【5分でわかる】ノートパソコンの故障の原因と対処法｜故障を防ぐ方法もご紹介

【主な原因】

• ケーブルやコンセントが抜けている
• 電源ユニットの故障
• マザーボードの故障

電源がつかない場合に考えられるよくある原因の一つに「ケーブルやコンセントが抜けている」が挙げられます。そのため、電源がつかなかった際はまずコンセントやケーブル周りを確認しましょう。

マザーボードの故障は、外部的からの故障の場合は目視で、内部的な故障の場合は診断ツールを使ってチェック可能です。また基本的にマザーボードの故障は新しいマザーボードの交換しか対策はありません。

電源ユニットは劣化が早いと言われているパーツの一つで、特に負荷の大きい作業を長時間される方は電源ユニットが熱を持つ機会が多くなるため、劣化がより早くなります。電源ユニットの故障は初心者の方やパソコンに詳しくない方には判別が難しいため、電源ユニットが怪しいかもと感じた方は修理業者にみてもらうのがおすすめです。

【主な原因】

• 正しく電源が正しく接続されていない
• ノートパソコン内部に電気が溜まっている
• パソコン本体や周辺が熱い
• 本体・バッテリーの故障
• 周辺機器やケーブルの規格が対応していない

意外と多い原因としてあげられるのが、正しく電源に接続されていない点です。コンセントが自分から離れた場所にあると、抜けていても気づかない場合もあるので気をつけましょう。またノートパソコン内部に電気が溜まり過ぎて帯電すると、エラーが発生して充電できない場合があります。 ただ、帯電が原因の場合は、内部に溜まった電気を放電すると回復が見込めます。

ノートパソコンが充電できないときに本体や周辺が熱くなっているときは、熱が充電できない原因かもしれません。ノートパソコンに直射日光が当たっていたり、排気口近くにホコリが溜まっていたりすると本体の温度が上がりやすくなります。ノートパソコンが熱くなったと感じたら、本体を冷ますだけでなく設置環境の見直しや掃除を行ってください。

先述した原因が当てはまらない場合は、ノートパソコン本体やバッテリーの不具合が疑われます。ノートパソコンの寿命は一般的に3～5年が、使い方や使用環境によってはその前に故障するケースもあります。さらに、電源コードやACアダプターといった付属品の不具合や周辺機器やケーブルの規格が対応していないということも考えられます。その場合は修理や部品の買い替えを検討してください。

【主な原因】

• バッテリーの劣化
• CPUファンの故障
• 電力不足

電源がすぐ落ちる故障の原因にバッテリーの劣化が挙げられます。バッテリーは使用すればするほど劣化していき、減りも早くなります。特に、ノートパソコンが熱を持った状態で負荷の大きい作業でよくされる方などはバッテリーの劣化がより早くなります。

また、CPUファンの故障するとパソコンが冷却されずパソコン内に熱がよりこもりやすくなります。ノートパソコンなどの電子機器は熱に弱いため、パソコン内に熱がこもりやすくなった、異臭や異音が聞こえるようになった方は注意が必要です。

突然電源が切れる場合などは電力がパソコンに供給されない電力不足も原因の一つに挙げられます。特に一度にたくさんの電力を使用している際は、ノートパソコンまで十分な電力が行き届いていない可能性もあるので、注意しましょう。

【主な原因】

• ディスプレイの故障
• ケーブルが抜けている（デスクトップパソコンの場合）

電源が入っているのに画面が真っ黒になってしまった場合はディスプレイの故障が考えられます。デスクトップパソコンの場合はモニターとパソコン本体をつなぐケーブルが抜けている可能性も考えられますが、ノートパソコンはパソコン本体にディスプレイ埋め込まれているため、ディスプレイの故障のことがほとんどです。

ノートパソコンで画面が真っ黒になってしまった場合は、液晶パネルやバックライトなどの交換が必要になることも。パソコンに詳しくない方や初心者の方はご自身での交換が難しいため、専門業者に頼むのがおすすめです。

ノートパソコンが故障したかもと感じたらまずはバックアップを取るのがおすすめです。故障を確認するために再起動したり、故障を確認するための診断ツールを使用する前にも、念の為バックアップを取るようにしましょう。

バックアップを取ることで故障、または何かあったときにデータが消えるというリスクを回避することができます。故障が疑わしい時だけでなく、日頃からこまめにバックアップを取っておくことで、突然の故障や万が一の際にも焦らなくて済みます。

パソコンに何らかの不具合が発生した際は、電源を完全に落として放電すると問題が解決する場合があります。パソコンの電源を切ったら、バッテリーや電源コードも外してしばらく待ち、放電を行いましょう。

このとき、可能であればパソコンの放電と併せて、内部の清掃を行うのもおすすめです。パソコン内部にホコリが溜まっていると、適切に放熱が行われず動作不良を起こす可能性があります。
ただし、筐体（パソコン本体の外装）を開ける手順は、パソコンによって異なります。内部清掃の際は、事前に説明書などを確認してから行ってください。

パソコンに詳しくない方や初心者の方などはノートパソコンの故障の原因がわかっても、ご自身で対処したり、修理するのが難しいことが多いかもしれません。ご自身で対処するのが難しいと感じる際は、専門業者に見てもらうのが賢明です。

また、専門業者に見てもらう際にも、事前に念の為バックアップは取っておくようにしましょう。

完全にノートパソコンの故障を防ぐことはできませんが、日頃から気をつけることで故障が起こりにくい状況は作り出すことができます。ここでは、日常で簡単にできるノートパソコンの故障を防ぐ方法を紹介しますので、まだ故障していない方はぜひ参考にしてみてください。

ノートパソコンは精密な電子機器のため非常に熱いのに弱いのが弱点です。そのため、高温多湿の場所で放置したり作業をしない、負荷の大きい作業を長時間する際は冷却台を使用するなどで対策をするのがおすすめです。

また、パソコンのファンあたりや内部に溜まったホコリは故障の原因にもなり得ます。そのため、パソコン内部などにホコリが溜まらないようにこまめに掃除することが重要です。

ノートパソコンは熱にも弱いですが、衝撃にも弱いです。中には衝撃に強いモデルもありますが、ほとんどのモデルは衝撃に弱く、取り扱いには気をつける必要があります。

特に持ち運ぶ際には、衝撃を和らげる低反発ウレタン素材やネオプレーン素材などでできたケースに入れるのがおすすめです。ケースに入れることで傷やホコリ、汚れ防止にもなるため、家の中でも使用しない際はカバーに入れるのも賢明です。

携帯性を求めた薄型軽量のノートパソコンは、持ち運びがしやすいメリットがある一方で、衝撃に弱くなるため少しの衝撃でも破損する恐れもあります。キーボード下にバッテリーが搭載されている場合は、バッテリーの劣化により本体が変形するほど膨張して故障するケースもあるのです。

また、薄型軽量の本体は故障時に部品の取り出しが困難となることも多く、一度壊れてしまうとデータの取り出しができなくなるケースもあるので注意したいところです。

2in1PCは「壊れやすい」と言われることもありますが、実際は一般的なノートパソコンの品質と大きな差はありません。ただ、キーボードを切り離すときなどに必要以上に力を加えたり、持ち運びの際に落としたりしたら、当然壊れる可能性はあります。そのため、2in1PCは性能よりも、使い方に注意を向けることが大切です。

ノートパソコンが故障するとプライベートだけでなく仕事にも支障をきたすことがあります。しかし、まずは慌てずに自分でできる対処を1つ1つ行ってください。ご自身での対処が難しい場合は、専門業者にみてもらうのがおすすめです。この記事を参考に万が一の場合の対処の参考にしてもらえると幸いです。