タッチパネル搭載デスクトップパソコンおすすめ5選｜一体型PCでタッチパネル式も

キーボードやマウスの操作に慣れていない人にとっては、パソコンの操作は難しく感じることが多いのではないでしょうか。スマホやタブレットのように、パソコンもタッチして簡単に操作ができれば、と思っている人に最適なのが、タッチパネル搭載のデスクトップパソコンです。

タッチパネル化したディスプレイは、スマホのように画面をタッチするだけの直感的な操作が可能です。煩わしいクリック操作も指のタッチで行え、画面や画像の拡大なども指先だけで手軽にできます。

今回は、そんな便利なタッチパネルを搭載したデスクトップパソコンの基本情報や選び方、一体型PCやおすすめモデルや既存のパソコンをタッチパネル対応ディスプレイで使用する方法などを紹介します。

タッチパネルディスプレイとは、スマホやタブレットを操作するように画面に触れてパソコンを操作できるディスプレイです。ほとんどが2本以上の指で操作可能な「マルチタッチ」に対応しています。画面を直接触って操作するので、直感的に操作できるのが大きなメリットです。

同時に認識できるタッチ数の多いハイモデルも増えていて、「10点マルチタッチ」などの10カ所への同時タッチを認識できるモデルなどもあります。実際使う際には、パソコン側でもタッチパネル対応ソフトウェアを搭載している必要があります。

キーボードやマウス操作が一般的なデスクトップパソコンで、タッチパネルは必要なのかと感じることもあるでしょう。タッチパネルはある意味特殊なデバイスなので、その要否はメリット・デメリットの両方を知って、判断してみることをおすすめします。

指で操作できるタッチパネルは、スマホやタブレット感覚の直感的な操作が可能です。普段スマホやタブレットを使っているなら、違和感なく操作できるでしょう。指の動きで操作ができるため、手書き入力も可能です。

マウスやキーボードでの操作不要でできる作業も多いので、パソコンの操作に慣れていない初心者にも使いやすいのが最大のメリットです。

タッチパネル搭載のディスプレイは、非搭載のものよりもどうしても価格が高くなりがちです。重量も、非搭載のものより重くなってしまいます。ディスプレイが故障や破損した際も、部分的な修理が難しく交換となることも多いため、修理代も高くついてしまうデメリットもあります。

また、ディスプレイ一体型となっているタッチパネル搭載のデスクトップパソコンはディスプレイの選択肢が少なく、好みのディスプレイを選びにくい点もデメリットといえます。

タッチパネルは、モデルによって搭載されているセンサー方式の違いがあります。1つは触れた指の静電容量で検出する「静電容量方式」で、スマホやタブレットで主流となっている方式です。画質がいいメリットがある一方、ペンなどには反応しないデメリットを持ちます。

もう1つの「超音波表面弾性波方式」は手袋をした手やペンにも反応しますが、静電容量方式と反対に異物に反応しやすい点がデメリットです。また、パネルに搭載された2枚のパネルの接触で感知する「抵抗膜方式」もありますが、マルチタッチに非対応で、画質が他の方式に劣るデメリットがあります。

タッチパネルに着目してデスクトップパソコンを選ぶ場合、ディスプレイの操作性は上記のタッチセンサー方式の違いにも関わってきます。指ではなくペンで操作をしたいという人にとっては、ペンに反応しない静電容量方式は使いにくくなってしまうでしょう。

ペンを使いたいなら超音波表面弾性波方式、逆に指で操作したいのであれば静電容量方式など、使用スタイルに応じて選んでみましょう。

パソコンの容量は増設できる場合もありますが、使用目的などに応じてあらかじめ必要な容量のモデルを選択しておくことをおすすめします。容量が多くなるほど一般的に価格も上がってくるので、コスト面も重視しましょう。

コストパフォーマンスを求めるなら、CPUの性能も確認しましょう。高性能なCPUは価格が高くなりますが、インターネットや文書作成程度の作業なら、そこまで高い性能は必要ないので、価格を抑えたCPUを選ぶのも1つの手段です。

ディスプレイ一体型のタッチパネル搭載パソコンは、選択肢が限られています。もっと幅広い選択肢から選びたいのならば、既存のパソコンにタッチパネル式のディスプレイを接続するという外付けする方法があります。大型から小型まで幅広いサイズが用意されているので、用途によって使い分けることができます。

Windows7で接続する場合は、ディスプレイの設定で「Tablet PC 設定」を選択し、「セットアップ」をクリックして画面の指示通りに接続を進めます。ただし、Windowsでタッチパネル式のディスプレイを使用するには、パソコンがタッチパネルに対応している必要がある点に注意しましょう。

Windows10でタッチパネル対応のディスプレイを使用するには、あらかじめ設定が必要です。用意したディスプレイの接続方法通りに接続をした後、スタートボタンから「デバイスマネージャー」を起動し、「ヒューマン インターフェイス デバイス」横の矢印をクリックして「HID 準拠タッチスクリーン」を右クリックします。

すると、複数の選択肢が表示されるので、タッチパネル対応ディスプレイを有効にする場合は、「デバイスを有効にする」を選択し、画面を閉じます。これで、タッチパネルが有効になります。

タッチパネルが反応しない、画面が動かない場合は、まず再起動を試してみましょう。何かしらの問題が発生していても、一度再起動でリセットすれば元に戻る可能性があるからです。Windowsの場合は、左下のWindowsロゴをクリックし、電源マークを選択すると「再起動」が表示されるので、こちらをクリックします。

作業中のデータなどがある場合は、必ず保存してから再起動をしましょう。

指で触ることが多いタッチパネル式のディスプレイには、スマホやタブレットと同様に、液晶保護フィルムを貼っていることもあるでしょう。もしフィルムを貼付した後に反応が悪くなった場合は、フィルムを剥がして動作を確認します。

フィルムがない状態で正常に動作するなら問題ありません。フィルムを剥がしてもまだ反応しない場合は、他に紹介している方法を試してみましょう。

タッチパネルが動作しない原因は、ドライバーがない、もしくは最新ドライバーではない可能性があります。Windowsロゴをクリックして「デバイスマネージャー」を選択し、「マウスとそのほかのポインティング デバイス」で「タッチパッド」を開きます。

この中の「ドライバー」タブから「ドライバーの更新」を行います。もしドライバーが見つからない場合は、使用中のディスプレイの製造元で、ドライバーをダウンロード・インストールします。

パソコンのキーボードやマウスの操作に慣れていない人でも、タッチパネル式のディスプレイなら簡単に操作ができます。まず中古などで安く手に入れてみてもいいでしょう。タッチパネル搭載のディスプレイを活用して、デスクトップパソコンを快適に使用してください。