動画編集用におすすめな外付けSSD6選｜動画保存に必要なストレージは？

動画編集をしていると、あっという間にストレージ容量がいっぱいになってしまうのはよくあることです。ストレージが不足すると、動画の書き出し失敗したり、保存できないなどの不便があります。

動画編集をストレスフリーにこなしたいなら、外付けストレージを導入することで容量に余裕をもたせるのが断然おすすめです。この記事では、動画編集がもっと楽になる外付けSSDを紹介します。

また、動画編集用外付けSSDを選ぶときにWindows・Macのどちらにもおすすめな外付けSSDの最新情報もお届けします。動画編集のストレスが減らせるヒントが満載ですので、ぜひ最後までご覧ください。

動画編集は、視聴者の見えないところでさまざまな努力や奮闘がある大変な作業です。ところがストレージのせいで、ただでさえ大変な動画編集の作業でさらに手間が増えることも多いのです。

動画編集は、動画の素材や編集中のファイルなどを保存しておく必要があるため、ストレージの容量を圧迫しやすいです。ストレージの容量に余裕がない状態で動画編集をしていると、ストレージ不足で録画ファイルが途切れたり、編集済みの動画がうまく書き出せなかったりするなど、トラブルの原因になります。

動画編集をするなら、容量は4TB以上がおすすめです。たとえばYouTubeでは、15分以内の動画は2GB以下、15~30分の動画は4GB以下、30~60分の動画は6GB以下のファイル容量が推奨されています。仮に、30分以内の動画を毎日アップしたとしても月に120GB以下なので、4TB以上あれば余裕で約1年分の動画保存が可能です。

動画の編集作業中は、動画編集ソフトが急にフリーズしたりクラッシュしたりしても平気なようにこまめな保存が鉄則です。ところが、保存先がHDDストレージだと、ファイルの書き込みや読み込みに時間がかかります。また、動画の素材を保存したりファイルをコピーする時にもHDDストレージだと時間がかかるため、その分、動画編集の時間が長引いてしまうというデメリットがあります。

大容量のSSDを買っても、容量を使い切れないのでは？と思うかもしれません。ところが、動画は高画質なデータを低画質に圧縮するのは簡単でも、逆のことをするのは非常に難しくなります。最近では特に、高画質な動画を好む視聴者が増えています。

そのため、動画の素材や録画ファイルはなるべく高画質での保存がおすすめです。ストレージに余裕があれば、高画質な録画ファイルも長時間保存できるというメリットがあります。

動画編集をしていると、大小さまざまなファイルを読み書きします。特に高画質4K映像の動画ファイルなどは、非常に大きなファイルサイズになりやすいです。

作業用ドライブをSSDにするとHDDに比べて格段に高速で読み書きができるため、4K映像のような高画質素材を使っていても動画編集の効率がUPします。また、動画の素材を作る画像編集の作業も、SSD内蔵のパソコンや外付けSSDを導入した方が作業効率が大幅に向上します。

HDDストレージは記憶媒体を高速で回転させる必要があるため、ファイルの読み書きをしているとどうしてもノイズが発生して発熱します。特に夏場になると、こうしたHDDストレージの発熱はHDDの故障の原因になるため注意して扱う必要があります。

一方、SSDはHDDに比べて可動部分が少ないため、動作が静かで発熱量が少ないというメリットがあります。

HDDストレージは、落下の衝撃に弱かったり、ディスクの読み書きのときに振動を加えると故障の原因になったりするなどの脆弱性があるため、持ち運びには不向きです。

一方、SSDはHDDに比べて衝撃・振動に強いという特性があるため、カバンに入れて持ち運んだり、外出先でノートパソコンを開いて動画編集したりするという使い方に向いています。

SSDストレージは、登場直後は非常に高額な存在でした。SSDストレージをフル活用して動画編集というのは、以前なら手の届かない理想的な編集環境でした。しかし最近は、大容量タイプのSSDもお手頃価格で手に入るようになっています。

「大容量タイプのSSDを使って快適に動画編集」というのが、夢のような贅沢ではなくなってきた今だからこそ、動画編集用にストレージを選ぶならSSDがおすすめなのです。

SSDストレージには、外付けタイプと内蔵タイプの2種類があります。内蔵タイプのSSDは、接続端子の規格に左右されず高速な読み書きを実現できるというメリットがありますが、自分でパソコンを分解して導入する必要があるため注意が必要です。

動画編集用ストレージとして選ぶなら、ケーブルを接続するだけですぐに使える外付けタイプのSSDがおすすめです。また、外付けタイプのSSDならストレージがいっぱいになっても買い足すことが簡単だというメリットもあります。

SSDを選ぶときは、通信速度も注目ポイントです。SSDの通信規格にはSATAとNVMeがあり、NVMeはSATAよりも性能が高いです。しかしNVMeは高額なことが多いため、動画編集用SSDとして選ぶなら価格が手頃で通信速度も十分早いSATAがおすすめです。

4K動画編集に適したSSDの速度の目安としては、4K以上の動画素材に対して500MB/秒かそれ以上の速度があれば十分といえます。

また、外付けタイプのSSDを選ぶときは、接続端子の通信規格も要チェックです。自分のパソコンがUSB 3.1やUSB-Cなどの高速通信規格に対応している場合、こうした通信規格に対応したモデルを選ぶのがおすすめです。

最近の動画は高画質化が進んでいるため、動画ファイルを保存するために必要な容量が多くなりがちです。頻繁に動画を投稿する場合や、動画の録画時間が数時間以上かかることが見込まれるなら2TB以上のSSDを選ぶのがおすすめです。

また、高画質4K映像を使った動画を作成する予定の場合、どの程度の録画時間が必要になるかでSSDストレージの容量を選びましょう。4K映像は、1TBのストレージだと約64時間分の録画ができると言われているため、この基準を元にストレージ容量を選ぶといいでしょう。

SanDisk（サンディスク）は、アメリカ合衆国に本籍をおくSDカードやフラッシュメモリーを中心に製造を行うメーカーです。持ち運びに便利なSSDが欲しいなら、コンパクトでありながら超高速転送もできるサンディスクのSSDがおすすめ。windowsとmacのどちらにも対応しており、汎用性の高さも魅力です。

Western Digital（ウェスタンデジタル）は、HDDの定番メーカー。かつては入出力装置なども開発していましたが、1990年からハードディスク専業メーカーとなっています。

容量やサイズが豊富なラインナップを取り揃えており、Blue・Red・Black・Gold・Purpleとそれぞれ色分けされているので、さまざまなシーンに合わせて選びやすいです。

Crucial（クルーシャル）は、世界屈指の半導体メーカーマイクロン・テクノロジーが展開するメーカーです。ゲーミングメモリーシリーズも展開しており、ゲーマーから一般ユーザーまで幅広い支持を受けています。

高い品質が魅力で、また保証期間が長めに設定されているのではじめてSSDを購入する方にもおすすめのメーカーです。

動画編集用の高速処理を実現するには、動画編集用のPCを購入してしまうのもおすすめです。後付けしなくてもSSDが最初から搭載されたモデルが手に入ります。最近は、M.2 SSD搭載タイプが多く出そろってきています。

「M.2」とは、コンピュータに内蔵される拡張カードにおいて接続端子となる規格で、SSDの新しいインターフェースでもあります。タブレットやウルトラブックなどの普及に合わせて、ストレージ用面積を小型化する目的で開発されたM.2はIntel 9シリーズ以降のマザーボードで採用が始まり、Serial ATAやPCI Expressなどさまざまなものに対応しています。

M.2 SSDは、マザーボード上のスロットに直接差し込む基盤の形をしており、基盤の種類によって3つの種類があります。

動画編集向きのパソコンを簡単に紹介していきます。パソコンショップで動画編集用のパソコンを購入すれば、ほとんどの場合SSDが搭載されています。もちろん、上記で紹介したM.2 SSDを搭載したパソコンも出そろってきています。

SSDの寿命は一般的に5年と言われています。使用頻度によって変わりますが動画編集など書き込みや読み込みが多い作業はSSDの負担も大きく寿命も早くなってしまいます。その為パソコンに内蔵されているSDDの使用をなるべく避け、外付けのSSDを活用して動画編集するのがおすすめです。

SSDの寿命をはやめてしまう大きな要因の一つは湿気です。動画編集などはパソコンの負担が大きく発熱するので、高温多湿に弱いSSDはダメージを受けやすいです。SSDを高温多湿にしない為になるべく湿気が少ない場所で作業しましょう。

その他なるべく不要なデータは消去し使用後はパソコンをシャットダウンさせSSDを休ませると長持ちさせられます。

SSDの使い方を解説します。まずはSSDとPCをケーブルで接続します。接続したらパソコン画面でSSDが接続されているのか確認してください。接続できているのを確認できたらSSDに保存したいデータをSSDに移動しましょう。

動画編集のお供に大容量タイプのSSDストレージが加わると、いろいろな手間やストレスから解放されます。動画編集は地道で大変な作業だからこそ、ストレージ容量に足を引っ張られるのはもったいないです。余裕のあるSSDストレージを手に入れて、快適な環境で動画編集に集中しましょう！