお、Mac用のHDDをデータ保存とバックアップの両方の用途で使う場合は、パーティションを分ける必要がありますよ。

timemachineにはスケジュール機能がなく、決められた時間にバックアップが繰り返されます。となると、パソコンの負荷が大きくなる場合がありますが、そこで利用したいのが「TimeMachineEditor」というアプリです。インストールするとスケジュールの変更ができます。

データ保存用にSSDを使えばいいか、HDDにすればいいか迷ってはいませんか？データ保存というだけなら、どちらの使用でも大丈夫です。保存自体はスムーズにできます。ただ、いくつか特徴に違いがあります。

データの読み込み、書き込みを何度もするような人には、転送速度が速いSSDの方がおすすめです。頻繁にデータのやり取りをする場合、転送速度が速い方が快適です。しかも小さくて持ち運びがしやすい、耐久性に優れているなどのメリットもあります。

と言っても、HDDで問題があるわけではなく、データ保存自体はしっかりできます。特に動画や写真など大容量のデータ保存にはぴったりです。また、SSDより速度が遅いと言われるHDDですが、USB3接続なら、ある程度のスピードは維持できます。

Mac用にどのくらいの容量の外付けドライブを購入するのがいいのか、考えることもあるでしょう。実はMac用に適した容量があります。HDDとSSDで違いはありますが、文書保存用だけなら500GBでも十分すぎるくらいです。

しかし、バックアップもするし、写真や動画などの大量のデータ保存もしたいという場合は、1TBくらいの容量が必要になってきます。それ以上でもいいくらいですが、容量単価ではHDDの方が安いので、大容量保存には向いていますよ。

Mac用の外付けドライブを購入する場合に、接続端子の違いに注意しましょう。Macの接続端子は発売年によって違います。古いタイプのMacにはType-Aという端子が搭載されているのに対して、最新式ではType-Cとなっています。

したがって、どちらの端子が搭載されているMacかを確認してから、外付けドライブを選ぶようにしましょう。ただ、もし接続端子がType-Aの外付けドライブを購入しても、変換ケーブルや変換アダプターを使えば、Type-Cに接続できます。

外付けドライブには、ポータブルタイプと据え置き型があります。どちらを購入すればいいのか迷っているという人もいるのではないでしょうか？それぞれの特徴を簡単に説明すると、ポータブルタイプはコンパクトで携帯性に優れています。

持ち運んで使う分にはポータブルタイプはおすすめで、電源も必要ありません。ただ、容量が少なめです。一方、据え置き型は持ち運びはできませんが、容量は大きめで、大量の高解像度画像や動画の保存に向いています。

外付けHDDのセキュリティと耐久性についてもチェックしましょう。データを暗号化してくれる暗号化機能付きHDDがおすすめです。また、長く使用したい方は耐久性も確認しましょう。一般に外付けHDDの寿命は3〜4年ほどといわれています。メーカーの保証期間などをチェックしましょう。

USBとThunderboltの違いがよく分からないので、詳しく知りたいとは思っていませんか？USBとThunderboltの違いは分かりにくい部分もありますが、特徴をよく見れば、違いが理解できるようになります。

MacにはUSBポートが搭載されていて、いろいろな機器と接続できます。Macに対応したUSBの搭載規格はモデルによって違いますが、次のような種類があります。データ転送速度と電力も加えておきましょう。

• USB1.1　最大12Mbps　最大500mA (5V)
• USB2.0　最大480Mbps　最大500 mA (5V)
• USB3.1 gen1　最大5Gbps　最大900 mA (5V)
• USB3.1 gen2　最大10Gbps　最大15W (5V)

USB規格には下位互換性があります。つまり、USB2.0を搭載したMacに、USB3.0用のケーブルと外付けHDDやSSDを接続すると、USB2.0という下の規格で動作します。逆に言えば、MacのUSB規格が上位ならば、同じような上位の外付けドライブを接続した方が、速度が速くなりますよ。

HDDやSSDの対応USB規格は、製品のカタログやメーカーのホームページに記載があります。記載を確かめて、お持ちのMacに合うモノかチェックしてから購入すると、最大のデータ転送速度が得られるでしょう。

USB端子についてはご存じの方も多いですよね。ところが、thunderboltと聞いても聞きなれない言葉で、意味が理解できないという人もいるのではないでしょうか？thunderboltは新しい接続規格の一つで、高速かつシンプルな周辺機器との接続ができます。データ転送最高速度はthunderbolt3で40Gbpsで、USB3.1 gen2の実に4倍です。

映像出力についても、USB3.1 gen2は4Kモニター×1ですが、thunderboltは4Kモニター×2、または5Kモニター×1となっていて、上回っています。なお、パソコンにthunderbolt3ポートがあれば、USB3.1 gen2としての利用もできますよ。

thunderbolt3のボトルネックは2,750MB/sです。ボトルネックとは、作業速度や能力を遅くしている部分という意味ですが、実際の転送速度を表します。Thunderbolt3のボトルネックを実現できるのは、NVMe SSDのみと言われているので、購入すれば、最高のスピード感を味わえるでしょう。

Macで外付けドライブを使う場合、フォーマット（初期化）してからにすると、何もない状態でデータ保存やバックアップができるようになります。フォーマットをする場合、フォーマット形式を選ぶ必要があります。Macにはさまざまなフォーマット形式がありますよ。

Macのフォーマット形式のうちメインとなっているのは、APFSとHFS+です。外付けドライブの多くは、MacとWindowsの両方で使用可能ですが、Mac用のフォーマット形式に変える必要があります。なお、Windows環境と共有したければ、exFATという形式を選びましょう。

Macのバージョンによってフォーマット方法は異なりますが、macOs 10.15の場合を見てみましょう。まず、ディスクユーティリティのアイコンをクリックして、表示させ、ドライブを指定します。そして、消去を選択し、画面の指示に従えば完了です。

Macが外付けドライブを認識しないときはどうしたらいいのでしょうか？いくつか対処法がありますが、まずUSBの接続や電源を確認してみましょう。しかし、うまく行かなければ、製品付属のケーブルに戻したりポートを変えたり接続の種類を変更したりしてみてください。

まだダメな場合は、First Aidを用いて修復という手があります。やり方は、ディスクユーティリティから起動して行います。また、フォーマットすれば、認識しない問題が解決することもありますが、データはすべて消失しますから注意しましょう。

Macの外付けドライブの速度が遅い場合は、フォーマット形式の確認や不要ソフトを閉じる、または認識しないときと同じよう修復を試みるなどの方法があります。なお、故障の場合はどんな方法を試みても成功しません。

Macの内臓ドライブが容量不足になった場合は、外付けドライブを使うと、快適に動作するようになります。ただ、どんな種類を選んだらいいのか分からないと思っていませんか？その疑問に答えるために、選び方のポイントやおすすめ製品を紹介しました、