Bluetoothトランスミッターのおすすめ10選｜使い方・マイク対応機種も

テレビの音が聞き取りづらい、深夜だから家族の迷惑にならないように静かに見たい。こんなとき、手持ちのBluetoothイヤホンやヘッドホンとテレビが接続できたら、と思ったことはありませんか？Bluetoothトランスミッターならそれが可能です。

Bluetoothトランスミッターは、テレビ・ゲーム機・ラジオ・車のカーオーディオにも簡単に接続でき、手持ちのBluetooth対応音響装置から音声を聞けるようにする装置です。しかも、複数同時接続に対応した製品もあります。逆にBluetoothに対応していないイヤホンやヘッドホンを、スマホなどとBluetooth接続できるものもあります。

この記事ではそんなBluetoothトランスミッター・オーディオトランスミッターの使い方や機能、2022年おすすめ10選について紹介します。また、日本製はあるのか、ヨドバシなどの販売店舗も注目です。Bluetoothトランスミッターの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

Bluetoothトランスミッターの役割は、もともとBluetooth機能のないテレビやゲーム機などを、Bluetooth対応機器と接続させるものです。ここではその機能について解説していきます。

トランスミッターとは「送信機」のことです。Bluetoothトランスミッターはその名の通り、Bluetooth信号を送信するための装置、ということになります。

送信と受信の双方がなければ、Bluetooth接続は成り立ちません。Bluetoothトランスミッターは、送信機能がないテレビやゲーム機でもBluetooth信号の送信ができるようにして、Bluetooth対応機器と接続させるための装置です。

受信機能を受け持つ装置のことを、レシーバーと呼びます。Bluetooth対応機器には、最初からこのレシーバーが内蔵されています。トランスミッターとレシーバーの役割ははっきり分かれていますので、購入する際には間違えないよう注意が必要です。

ただし、Bluetoothトランスミッターにはレシーバー機能に切り替えられる1台2役の優れものが存在します。そのような製品を使えば逆に、Bluetoothに対応していないイヤホンやヘッドホンをスマホと無線接続させることもできます。

Bluetoothトランスミッターが活躍するのは以下のような場面です。

• 作業中にテレビやラジオの音をBluetoothイヤホンやヘッドホンで聞く。
• 聞き取りにくいテレビの音をスピーカーを手元に置いてはっきり聞く。
• ゲームのBGMをお気に入りのイヤホンやヘッドホンで聴く。
• 深夜でも周りに迷惑をかけることなく、Bluetoothイヤホンやヘッドホンを使って、テレビやラジオ、ゲームを楽しむ。
• カーオーディオとスマホを接続しドライブ中にお気に入りの曲を楽しむ。

などなど…。Bluetoothトランスミッターを使用する参考にしてください。

まず、Bluetoothトランスミッターの接続可能距離を確認しましょう。これは文字通り、「何mまでならBluetooth接続ができるか」ということを示す数値です。

使用状況が多岐にわたる場合は、接続可能距離が10mあればさまざまな状況に対応できるでしょう。最新のBluetoothトランスミッターでは、接続可能距離10mという製品が多いです。

Bluetoothトランスミッターで音声を送信ためには各機器の音声出力用端子と接続する必要があります。音声出力用端子には種類がありますので、使用したい機器と合うか確認してください。

• 3.5mmピンジャック：スマホのイヤホンジャック端子と同じ。多くのテレビやラジオに接続可能。
• USB：ゲーム機によっては接続可能。
• 光デジタル端子：一部テレビに対応。3.5ｍｍピンジャックよりも高音質で接続できます。

同じテレビをBluetooth接続で見る際に、ある人はイヤホンを、またある人はヘッドホンを使いたい。このような場合では、複数の機器を同時に接続する機能を持つBluetoothトランスミッターを使うといいでしょう。

複数台同時接続機能は必須とはいえませんが、上記の他にラジオ番組をシェアしたり、ゲームのBGMをいっしょに聴いたりと、使い方の幅が広がる機能です。

一口にBluetoothといってもさまざまなバージョンがあり、接続可能距離や消費電力が異なります。基本的に受信・送信ともにBluetoothのバージョン4.0以降の製品は、3.0以前の製品と互換性がない、ということに注意をして機器の企画を確認してください。

Bluetoothイヤホンやヘッドホンを購入する際に、「コーデック」という表示をみたことはないでしょうか？　ここでは音声の遅延と、一部では音質に関わってくるコーデックについて解説します。

音声データは非常に大きいため、Bluetoothでは音声データを圧縮して送受信します。コーデックは、この圧縮技術の規格です。代表的なものと特徴は、以下の通りとなります。

• SBC：すべてのBluetoothが対応している規格で、もっとも遅延が大きいです。
• AAC：iPhoneやMacが採用している規格です。SBCよりも低遅延で動画視聴も可能です。
• aptX：低遅延・高音質が特徴とされる規格です。動画視聴も問題ありません。
• aptX LL：aptXよりもさらに低遅延を実現した規格です。ゲームのプレイに適しています。

しかし音質は最終的にコーデックよりも音響機器の性能に左右されます。

一瞬の判断が重要となるFPSやTPS、あるいはリズムゲームを無線接続でプレイする場合には、音声の遅延が大きな問題となります。そのため、できるだけ低遅延のコーデックに対応したBluetoothトランスミッターを選ぶのをおすすめします。

市販されているBluetoothトランスミッターで、圧倒的に多いのはバッテリーを内蔵した充電式の小型機です。充電式は置き場所に困らず、どこにでも設置しやすいという大きなメリットがあるのですが、注意しなければならない点もあります。

充電式モデルは、バッテリーが切れると何もできなくなります。充電中も使用可能な製品ならいいのですが、充電中は使用できなかったり、使用はできるけれど音質や接続状態が悪くなる、といったものもあります。

充電式のモデルを購入する場合は、最大接続可能時間（バッテリーの稼働時間）を必ずチェックするようにしましょう。これによって、どの頻度で充電すればいいかがわかります。

Bluetoothトランスミッターには外部からの電力供給のみで稼働するモデルもあります。これらの製品は、USBケーブルなどで常時電源とつなげておく据え置き機であることが多いです。

またBluetooth機能のないデスクトップPCなどでもBluetoothを使えるようにする装置があります。これらはBluetoothアダプタやドングルと呼ばれ、USB端子に接続して給電も同時に行います。

オンラインでチーム行動を行うゲームでは、ボイスチャットが必要になることもあります。しかし、ボイスチャットは相手の声を自分へ届けるための「送信」と自分の声を相手に届けるための「受信」という2つの機能が必要です。

ゲーム用を中心として「オーディオ再生情報の伝送＋マイク音声の受信」が行える製品がありますので音声の送信が必要であれば確認しましょう。

Bluetoothトランスミッターは、ヨドバシなどの家電量販店やホームセンターで購入できます。アマゾンなどのECサイトからも購入できますが、「Bluetoothトランスミッター」と検索すると、中国製が多くヒットします。日本製もしくは日本の会社の製品はわずかながらもあるので、製造国を確認しましょう。

Bluetoothトランスミッターの使い方や接続方法について、「Bluetoothワイヤレスオーディオトランスミッター」を例に解説します。この方法により、TVやラジオ、ゲームの音声を無線ヘッドフォンに飛ばせます。

1. 付属のオーディオケーブルをイヤホンジャックに挿す
2. オーディオケーブルの反対側をトランスミッターの「AUX-INオーディオ入力端子」に挿す
3. 本体の電源を入れ、ペアリングモードボタンを押す
4. Bluetoothヘッドフォンやスピーカーの電源を入れてペアリングし、接続完了

Bluetoothトランスミッターの紹介、いかがだってでしょうか？お気に入りのイヤホンやヘッドホンで聴いてみたら、いつものテレビ番組もひと味ちがって聞こえてくるかもしれません。Bluetoothトランスミッターを使って、快適な無線ライフを送りましょう。