FPSにおすすめのサウンドカード13選｜いらない？オーディオインターフェースとの違いも

パソコンでFPSをプレイしている際、スピーカーから聴こえる音のクオリティに不満を持っている方は少なくありません。APEXなどのFPSでは、いつでも高音質な音声とともに楽しみたいですよね。

そこでおすすめなのがゲーミングサウンドカードです。パソコンにゲーミングサウンドカードを増設すれば高音質になり、足音・銃声といった効果音がはっきり聴き取れます。秒コンマ単位の判断が求められるFPSにおいて、サウンドカードの必要性は言うまでもありません。

本記事ではFPSのプロゲーマーも愛用するおすすめのサウンドカードを紹介します。サウンドカードがいるのかいらないのか、またオーディオインターフェイス・ゲーミングアンプとの違いについても解説しますので、ぜひチェックしてください。

サウンドカードは音楽信号を変換し音を生み出すパーツです。音楽を再生するには、デジタル信号をアナログ音声に変換しなければなりません。通常はパソコンのマザーボードが信号の変換や出力の役割を担っています。

しかし最初からパソコンに内蔵されているマザーボードは、表現能力に限界があるのが難点です。そんなときサウンドカードを利用すれば、音質向上や音楽表現の幅が広がります。イコライザーなどの便利な機能を付加したいときにも便利です。

サウンドカード導入による一番の効果は、音質を大幅に向上させられる点です。より広い音域を出力できるようになるため、臨場感あふれるBGMを聴きながらゲームをプレイできます。

特にFPSにおいては敵の足音・銃の発砲音など、細かな効果音を聴き分ける必要性があります。サウンドカードを増設すれば同時に出せる音が増え、細かな音をはっきりと聴き取れるため、スムーズなプレイに欠かせません。

一方、サウンドカードがいらない場合の例としては音質・音の発生源に対するこだわりがない、もしくはオフィス利用のように無音を前提とする場合などが挙げられます。

アンプは音を増幅させるための機器であり、サウンドカードとは本質的に異なります。ただし現在主流のサウンドカードはアンプ・DACの機能を兼ね備えており、特にPC機器だけを利用するユーザーにとっては違いがわかりにくいです。

サウンドカード・アンプ・DACの概要をまとめましたので、参考にお役立てください。

• サウンドカード：アンプ・DACを内蔵した機器
• アンプ・・・音声を増幅する機器
• DAC・・・音声信号をデジタルからアナログに変換する機器（Digital to Analog Converter）

サウンドカードとよく比較される対象がオーディオインターフェースです。高音質サウンドは迫力がありますが、聞きづらく感じたり耳が疲れたりします。そのため、音質による疲れを感じやすい方には、オーディオインターフェースがおすすめです。

オーディオインターフェースは、パソコンに外部接続して使用するため、疲れを感じたらケーブルを外すだけで元の音質に戻せます。パソコン内部に取り付けたサウンドカードは取り外しに手間がかかるため、自身の疲れやすさやプレイ時間を考慮して選びましょう。

サウンドカードの接続方式は2種類です。それぞれのメリットとデメリットを解説するので、自分に合ったものを選びましょう。また、どちらのタイプがFPSにおすすめなのかもあわせてチェックしてください。

内蔵サウンドカードはマザーボードにあるPCIスロットに搭載するタイプです。パソコンの内部に取り付けるため、置き場所を一切必要としません。サラウンドやハイレゾなどの表現能力にも優れています。

ただし、音声再生の際にパソコン内部のノイズを伴う場合があるので、ノイズが気になる方は気を付けましょう。また、取り付け作業にも手間がかかります。

外付けサウンドカードはUSBで接続して使用するタイプです。オーディオインターフェースとも呼ばれます。パソコンとケーブルで繋ぐだけで使えるため、パソコンに詳しくない方でも気軽に扱えるのがメリットです。

ノイズが少ないクリアな音質が特徴で、FPSのプレイに適しています。ただし、マザーボードのファンで冷却できないため、長時間の連続使用には気を付けましょう。

サウンドカードにも、安いものと高いものがあります。安いものは数千円で購入でき、高いものになると数万円以上になります。

安いものは外付けで小型なものが多いため持ち運びにも適していて、気軽に使えるのが特徴です。初めての方やノートパソコンを使っている方に向いています。内蔵タイプのものであれば、安いものでも出力端子は多いです。安価なものだと、基盤がむき出しになっているタイプも多くノイズが出やすくなります。

高いものは、据え置き型な物が多いため持ち運びには適していません。デスクトップを使っている方や本格的にサウンドをいじりたい方に向いています。内蔵タイプは、カバーがされているものが多いためノイズにも強いです。高い分性能もよく、ハイレゾに対応していたり専用ソフトで音質のカスタマイズなどが可能です。

入出力端子が充実したサウンドカードはさまざまな用途に使えて便利です。ここでは、サウンドカードの入出力端子についてチェックしておきたいポイントを2つ解説します。サウンドカードを導入したあとの用途を考えながら選びましょう。

apexなどの通話を伴うオンラインゲームを楽しみたい方には、マイク入力端子付きのサウンドカードがおすすめです。ステレオミキサー機能が付いたものを選ぶと、自分の声とパソコンの音声を一緒に録音できるため、ゲーム実況をする場合にも便利です。ゲームを録画するアプリに声を録音する機能があれば、ステレオミキサー機能は必要ありません。

PS4には光デジタル端子が付いており、光デジタルケーブルに対応しています。HDMI端子に接続するHDMIケーブルに比べて、光デジタルケーブルは音質の劣化が少ないのが特徴です。

そのため、PS4で遊ぶ場合には、光デジタル端子付きのサウンドカードをおすすめします。PS5には光デジタル端子はありませんが、HDMIアダプターを利用すれば光デジタルケーブルが使用可能です。

ゲーミング向けサウンドカードは、イコライザー機能付きが多いです。同じBGMでも、イコライザーで強調する音域を変えれば違った印象に聞こえます。BGMの迫力を感じたい場合は低音を強めに設定するのがおすすめです。FPSでゲームをスムーズに攻略したいなら、足音や銃弾を補充する音を聴きとりやすくしてみましょう。

サラウンドとは複数のスピーカーから音を出す音響環境です。バーチャルサラウンドに対応したモデルでは、スピーカーに囲まれているかのような音の響きをヘッドホンで楽しめます。音に立体感があり抜群の臨場感を堪能できるのが魅力です。

サラウンドにはいくつかチャンネルがあります。たとえば、5.1chは5つのスピーカーと1つの重低音用スピーカーが置かれているイメージです。購入前にはチャンネルを確認しましょう。

ハイレゾはCDの約6.5倍の情報量を持つ音楽データです。ハイレゾ対応のサウンドカードを使用すると、低音から高音まで高音質のサウンドを堪能できます。CDよりも遥かに原音に近いので、音の広がりや繊細さを感じたい方におすすめです。

ハイレゾ対応の機器にはハイレゾオーディオのロゴが付いています。購入前にロゴが付いているかの確認をしましょう。

本記事で紹介しているサウンドカードの他に、音楽鑑賞に適したサウンドカードを以下の記事で紹介しています。興味のある方はぜひお読みください。

Creative（クリエイティブ・メディア）はオーディオソリューションやプレミアムワイヤレススピーカーなどPCエンターテイメント製品のリーディングカンパニーです。オーディオ専用のRAMを搭載したSoundBlasterサウンドカードは、世界中のユーザーに愛用されています。ゲーム・音楽鑑賞・動画鑑賞など目的にあったモデルが選べるところがポイントです。

ロジクールはゲーミング周辺機器に特化したASTROブランドを展開しているメーカーです。ミックスアンプはゲーミングを中断させずにオーディオを自由に調整できます。また、ゲームと音声のバランスをすばやく調整できるシンプルなコントロール形状と、ゲーム オーディオと音声チャットをミックスできるのが特徴です。

ゼンハイザーは世界でトップクラスのマイクロフォン・カンパニーです。ゲーミング＆PCオーディオアンプはプロゲーマーの要望をもとに設計されており、高品質で迫力のサラウンドを実現します。圧倒的な没入感は、ゲームだけでなく、映画や音楽で体験できる商品です。

エイスース(ASUS)は台湾に本社のある総合エレクトロニクスメーカーです。サウンドカードは解像度・音質・接続方法違いでさまざまな製品があります。ゲーミング用サウンドカードでは「Xonar」と「STRIX」シリーズがあり、ゲームサウンドをより高音質で楽しめます。

FPSで優位に立つにはサウンドカードだけでなく、PCの性能自体も問われます。描画速度・計算処理能力といった要素は、秒コンマ単位の判断が求められるFPSにおいて大きなポイントです。

上記の条件をクリアするにはゲーミングPCが欠かせません。おすすめはプロ御用達のPCや、プロとのコラボPC。釈迦・MZKRといった著名ゲーマー・YouTuberとのコラボPCも登場しているので、ぜひチェックしましょう。

サウンドカードをパソコンに搭載するかケーブルで繋ぐだけで、一気に音質が向上します。ゲームの数あるジャンルの中でも、FPSはBGMや効果音の質が特に重要です。求める入出力端子や機能が搭載されたサウンドカードを手に入れて、FPSの世界を存分に楽しんでください。