車用タブレットスタンドおすすめ6選｜固定場所によって違反になる？落ちるときは？

車内でタブレットを使う際、膝の上では見にくかったり、ダッシュボードの上では滑って落ちそうになるなど、不便に感じた経験をお持ちの方も多いようです。タブレットスタンドがあれば、しっかりとタブレットが固定されるため、運転中に画面を確認する時も落ちる心配もなく快適に使えます。

しかし、取り付け方や場所を間違うと違反になってしまう場合があるため、気をつけなければなりません。タブレットスタンドの固定方法にも種類があり、運転席・助手席と後部座席のどちらで使いたいのかによっても選択肢が変わるので、どれにしていいか迷いがちです。

この記事では車用タブレットスタンドの選び方とおすすめ商品6選を紹介します。それぞれの特徴や、違反にならない取り付け場所についても解説しますので、ぜひ最後まで読んで役立ててください。

小さい子供と一緒に車で出かけると、長時間のドライブに子供が飽きてぐずる場面も出てきます。そのような時にタブレットで子供にお気に入りのアニメを見せるなら、後部座席で使用できるタブレットスタンドが便利です。

運転席や助手席でも使えるようにダッシュボード周辺にタブレットスタンドでしっかりと固定すると、手に持たずに済むので便利と言えます。また、タブレットであれば備え付けのカーナビよりも最新情報を素早く入手可能です。

さらに、Bluetoothに接続すればタブレットを利用しての音楽視聴もできます。車内でタブレットを使用する際は、タブレットスタンドを使用すれば快適空間を作れるのでぜひ活用してください。

タブレットスタンドの類似商品として、スマホホルダーが挙げられます。スマホホルダーは、その名のとおりスマートフォンを固定するための商品です。タブレットスタンド同様、差し込み式・吸盤式・両面テープ式・ホールド式・マグネット式などさまざまな種類が発売されています。

スマホホルダーは、車内に取り付ける方式に加えて、スマホ自体を固定する方法もさまざまなものがあります。スマホ自体がタブレットよりも軽量なためです。バネ式・重力式・マグネットのほか、ナノ吸盤式などがあります。置くだけのタイプや、ゴムバンドで固定するタイプなども登場しています。

スマホホルダーの魅力は、やはりコンパクトでかさばらない点です。また、タブレットスタンドと比較すると、非常に幅広い種類の商品が発売されている点も魅力といえます。「タブレットだと大きすぎる」「普段使っているスマホをカーナビ代わりにしたい」と考えている方には、おすすめの商品です。

差し込み式は、エアコンの吹出口やCDスロットに差し込んで使用します。そのため、運転席や助手席での使用が多い方におすすめです。ホルダー部分をしっかりと支えるように設計されているため、安定性にも優れています。ただしエアコンの吹出口を塞いだり、使用中はCDプレイヤーが使えないなどのデメリットもあるので注意が必要です。

吸盤式は取り付け時にしっかりと吸着させておけば、引っ張っても簡単には取れません。平面であれば場所を選ばずどこにせも取り付けられるのがメリットです。ただし、少しでも凹凸があると剥がれたり、熱で吸盤が劣化したりします。より吸着力を高めたい場合は、吸着ゲル式がおすすめです。凹凸がある部分には、シールの貼り付けで対応もできます。

両面テープ式は価格が安く、誰でも簡単に取り付けられるのが特徴です。吸盤と同じく、使用していくうちにテープが劣化して剥がれてしまう場合もあります。ですが、両面テープを交換すれば再装着が可能なのでコスパのよさも魅力です。ただし粘着力の高いテープは、剥がしにくかったり跡が残ったりするので注意してください。

ヘッドレストに固定するホールド式は後部座席での使用におすすめです。ホルダーでヘッドレストを挟むようにしっかりと固定するので、安定性にも優れています。ホルダー部分が動き幅を調節できるものは幅広いサイズに対応できるので、スマホやタブレットなど幅広く使いたい方におすすめです。ただし、ホルダーがボタンに引っかかると勝手に作動するので注意してください。

マグネット式はマグネット付き台座をダッシュボードに取り付けておき、タブレットにもマグネットを取り付けて使用します。固定するときも取り外すときも、マグネットの力を利用するので着脱しやすいのがメリットです。ただし、磁力が一部の機能に影響する可能性があります。マグネット式を選ぶ際は、タブレットの取扱説明書を見て安全性を確認してください。

タブレットスタンドを使うとタブレットを固定できるので便利ですが、角度や位置が固定されると使いづらいと感じる場合があります。車種によっては取り付け位置が限られてしまうため、角度や位置を調節できるものがおすすめです。また、途中で充電が必要になった場合を考えて、固定したまま充電できるかどうかも確認してください。

タブレットにもサイズがあるので、使用している端末のサイズに合っているかをしっかり確認してください。例として一口に「iPad対応」と記載がある場合でも、世代によってわずかにサイズが異なります。

大抵は数サイズに対応していますが、10インチまでしか対応していないものは、11インチや12.9インチのタブレットには使用できません。さらに、スマホにも使いたいのであれば、スマホに対応しているかもチェックしておくと安心です。

結論から言うと、自作は可能です。用意する材料は100均のブックスタンドと滑り止めシートです。ブックスタンドを使う場合は、CDの差込口を利用します。ブックスタンドの大きさにもよりますが、高さが出て視界を遮るようであればカットしましょう。

工具を持っていなくても、ホームセンターに行けば有料でカットしてもらえます。滑り止めシートも100均で購入可能です。

自作のメリット

• 自身の車に合わせて作成を進められるため「購入したが設置できなかった」といった失敗を無くせる
• コストを抑えられる

自作のデメリット

• 装着場所の選定が難しい
• 使わないときの収納場所に困る可能性がある

車用タブレットスタンドを取り付ける際は、前方視界基準に注意が必要です。前方視界基準は国土交通省が定めた、運転手の前方視界を確保するルールです。運転手から見たときに「車の前2mの位置にある、高さ1m×直径30cmの円柱を鏡を使わず直接目視できる」といった条件が定められています。

車種によってはダッシュボード周辺に取り付けができず、フロントガラスに取り付けようと考える方もいるかもしれません。しかし、フロントガラスには決められたものしか取り付けができないため、うっかり取り付けてしまうと違反になる可能性があります。車にタブレットスタンドを取り付ける際は、前方視界基準に違反しないように十分注意してください。

吸盤タイプのタブレットスタンドの場合、乾燥や経年劣化などにより落ちる頻度が高くなる場合があります。その場合は、吸盤の粘着力を復活させるための裏技を試してみてください。

• お湯を使う方法：
  7~80℃のお湯に5分間浸けた後に自然乾燥させる
• ハンドクリーム※を使う方法：
  米粒ほどのハンドクリームを吸盤に塗る

お湯を使う方法の場合、浸けた後にタオルなどで拭くと繊維が付いてしまい逆効果になります。また、ハンドクリームも塗りすぎは禁物なので、量に注意してください。

※本来の目的外の使用のため、試すときはあくまで自己責任でお願いいたします。

便利なアイテムが安く手に入る100均でも車載タブレットホルダーは販売されています。しかし、タブレットの重さと振動に対する耐久性の面から、あまりに安いものはおすすめできません。

タブレットの重さは約450～680g前後ですが、100均ショップの車載ホルダーはタブレット本体の重みに耐えられない場合があります。それに加え、運転中の振動でタブレットが落ちる恐れもあります。大切なタブレットを支えるための車載タブレットホルダーは、口コミなども参考に十分なホールド力があるものを使用するべきです。

スマホやタブレットは、カーナビ代わりにもなります。その際に便利なのが、スマホ・タブレット向けのカーナビアプリです。カーナビアプリの一番のメリットは、リーズナブルに利用できる点です。通常、カーナビは安いものでも数万円～数十万円するうえ、設置費用が必要なものも多くあります。カーナビアプリに関しては、無料で提供されているアプリもあるのでコストを抑えた利用が可能です。

また、スマホやタブレットをそのままカーナビとして扱える点もメリットです。車で移動している際は、停車中だとしても「迅速にナビ操作を行いたい」と思っている方も多いため、いつも使い慣れており操作しやすいスマホやタブレットをカーナビにできる点は、大きなメリットといえます。

このほか、インターネットを経由して情報を取得しているため地図の更新が不要といったメリットもあります。さまざまなカーナビアプリが登場しているので、カーナビアプリも自身の用途や使いやすさに合わせて選んでみてください。

車でタブレットを使う場合は、タブレットスタンドの使用をおすすめします。運転席や助手席で使う際は取り付け位置に注意が必要ですが、位置さえ注意すれば快適です。ぜひこの記事を参考に、タブレットスタンドを使って楽しくドライブしましょう。