木製キーボードを紹介｜温かみのあるおしゃれ！自作方法や選び方について解説

在宅のリモートワークなどで、自宅でパソコンを使う方が増えています。ナチュラルなインテリアが好きな方は、できればお部屋の雰囲気を統一したいですよね。実は、無機質なイメージのキーボードにも温かみのある木製デザインのものがあります。

木製キーボードは、コトコト鳴るタイピング音が耳に心地よく流れ、落ち着きを与えてくれると人気です。木の温かさが伝わり、殺風景なパソコン周りが一気におしゃれ空間に変身するため、ただのキーボードよりもインテリアに馴染みます。

この記事では、キーボードの種類や選び方のポイント、おすすめの木製キーボードを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。木製ケースの活用や自作方法についても詳しく解説します。

木製キーボードには外装がすべて本物の木で出来たものと、木目調のフィルムで加工されたものがあります。木目調であれば本物の木でない分コストが抑えられるため、雰囲気だけでも味わいたい方におすすめです。また、手持ちのキーボードに木目調のシールを貼ったり、木製キーキャップを取り付けて自分流にカスタマイズを楽しむこともできます。

メンブレン式は、1つのシートでキーボード全体をカバーした構造です。ラバードームと呼ばれるシリコンキャップが採用されており、ゴム特有のグニャっとした触り心地が特徴。押す場所によって触感が変わるので、キーの中央でしっかり押し込む必要があります。

キーの戻りが遅く、タッチの感触が悪くなっている場合は、ラバードームの劣化が考えられます。耐久性はそれほど高くありませんが、安価で市場に最も多く出回っているので、コスパを重視する方におすすめです。

パンタグラフ式はメンブレン式によく似ていますが、パンタグラフと呼ばれる構造によって安定した軽いタイピングが味わえます。浅いタイピングが可能で、キーのどの部分を押しても均一に沈むのが特徴。キーの戻りも早いため、頻繁に文字入力する方におすすめです。

パンタグラフは、薄型のノートパソコンでよく使用されています。繊細な作りなので長く使用したい場合は、キーボードカバーを併用し、ホコリ・汚れ対策を行いましょう。

メカニカル式は、すべてのキーが1つ1つ独立した構造のキーボードです。金属バネが組み込まれているため、タッチに反発力があり独特の触感があります。バネの種類によってタイピングの感触が変わるので、好みのものを選びましょう。

比較的重量があり、コストがかかるというデメリットもありますが、キーが独立しているためカスタマイズしやすいという点が人気です。ゲーミングキーボードとして用いられることが多く、ある程度知識のある方向けのキーボードです。

メカニカル式と同じく、1つのスイッチが独立した構造のキーボードです。静電気によって入力を感知するため、物理的な接触がなく底打ちする必要がありません。摩擦による劣化リスクが低いため、長く使用できるというメリットがあります。

キーを押す深さを指す「キーストローク」が浅いため、素早いタイピングが可能。タイピング音が静かなため、オフィスなど静寂な環境での使用にも適しています。コストは気にせず高性能なキーボードが欲しい方におすすめです。

キーボードには、有線とワイヤレスタイプがあります。ワイヤレスの場合は配線がごちゃつかず、パソコン周りをすっきり整理できます。ワイヤレスかつBluetooth機能が搭載されていれば、タブレットへの接続も可能なので、出先でも気軽に使えて便利です。

ただし、有線タイプの方が操作の遅延が少なく、電池交換の必要がないというメリットもあります。遅延なく快適に使いたい方は、有線タイプがおすすめです。

テンキーは、一般的にキーボードの右端に配置される0〜9までの数字のキーです。仕事などで頻繁に数字入力が必要な場合は、テンキー付きを選びましょう。テンキーがなくても外付けできるので、必要な時のみ使用することも可能です。テンキーがない分キーボードの横幅は小さくなるため、コンパクトに収まります。

キーボードには日本語配列と英語配列の2パターンがあるので、使い慣れた方を選びましょう。日本語配列には「半角/全角」「カタカナ ひらがな」「変換」キーがありますが、英語配列にはありません。

日本では日本語配列が多く普及していますが、プログラミングや英語を使用する方は英語配列がおすすめです。慣れたものを選ばなければ使いづらいので、必ず確認してから購入してください。

キーボード選びに迷う場合は、使い心地の良さを優先させましょう。キー同士の間隔や、キーの押し心地などでもタイピングスピードに大きく影響を及ぼします。使い心地が良ければ指の負担も軽減できるので、自分にフィットしたものを見つけてください。実際に店舗で触ってみるのもおすすめです。

木製キーボードを取り扱っているメーカーは多くありませんが、こだわりを持って商品を開発しているブランドもあります。たとえば、2019年に有限会社山口工芸から社名を変えた『Hacoa』です。職人の手で丁寧に作られた木製キーボードや木製マウスはインテリア性が高く、パソコン周りを一気におしゃれな雰囲気にしてくれます。

Hacoaの商品はAmazonでも取り扱いがあるので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

木製キーボードは種類が少なく、ネット上では売り切れになっている商品も多数あります。気に入った物があってもなかなか手に入らず困っているなら、木製ケースを活用してみましょう。手持ちのキーボードを木製ケースにはめ込むだけで、簡単に木製感が出せます。

また、自分好みのキーボードを求める場合は、自作キーボードにチャレンジするのもおすすめです。キーボードケースは木製のものが販売されていますが、自分で設計して切り出す方法もあります。世界に1つだけのオリジナル木製キーボードを、ぜひ作ってみてください。

木製ピアノ・キーボードをお探しの方は、以下の記事をぜひチェックしてみてください。安い電子ピアノや大人の初心者向け電子ピアノについても、紹介しています。電子ピアノと電子キーボードの違いや電子ピアノを選ぶときのポイントなど、詳しい解説も必見です。

木製キーボードはまだ種類が少なく高価ですが、おしゃれでインテリアにもなります。木の温もりを感じるため、殺風景なパソコン周りが心地いい空間に様変わりします。優しいタイピング音は、耳に優しく癒し効果もあります。キーボードだけでなく周囲もウッド調で揃えて、温かみのある快適なパソコン環境を整えてみましょう。