音楽を入れるのにおすすめのSDカード6選｜車のカーナビ向けの大容量も

目的地までの道案内だけでなく、音楽や動画などのコンテンツが楽しめる製品も多数発売されています。普段聴いているお気に入りの音楽を「いい音質」で聴けるのも、カーナビの魅力のひとつです。

初めて聴くCDを自動的に録音する「録音機能」が備わったカーナビもあります。カーナビのハードディスクやSDカードにCDの音源が録音されるので、次回からCDを入れずに音楽を聴けるので便利です。

ニンテンドー3DSでは「ニンテンドー3DSサウンド」を使って、SDカード内に入っている音楽を楽しめます。AAC・MP3ファイルに対応しているので、パソコンで取り込んだ音楽も聴けます。

また、SDカードを使えば、音源の保存や容量の追加も可能です。ただし、別のデバイスで取り込んだ音楽をSDカードに入れても、Nintendo Switchで聴けないので注意してください。

音楽プレーヤーは音楽再生に特化した機器で、ダウンロードした曲やストリーミングサービスの曲を高音質で聴けます。小型で持ち運びしやすく、容量を音楽データのためだけに使用できるのが大きな魅力です。SDカード対応機種なら、曲数を入れすぎて内蔵メモリの容量が足りなくなったときでも、安心して容量を増やせます。

主要となっているSDカードには、SDカードとmicroSDの2種類があり、それぞれ対応する機器が異なります。カードのサイズと対応機器について詳しく説明します。

SDカードは大きく分けて「SDカード」と「microSDカード」の2種類あり、それぞれ大きさが異なります。

• SDカード：24×32×2.1mm
• microSDカード：15×11×1.0mm

microSDカードは変換アダプターを使用することでSDカードとしても使えますが、SDカードをmicroSDカードのみに対応している機器には使用できません。

SDカードは主に以下のような機器で使用されています。機器によって対応するSDカードが異なるため注意しましょう。

SDカードの容量が大きければたくさん保存できますが、その分SDカードの価格も高くなる傾向があります。また、再生する機器がどのSDカードに対応しているか確認が必要です。

SDカードは、容量の大きさによって「SDカード」「SDHCカード」「SDXCカード」の3種類に分かれます。

ただし、使用する機器によって使えるカードが異なるため注意してください。たとえば、SDHCカード対応の機器の場合、SDカード・SDHCカードは使えますが、SDXCカードは対応していません。

容量別に保存可能な曲数の目安をご紹介します。他のデータが保存されている場合や機器の設定によっては、保存できる曲数は異なりますので、ご確認ください。

どれがいいか迷う人は、容量と価格のバランスがいい32GB・64GBがおすすめです。

SDカードを選ぶ上で、転送速度は重要なスペックです。転送速度は、書き込み速度と読み取り速度で分けられ、最大パフォーマンス速度がMB/s（秒速メガバイト）で表示されます。書き込み速度の数字が大きいほど、SDカードへのデータ記録が早いです。

書き込み速度が速いと処理時間が短くなり、スムーズに作業できますよ。また、パソコンへのデータ転送を素早く行うためには、読み取り速度もチェックしましょう。

windowsのPCからSDカードに音楽を入れる場合は、「Windows Media Player」というソフトを使います。そして、このソフトで音楽を入れる際は以下のような手順で行います。

1. 入れたい音楽をCDから取り込むか、販売ソフトなどからダウンロードしておく
2. SDカードをPCに差込口がある場合は本体に直接、ない場合はUSBカードリーダーなどに差し込み接続する
3. Windows Media Playerを起動する
4. 右上の「同期」をクリックする
5. 「ここに項目をドラッグして同期させるリストを作成します」と書かれている同期リスト欄に取り込みたい曲を入れる
6. 入れたい音楽をすべてリストに入れたら、「同期の開始」をクリックする

なお、同期中にSDカードを抜くと、エラーが発生したり曲が入れられない場合があります。きちんと同期の終了を確かめてから抜くようにしましょう。

続いて、iTunesを使ってSDカードに音楽を入れる方法を解説します。手順は以下の通りです。

1. SDカードをPC本体に接続する
2. iTunesにあるSDカードに入れたい音楽を右クリックする
3. 「コピー」をクリックする
4. SDカードファイルを開く
5. ファイルの上で右クリックし「ペースト」をクリックする

なお、プレイリストやアルバムの曲をすべてSDカードに入れたい場合は「Shiftキー」を押して曲を複数選択するか、「command(CTRL)＋A」で全選択して「コピー」したものをSDカードのファイルにペーストしてください。

AndroidスマホからSDカードに音楽を入れる2通りの方法をご紹介します。

【設定からSDカードへ移動する】

1. スマートフォンの「設定」を開き「ストレージ」をタップ
2. 内部ストレージに保存しているファイルが表示されたら「SDカードへデータ転送」をタップ
3. SDカードへ移動したいデータのチェックボックスにチェックを入れ、「転送」をタップ
4. 転送完了

【ファイルマネージャーアプリを利用する】

1. 「ファイルマネジャー」を開き、音楽フォルダを開く
2. 移動したい音楽を選び、「移動」を選択
3. SDカード＞音楽ファイルを保存したいフォルダを選ぶ
4. 移動完了

iPhoneの場合、SDカードリーダーを接続して写真アプリの共有ボタンからデバイスを選ぶことでiPhoneのデータをSDカードに移せるのがポイントです。こちらの記事ではiPhoneに対応しているSDカードリーダーについて説明しているので、ぜひあわせてご覧ください。

カーナビのSDカードを入れる場所は主にモニターの後ろにあります。多くの機種ではモニター上の「SDカードマーク」のボタンを押すことで、モニターが動き裏側の挿入口が出てくるので、そこに挿入しましょう。

なお、カーナビの機種の機種によっては側面に挿入口がある場合もあります。詳しくはカーナビの取扱説明書や公式サイトを見るようにしてください。

カーナビ内に入れられるデータ容量はあまり多くないため、価格設定が手頃な32GBのSDカードを選ぶのがおすすめです。また、カーナビの機種が古い場合128GBなどの大容量のSDカードを読み込めない場合もあります。扱いやすい32GBのSDカードから取り入れてみましょう。

SDカードに音楽を入れてカーナビで楽しむ方法を紹介します。

• PCからデータをコピーする
  
  
• カーナビを通してCDをSDカードに録音する

CDの録音機能を活用できるカーナビの場合、SDカードを読み込んでから録音すれば、カーナビ内蔵のHDDではなくSDカードへデータを転送できます。便利な機能ですが、カーナビを通して録音した場合別のカーナビでは読み込めないことが多いです。

音楽を保存したSDカードをカーナビのSDカードのスロットに挿入して、再生ボタンを押すと音楽を再生できます。

価格の安いSDカードはドライブレコーダーに不向きです。主な理由として、耐久性が低い・容量が小さい点が挙げられます。多くの低価格SDカードは製造コストを抑えるため、品質・耐久性を重視していません。

また安いSDカードは必然的に容量も少なく、頻繁なデータ書き換えには不向き。ドライブレコーダー用であれば、64GB以上のSDXCカードがおすすめです。

SDカードの容量がカーナビのメモリーをオーバーしていると、正しく再生できません。SDHCカード対応の機器にSDXCカードが使えないように、SDカードの容量規格に対応していない機器では認識できません。カーナビの説明書で、対応SDカードや容量を確認しましょう。

カーナビに対応していないファイル形式のデータは再生できません。.mp3や.mp4、.wavなどさまざまな音楽ファイル形式がありますが、カーナビが対応している形式はほんの一部です。多くのカーナビに対応しているのは.mp3です。

flacなどのハイレゾリューションオーディオ形式は、非対応のメーカーや機種があるため注意しましょう。また、カーナビのフォーマットと異なるため音楽が再生できないケースもあります。音楽を入れる前に、カーナビでSDカードをフォーマットしておきましょう。

SDカードは読み込めるのに一部の音楽だけが再生できない場合、カーナビやSDカードの著作権保護対応のせいかもしれません。 SDカードやカーナビが著作権保護対応のものであると、録音したデバイス以外では再生できないため注意が必要です。たとえばトヨタ純正ナビの場合は、著作権保護の観点からHDDナビゲーションに録音した音楽データをSDカードにコピーはできません。

SDカードの紛失や破損を防ぐためには、SDカードケースに入れて持ち運ぶのがおすすめです。大切なデータを守るためにも、しっかりとケースに保管しましょう。

SDカードケースにはプラスチック・アルミ・シリコンなどさまざまなタイプがあり、100均でも購入できます。複数枚収納できるものや、microSDカードを一緒に収納できるものもありますよ。