ノートパソコンを売りたい！パソコンを売る時にすべきこと｜初期化・データ消去の注意点は？

ノートパソコンを売りたいけど初期化の方法がわからない
ノートパソコンを売る前にすべきことはある？

この記事にたどり着いた皆さんも、同じ悩みを抱えているのではないでしょうか？

実は、たった3つのポイントを意識するだけでノートパソコンを安全に・高値で売ることができます。

詳細はこのあと述べますが、

【結論】

• パソコンは店頭買取の持ち込みで売るのが一番メジャー
  →目の前で買取してもらえる・出張/宅配買取より高値な傾向◎
  　時間がない人や複数台あるなら出張・宅配もおすすめ
• パソコンを高値で売るためには早めに売る！
  →買取相場は状態や機種の新しさによって大きく変動
  　古くなるほど価格が下がるので注意！
• パソコンを売る前には必ず初期化・ソフトでデータ消去を
  →実は初期化をしただけでは復元できてしまうため
  　ソフトで完全に消すのがおすすめ

これがノートパソコンの売却で失敗しないための最初のステップです。

それでは詳しく解説していきます。失敗しないためにも【必読】がついた見出しだけはすべて目を通してください！

店頭買取は店舗に直接持ち込んで買取してもらう方法です。一番メジャーで多くの方が使用しています。出張買取や宅配買取よりも買取価格が高くなる傾向があり、目の前で買取してもらえる安心感もポイントです。

基本的には近場の店舗に依頼することになるので、業者選びの幅が狭くなってしまうのが難点です。さらに店舗によっては予約が必要なので、事前に電話・ホームページ等で確認しておく必要があります。

出張買取は業者に自宅に来てもらい、買取してもらう方法です。自宅に居ながらにして買取してもらえるので、ノートパソコン以外にも不要品がたくさんあるといった場合におすすめです。

店舗ごとに出張対応エリアがあるので注意してください。また、業者によっては出張料がかかるので事前に確認しましょう。

宅配を利用して買取してもらうのが宅配買取で、手軽さから徐々に人気を集めている方法です。居住地に関係なく全国の業者を利用でき、仕事で忙しい人も利用しやすいのがメリット。写真での事前査定がインターネットやLINEでできる場合もあります。

業者によっては送料がかかります。また、配送中にパソコンに傷が付くと減額されてしまうので、梱包材を使って丁寧に梱包してください。

買取業者に売るのではなく、メルカリなどのフリマアプリやオークションに出品するのも1つの方法です。ただし必ずしも購入されるとは限りません。急いで売りたい場合は業者に売る方がおすすめです。

また、個人間の取引なのでジャンク品の出品は避けてください。トラブルを起こさないためにも、出品する際はスペックや状態を詳細に記載しておく必要があります。

買取をしてもらう前に、買取価格の相場がいくらなのか知っておくのがおすすめです。安く買い叩かれてしまうのを防止できます。一般的にノートパソコンの買取相場は30,000円～100,000円程度と言われていますが、パソコン市場は常に新しいものほど高く、相場はわずか2~3ヶ月でも変化するので注意が必要です。

ノートパソコンは新しい型ほど高値で買取されます。わずか2〜3ヶ月の違いでも買取価格は値下がりし、新しいモデルが発売されると、古いモデルの価値が格段に下がってしまいます。

家に置いておいても価値が下がっていくだけなので、売ると決めたらできる限り早く売りましょう。業者が高額買取キャンペーンなどを行っていれば、キャンペーンに合わせて売るのもおすすめです。

同じモデルのノートパソコンでも、業者によって買取価格が異なります。そのため、複数の業者で見積りを取り、見積り額を比較したうえで業者を決めるのがおすすめです。

見積りはサイト上やLINEなどで取れる場合もあります。気になる業者があればどんどん見積りを依頼して、高値で売れる業者を見つけてください。

高値買取してもらうには、できる限り新品に近い状態で売る必要があります。そのため、購入したときに付いてきた外箱や付属品があれば一緒に売りましょう。充電ケーブルや保証書の有無も重要です。

外箱や付属品がない場合は減額される可能性があります。付属品は取扱説明書に記載されているケースが多いので、1度確認してください。

ノートパソコンの状態も買取価格に影響します。カスタマイズや傷などは減額の可能性があるので注意してください。そのため、売却前にノートパソコンの掃除しておきましょう。無水エタノールや液晶クリーナーを使って汚れを落としてください。

買取価格が高くても、手数料や送料によって手元に残る金額が少なくなってしまうケースもあります。そのため発送する場合は送料がかかるのか、キャンセルになった場合の対応はどうかといった項目も確認しておきましょう。見積と受取金額との差・キャンセル時のトラブルなどがなくなり安心です。

依頼してから後悔しないように、できるだけ返送時は送料無料のところを選ぶのがおすすめです。

パソコンを売却する前にデータのバックアップを取っておけば、大事なデータを失う心配もありませんし、新しいパソコンを使う際に役立ちます。外部メモリやオンラインストレージなど、さまざまな方法があるので自分に合った方法を選びましょう。

新しいパソコンに買い換えてからもスムーズに使えるように、古いパソコンのデータのバックアップを取ってください。バックアップは、USBメモリや外付けHDDなどの外部メモリやオンラインストレージなどに行いましょう。

OSによってバックアップの方法は異なります。たとえば、Windows 10の場合は「Windowsの設定」→「更新とセキュリティ」→「バックアップ」の順にクリックするとバックアップ可能です。必要なデータだけを手作業で移す方法もあります。

別途購入する必要は出てきますが、外付けのドライブにバックアップをとれば、新しいパソコンへ接続して簡単にデータを移行できて大変便利です。手順も簡単でネット環境がなくても行えるので、参考にしてみてください。

【外付けドライブへのバックアップの手順（Windowsの場合）】

1. 「スタートボタン」を右クリックし設定を開く
2. 「更新とセキュリティー」を選択
3. 左サイドバーの「バックアップ」をクリック
4. バックアップ先のハードディスクを選択
5. 「ファイルのバックアップを自動的に実行」が表示されonになる
6. 「その他のオプション」をクリック、「バックアップ対象のフォルダー」が表示される
7. バックアップしたいフォルダーが含まれているか確認。「今すぐバックアップ」をクリック

データのバックアップを取ったら、ノートパソコンの初期化も必ず行いましょう。初期化せずに売却すると、データが悪用される危険性があります。以下の記事で初期化の方法などを詳しく解説します。

ノートパソコンの中には個人情報がたくさん入っており、データを悪用されてしまう可能性があります。売る前に初期化して、パソコンを購入時の状態に戻しておきましょう。

初期化をするときには、データをすべて削除するか個人用ファイルを保持するか選択できますが、売る場合はバックアップを取ったうえで、データをすべて削除しましょう。また、初期化する際はアップデートを最新の状態まで行う必要があります。

ちなみに、PCのデータをゴミ箱にデータを入れ、削除・初期化しただけでは専用ソフトを使えば復元できてしまいます。個人情報が含まれているPCの場合は、データ削除ソフトの利用を強くおすすめします。

こちらでは、Windows10の初期化の方法・手順をご紹介します。最新の情報やほかの機種に関しては、説明書の指示を確認してください。

1. デスクトップのスタートメニューから「設定」を選択
2. 「Windowsの設定」から「更新とセキュリティ」を選択
3. メニュー画面の「回復」の項目を選択
4. 「このPCを初期状態に戻す」の項目から「開始する」を選択
5. 「すべて削除する」を選択 (買取に出すには全消去が必要)
6. 「すべてのドライブ」を選択
7. 「ファイルを削除してドライブのクリーニングを実行する」を選択 (5と同様の理由で「ファイルを削除してドライブのクリーニングを実行する」を選択)
8. 「このPCをリセットする準備ができました」の画面で「リセット」を選択すると作業が開始

初期化をしただけではデータは復元できてしまう点は先述の通りです。そのため、ソフトでの消去を怠るとデータ流出の危険が高まります。流出する可能性のあるデータの種類としては以下の通り。

このデータはソフトを使うとランダムデータで上書きしてくれるので、データを読み込めなくなります。ソフトは有料のものであれば5,000円ほどで販売していますが、買取先がさらにデータ消去を行なってくれるならフリーソフトも可です。フリーソフトには「DESTROY」などがあります。

もし自分で行ったデータ消去に不安が残るなら「データ消去サービス」を行っている業者に依頼するのもおすすめです。パソコンは初期化しても消えないデータも存在するため、業者に依頼するのが最も確実といえます。

「データをゴミ箱に入れて消去・PC自体初期化(フォーマット)したのに、なぜ残っているの？」と思う方もいますよね。PC内のデータはHDDの「保存領域」と「管理領域」で管理されています。このうち「消去する」動作は「管理領域」がつかさどり、パソコンが私たちに「削除した情報」を見せているに過ぎません。

実際に削除されるのは、こののちに、保存領域にあるデータに他のデータの上書きでやっと達成されます。この仕組みはデータ救出に役立ちますが、流出の危険性も秘めているため、PC廃棄前にはしっかり削除する必要があります。

ノートパソコンを売るときは、業者選びも大切です。信頼できる業者の見分け方、業者ごとのメリット・デメリットを以下の記事で詳しく解説しますので、こちらもしっかりとチェックしてください。ここではメジャーな業者ごとのメリット・デメリットを紹介しますので、ぜひ業者を選ぶ際の参考にしてください。

メリット：専門知識を備えたスタッフにより適切にパソコンを査定してもらえる

デメリット：買取価格の上限が細かく設定されている点

パソコン専門の買取業者に売るメリットは、専門知識を備えたスタッフにより適切にパソコンを査定してもらえる点です。また、パーツ単体でも買い取ってもらえる場合があり、さらに出張買取・宅配買取などのサービスも行っているため手軽に査定に出せます。

デメリットは、パソコン専門の買取業者は買取価格の上限が細かく設定されている点です。買取価格はコンディションなどでが変わりますが、専門業者では上限価格を上回ることはまずありません。他の業者の方が高く買い取ってくれる場合もあり、パソコンのコンディションを確認して専門の買取業者に売るか検討する必要があります。

メリット：コンディションのいいものは高価買取をしてくれる

デメリット：壊れている場合は買い取ってもらえないことが多い

リサイクルショップでは、ほとんどの店舗がパソコンの買取を行っています。リサイクルショップで売るメリットは、コンディションのいいものは高価買取をしてくれる点です。未使用品や、コンディションがよくて付属品・取扱説明書が揃っていれ高価買取してくれる場合があります。

しかし、壊れている場合は買い取ってもらえないことがほとんどです。また、引き取ってもらえたとしても、引き取り費用を請求される場合がある点もデメリットです。そのため、査定に出す前にその店舗がどのようなパソコンを買い取っているか、あらかじめ確認しておくのをおすすめします。

メリット：買い替え品の割引・値引きが受けられて手軽に古いパソコンの処分もでき、便利

デメリット：下取りに出すパソコンの価値や状態を無視した割引額になる場合も

家電量販店では、買い替えの際に下取りサービスを利用すると古いパソコンを引き取ってもらえます。買い替え品の割引・値引きが受けられて手軽に古いパソコンの処分もできるため、とても便利です。

しかし、状態によらず一律1,000円など、下取りに出すパソコンの価値を無視した割引額になる場合がある点がデメリットです。割引額以下の価値のパソコンであればお得ですが、割引額以上の価値があるものでは損になります。また、あくまで買い替え品の割引で、現金が受け取れるわけではない点も注意してください。

ここからは、ノートパソコンを買取できる業者を紹介します。8社をピックアップしたので、業者選びの参考にしてください。それぞれの業者の特徴を見比べて、自分に合った業者を見つけましょう。

ゲームやBlu-rayなど買取しているゲオでは、ノートパソコンの買取もできます。買取金額20％アップなどお得なキャンペーンを行っている場合もあるので、ぜひチェックしてください。ただしWindows 7・Mac OS 10.7以前のパソコンは買取不可なので注意しましょう。

ゲオは宅配買取に対応しています。自宅まで集荷に来てもらえる「らくらく引取買取」と、自分で発送する「発送買取」の2種類あります。送料は無料で査定明細ももらえるので、安心して依頼しましょう。

中古本を中心に買取しているブックオフですが、パソコンも買取可能です。データ消去を確実に行ってくれるので、安心して売却できます。また、統一された基準で査定しているので、どこの店舗に売っても適正価格で買取してくれます。

買取方法は店頭買取・出張買取・宅配買取に対応しています。全国に600店舗以上あるので、最寄りの店舗を探しましょう。いずれの買取方法でも手数料はかからないので、安心して売却できます。

ハードオフは、本体から周辺機器まで幅広く買取しています。ハードディスクドライブやルーターなども取り扱っているので、不用品のまとめ売りもおすすめです。ジャンク品でも買取してくれるので、他社で買取不可になったパソコンはハードオフに相談しましょう。

店頭買取・出張買取・宅配買取から買取方法を選択できます。送料や出張料はかからないので、自分に合った方法で買取してもらえます。

家電量販店のヤマダ電機でもパソコンの買取が可能です。サイト上で簡単に査定できるので、まずは査定から行いましょう。壊れたノートパソコンでもWindows8・10が搭載されているものなら1,000円で買取してもらえます。

買取方法は店頭買取か宅配買取の2種類です。パソコンの無料回収も行っているので、どこの業者にも買取してもらえなかった場合は、ヤマダ電機に処分してもらいましょう。

パソコン工房は、パソコンの販売・買取を行っているパソコン専門店です。専門店ならではの高値買取が期待できます。データ消去も行ってくれるので、安全に売却したい方にもおすすめです。

店頭買取と宅配買取に対応しています。宅配買取の場合は、参考買取上限価格12,000円以上であれば送料無料です。メールで事前査定もできるので、まずは査定から依頼しましょう。

買取王子はパソコン専門店ではなく、幅広い品目で買取を行っています。家電から本・CD・DVDにゲーム・おもちゃやフィギュア・時計に貴重品など、あらゆるものに対応しています。特に、PC・周辺機器は高値買取の実績も高くておすすめです。

買取方法は送料0円での郵送買取のみで、特に品目を分ける必要もなく段ボールにまとめて入れるだけです。また、傷があったり付属品がないようなものも買い取り対象となります。

MacはApple社で下取りも可能ですが、少しでも高く売りたい場合はこのMac買取ネットもおすすめです。Mac専門業社で知識のあるの専門スタッフが、透明性の高くわかりやすいランク付けで正しく査定します。

メリットとしては、Mac関連の買い取り価格が他社よりやや高めに設定されているところです。また、まとめての買い取りの場合は金額がアップします。さらに、データ消去も請け負ってもらえるため安心です。

パソコンは買取前に査定に出したいですが、まだ売るかもわからないのに個人情報を書き込むには抵抗がありますよね。このジャンク品パソコン買取ドットコムは、買い取りを決定するまでは個人情報不要で、気軽に査定申し込みができます。

ただし、郵送買取は全国対応ですが、出張は福岡市と東京23区・近郊のみです。この点は確認が必要です。

10年前や20年前といった古いノートパソコンは、基本的には起動すれば買取可能です。買取価格は0円に近くなる場合もありますが、廃棄する場合リサイクル料金がかかるため、それよりはお得に処分できます。ただし、業者によっては買取不可の場合もあるので、まずは査定に出しましょう。

どうしても買取できる業者が見つからない場合は、ジャンク品の専門業者に相談してください。古いパソコンや動作不能品でも買取できる可能性があります。

ノートパソコンを売らずに処分したい方もいると思います。ノートパソコンは小型家電リサイクル法の対象品目になっているので、リサイクルに出してください。リサイクルに出す方法は、主に次の方法があります。

• 自治体が設置している小型家電回収ボックスに入れる
• 家電量販店に回収してもらう
• 回収業者に依頼する
• メーカーに引取りしてもらう

データはこちらで必ず削除する必要がありますが、無料で引き取りしてくれる場合も多いので、自分に合った方法を探してください。以下の記事で詳しく解説しています。

最近ではノートパソコン買い取り業社も多く、廃棄・リサイクル意外に売却も有力な選択肢です。高値買取してもらうためにも、業者の調査やパソコンの掃除をしておくのをおすすめします。事前にしっかり準備して、安全にノートパソコンを売却してください。